ライトスタッフ

ALLTIME BEST

劇場公開日:1984年9月8日

解説・あらすじ

トム・ウルフによる同名ベストセラー・ノンフィクションを、フィリップ・カウフマン監督が映画化した群像ドラマ。59年から63年にかけて実施されたマーキュリー計画(アメリカ初の有人宇宙飛行計画)の飛行士に選ばれた7人の男たちの友情や苦悩と、47年に人類で初めて音速の壁を破った孤高の戦闘機パイロット、チャック・イェーガーの生き方が対照的に描かれる。出演はサム・シェパード、スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドほか。

1983年製作/193分/G/アメリカ
原題または英題:The Right Stuff
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1984年9月8日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第8回 日本アカデミー賞(1985年)

ノミネート

外国作品賞  

第41回 ゴールデングローブ賞(1984年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

4.5「ドリーム」と併せて観ておきたい一本!

2017年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

完全版だと200分近い上映時間となるこの歴史的な偉業を描いた超大作。単なるアメリカ万歳ではなく、人類初の宇宙飛行士となるべくしのぎを削った7人の姿を描くと同時に、冒頭やクライマックスのかなりの部分を“そこには加わらなかったもう一人の男”を描き出すために力を注ぐ。宇宙ではなく、あくまで地球上で音速の壁に挑戦し続ける彼、イエガーの存在感が、何か言いようのない余韻を残し、本作を唯一無二のものへと至らしめているのは言うまでもない。この部分に香る、”最後のカウボーイ”ともいうべき郷愁は、本作が伝統的なアメリカ映画の系譜を継ぐものであることの証でもある思う。

ちなみにこの宇宙開発の歴史の流れはちょうど『ドリーム』とも重なるし、“これまで陽の目を浴びなかった者たち”に光をあてるというテーマ性も共通するものがある。両作を併せて観ることで、この時代をめぐる光と影を多角的に深く理解することにつながるはずだ。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
牛津厚信

3.0最高の俳優陣が揃う

2025年5月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

興奮

チャック・イェガー(サム・シェパード)のかっこよさ、アカデミー賞受賞の音楽、歴史的事実に基づいたロマン、莫大な予算、これだけ揃ったこの作品は見るたびに不思議な感覚にとらわれる。1983年よりもっと前に作られた映画のような古さを感じる。理由がわからないのだが、何か素人臭い手薄な感じがする。傑作と絶賛してる人は男のロマンに引っ張られ過ぎ。冷静に見て映画作品としてまとまりの無い妙な作品。そして数年おきに鑑賞する好きな作品。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ブロディー署長

3.5音速と宇宙への挑戦の歴史がロマン的に書かれてる。ちなみにホタルはおしっこ。は

2025年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

知的

Great Americaへの挑戦とも言える。米ソ軍拡の象徴。多分、こんな時代はトランプでは来ない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
four7777

4.5やっぱり面白い、メインテーマ曲に胸熱

2025年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

知的

 1947年、チャック・イェーガーは人類初のマッハを超えた。その後、宇宙開発競争でソ連に遅れをとったアメリカは、マーキュリー計画で七人の宇宙飛行士を養成。計画に参加できなかったイェーガーと宇宙飛行士の物語。
 久しぶりで、何度目かの鑑賞。やっぱり面白いです。冒頭のマッハ超えのシーンは、「トップガンマーヴェリック」を思い出しました。オマージュなのかな。チャック・イェーガーの名前は、マンガ「キリン」でおまじないのように語られていました。
 ユーモラスなところがいくつかあります。宇宙飛行士の候補に、帰還時に着水するからサーファーが、バランス感覚が優れているから曲芸師が、スピードと炎に慣れていてヘルメットを持っているのでレーサーが、と提案されます。ふざけているのか、本当だったのだろうか。あれは何だったのか疑問が残るホタルは、尿だそうです。
 ジョン・グレンの家族と友情のシーンがいい。彼らの勇気を称えるメインテーマが名曲、すばらしい。
 サム・シェパードが演じるチャック・イェーガー
 スコット・グレンが演じるアラン・シェパード
 エド・ハリスが演じるジョン・グレン
 チャールズ・フランクが演じるスコット・カーペンター
 スコット・ポーリンが演じるディーク・スレイトン
配役は名前で遊んでたのか。
 劇中でガス・グリソムのその後が語られます。他、チャック・イェーガーは、ウィスキーを勧める老人として本人が出演。アラン・シェパードは、月を歩いた最高齢の人に。ジョン・グレンは、上院議員になったあと77歳で再び宇宙に。劇中で七人の中で最後に宇宙へ行ったのがゴードン・クーパーでしたが、実際はディーク・スレイトンで、しかもアポロ計画よりも後。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
sironabe