レイチェル・ペーパー

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解説

ロンドンを舞台に、大人への入り口で青年が経験する女性への憧れと幻滅を描くラブ・ストーリー。エグゼクティヴ・プロデューサーはエリック・フェルナー、製作はアンドリュー・カーシュ、監督・脚本は本作がデビューのダミアン・ハリス、撮影はアレックス・トムソンが担当。出演はデクスター・フレッチャー、ジェームズ・スペイダーほか。

1989年製作/イギリス
原題:The Rachel Papers
配給:松竹富士

ストーリー

20才を目前にした悩み多き若者チャールズ・ハイウェイ(デクスター・フレッチャー)はある夜ナイトクラブで出会った“夢の女性”レイチェル(アイオン・スカイ)のハートを射止めるべく必死の作戦を展開する。レイチェルには既にデフォレスト(ジェームズ・スペイダー)という恋人がいたが、チャールズはお構いなし。レイチェルを父親の結婚25周年パーティに招待し、二人きりになるチャンスをうかがうが、そこへデフォレストが現われ、レイチェルを連れ去ってしまう。チャールズは絶望の淵に沈むが、義兄ノーマン(ジョナサン・プライス)の助けもあって、ついにレイチェルと結ばれる。二人は同棲を始めるが、チャールズはレイチェルがだんだん普通の女の子に見えてくる。今まで気づかなかったアラも目につきだし、彼女とのセックスも以前ほど興奮を感じなくなった。二人にとって同棲はもう意味をなさなくなっていた。そしてレイチェルは家に帰っていくが、その日チャールズはついに他の女の子をひき入れてしまう。そのことをレイチェルに知られ、二人の間は決裂する。数カ月後二人は以前デートをした美術館で偶然出会うが、ただあいさつをかわすだけだった。二人はすでに新しい生活を歩み始めていた。

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映画レビュー

3.5Say Anything...のかげに隠れちゃった佳作

津次郎さん
2021年7月8日
PCから投稿

むかしのジェームズスペイダーはほんとにヤなやつで、役もそんな役回りばかりで、きらいと言ってしまうのもやぶさかではなかったが、歳をかさね肥えて禿げ、すきな俳優になった。

かつては「冷淡なイケメン」のポジションだけだったが、おそらくご自身が、容色の変化にきづいて、スタイルを変えたはずである。意識して二枚目を捨てた──にちがいない。

転換期はボストンリーガルのころだろう。中年太り気味で、すくなさが目立つ髪になったが、キャラクターは、だんぜん陽気になった。レッド役にしても、苛烈なことばっかしやるのに、自信満々かつ飄々として、いやみがない。

が、そのブラックリストがいまはスペイダーの代名詞になっていて、映画ではかつてと比べて、目立ったものがなくなった。

ところでエイジオブウルトロンを見た後の、わたしにとって最大の疑問は、いったいジェームズスペイダーがどこに出ていたのか──だった。
検索したら、キャプチャスーツを着こんだ彼の製作動画があった。ウルトロンだった。声だけじゃない。モーションキャプチャで、まさしく演:ジェームススペイダーがウルトロンだった。

その動画はダウニーJrやエヴァンスやラファロが、スペイダーに敬服している様子がかいま見える、興味ぶかいものだった。──キャリアがダウニーJrと同等のスペイダーが、敵役なんだけど、アベンジャーズの面々に歓待を受ける──という楽しい内幕動画になっていた。

『first day when he gives his speech at the party i know all of us were kind of eager to be the audeience and just to spectate and just watch him perform and its really exciting because it was really good and really intimidating』(byクリスエヴァンス)
さいしょの撮影のとき、出演者みんなが彼の演技を熱心に見ていたよ。興奮したね。やたらうまいし、そりゃもう圧倒的だったよ。(雑ぱくな意訳)

あとになってredditで海外のコメントを見ていたら、たいていのアメリカ人はジェームズスペイダーがどこに出ていたのかを疑問視していないようだった。つまり、声ですぐにわかったよ──という発言が多数あった。
そしてそう言われてみると、ウルトロンはたしかに声でスペイダーとわかる──のである。わたしは、ああどうしてわかんなかったんだろう──と、くやしく思った。

The Rachel Papersには、まさにヤなやつ真っ盛りだったころのジェームズスペイダーが出ていて、懐かしい。
人を見下した眼差しが若かりしころのジェームズスペイダーより巧い俳優はいない。
わかるだろうか、なんていうか、たったの一目で、あらゆる嘲弄を浴びせる目をする。
あんな目をされたら、とうてい居たたまれないな──という目をする、のである。

ただ、ここでは彼は脇役で、むしろ女優のアイオンスカイを覚えている。アイオンスカイは当時青春映画のスターで、いつもは口角の下がった、不服っぽい顔立ちなのだが、笑うと口角があがり、まるでリトラクターをつけてるように歯が見える。とても魅力のあるひとだった。

あちらでは、ジョンキューザックが大音量のラジカセをアタマの上に持ち上げるSay Anything...のシーンが「青春」をあらわすパロディになっていることが、よくある。The Rachel Papersと同じ制作年でいずれもアイオンスカイがヒロインをつとめていた。

女たらしで軟派な役どころのデクスターフレッチャーが苦労してヒロイン(レイチェル=アイオンスカイ)を落とすのだが、いったん付き合ってみると、ズボラな女だと解って嫌気がさす──といった展開の話。イギリス男(フレッチャー)とアメリカ女(スカイ)の対比でもあり、腑に落ちる映画だった。個人的にとても思い出深い青春映画。

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津次郎
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