ラピッド・ファイアー
劇場公開日:1993年2月20日
解説
シカゴ・マフィアと東南アジアの麻薬シンジケートによるヘロイン紛争に巻き込まれる美術学生の姿を描くサスペンス・アクション。監督は「オペラ座の怪人(1990)」のドワイト・H・リトル、製作は「死の接吻(1991)」のロバート・ローレンス、エグゼクティヴ・プロデューサーは「48時間PART2 帰って来たふたり」の脚本家のジョン・ファサーノと「エルム街の悪夢3 惨劇の館」のジェラード・オルソン、脚本は「ハロウィン4」のアラン・マッケルロイ、撮影は「ベビーシッター・アドベンチャー」のリック・ウェイト、音楽はクリストファー・ヤングが担当。主演は「燃えよドラゴン」で世界的なカンフー映画ブームを起こし、32歳の若さで急死した伝説的アクション・スター、ブルース・リーの遺児ブランドン・リー。なお、そのブランドン・リーは1993年3月31日に主演映画「クロウ 飛翔伝説」の撮影中に模擬弾を腹部に受けて28歳で死亡。本作品が遺作となった。
1992年製作/アメリカ
原題または英題:Rapid Fire
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1993年2月20日
ストーリー
ロサンゼルスの美術学生ジェイク・ロウ(ブランドン・リー)は、CIAのカラテ教師だった父が、天安門前で虐殺される現場に居合わせた過去を持つ。ジェイクは予想もしなかったヘロインをめぐる紛争事件に巻きこまれた。モデルの女の子と行った画廊で、シカゴ・マフィアのボス、アントニオ・セラノ(ニック・マンキューソ)に画廊の主人が殺されるのを目撃したのだ。セラノ一味の追跡を逃れたジェイクはFBIに保護されて証人としてシカゴにやってくるが、なぜかFBIの男たちに狙撃される。騒動を知ったシカゴ警察の女性刑事カーラ(ケイト・ホッジ)と上司ライアン(パワーズ・ブース)と知り合ったジェイク。ライアン刑事はFBIとマフィアの裏取引を突き止め、ジェイクを囮にして一味の麻薬の取引方法を暴く作戦に出るが、それに気づいたセラノたちと銃激戦になる。ジェイクはセラノを追いつめ、カラテで倒すが、留置所の中で、セラノは暗殺されてしまう。東南アジアの麻薬王タゥ(ツィ・マ)がシカゴにいることを知ったライアンは、巨大なランドリー工場がヘロイン供給基地になっていることを知り、変装したジェイクを潜入させた。しかしライアンとカーラはタゥの捕われの身となり、救出に駆けつけたジェイクに助けられるが、ライアンは撃たれてしまう。タウ一味と死闘を繰りひろげたジェイクは、高架線上の闘いで一味を倒し、炎に包まれた場の中からライアンを助け出すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ドワイト・H・リトル
- 脚本
- アラン・マッケルロイ
- 原案
- アラン・マッケルロイ
- Cindy Cirile
- 製作総指揮
- ジョン・ファサーノ
- ジェラード・オルソン
- 製作
- ロバート・ローレンス
- 撮影
- リック・ウェイト
- 美術
- ロン・フォアマン
- 音楽
- クリストファー・ヤング
- 編集
- ギブ・ジャフェ
- 衣装デザイン
- エリカ・エデル・フィリップス
- 字幕
- 岡枝慎二