歓びの毒牙(きば)

劇場公開日:

歓びの毒牙(きば)

解説

イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェントが1969年に手がけた監督デビュー作。アメリカの作家フレドリック・ブラウンの小説「通り魔」を原作に、ローマで発生した連続殺人事件に巻き込まれたアメリカ人作家が事件の謎を追う姿を独特の映像美学で描く。

イタリアを訪れたアメリカ人作家サム・ダルマスは、ローマのギャラリーで起こった殺人未遂事件を目撃する。近ごろローマでは金髪女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生しており、今回の事件もその犯人によるものと思われた。警察に関与を疑われ帰国できなくなったサムは、事件現場で耳にした鳥の鳴き声を手がかりに真相を解き明かそうとするが……。

主人公サム役に「豹 ジャガー」のトニー・ムサンテ。後に「地獄の黙示録」などを手がけるビットリオ・ストラーロが撮影、「ニュー・シネマ・パラダイス」などを手がけるエンニオ・モリコーネが音楽を担当。アルジェント監督がキャリア初期に手がけ、いずれも原題に動物の名が含まれることから「動物3部作」と呼ばれるシリーズの第1作。2024年、特集上映「ダリオ・アルジェント動物3部作」でリバイバル公開。

1969年製作/97分/G/イタリア・西ドイツ合作
原題または英題:L'uccello dalle piume di cristallo
配給:キングレコード、Cinemago
劇場公開日:2024年11月8日

その他の公開日:1971年10月26日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7

(C)TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.0ジャッロ、だな。

2024年11月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

犯行現場をみて何か見落としている事がある、アルジェントの定番パターンの様な気もするが見る側もいろいろ想像して作品にのめり込めるから楽しい。ただ、目撃者目線で最後まで行くから無理なこじつけも発生、まあ、しょうがない。音楽も独特、というかアルジェントスリラーだなー、と。何はともあれアルジェント作品は魅力的。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
peanuts

4.0美しい

2024年11月16日
Androidアプリから投稿

光と影と色彩、なんと官能的な映像だろう。ストーリーも面白い。映画の美や愉しさを語るうえではどうでもいいとも言える、犯行動機の説明も、最後にさらっとされているのがよかった。もう一回見たい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ouosou

4.0いくつもの印象的なビジュアルが鮮烈! 衝撃の初監督作品

2024年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ITOYA

3.0269 師匠!グダグダなのは歓びです。

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

1971年公開
アルジェント師匠のデビュー作
大スクリーン(でもないか)で初鑑賞。
イタリアンホラー大御所ではなくこの人のジャンルは
ジャッロね。(サスペリアはたまたまホラーを撮った)
「サスペリア2」と構成は同じ。
となると「サスペリア2」はそれなりにアップデート
されていたということですな。
にしても飛行機の時間をそんなにないがしろに
できるものなのか?
イタリア人とかアメリカ人的には電車に乗るのと
同じなのかね。
しかも搭乗あと6時間後なのに往復3時間の田舎に
「ちょっと(素人的に)調査してくるわ」
ってないわー
このあたり脚本的にも超適当なところは師匠の
デビュー作から確立されておりました。
だいたい師匠の犯人って意外やけどわかってるし
超まぬけやし、というのが定番ですが
本作も全くもってそのとおりなのは笑う。
60点
初鑑賞 2024年11月13日 アップリング京都

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NWFchamp1973