ウェディング・バンケット

劇場公開日:

解説

「推手」「恋人たちの食卓」とあわせて“父親3部作”といわれるアン・リー監督のヒューマン・ラブ・ストーリー。アメリカに帰化した台湾出身のウェイトンはビジネスでも成功を収め、ゲイの恋人サイモンと幸せに暮らしている。しかし彼がゲイだとは思いもよらぬ両親が台湾からやって来ることになった。ウェイトンは両親を安心させるために、グリーンカード目当ての中国人女性と偽装結婚することになるが……。主人公たちの奇妙な三角関係のなかに、中国の伝統的な考え方とゲイ、国籍問題、親子の絆などを見事に表現した斬新なタッチの人間ドラマ。

1993年製作/109分/台湾・アメリカ合作
原題または英題:喜宴 The Wedding Banquet
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1993年12月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第66回 アカデミー賞(1994年)

ノミネート

外国語映画賞  

第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

4.0アン・リー監督とラン・シャンによる父親三部作二作目

2024年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時に…観てた…はず。たぶん。
ラン・シャンさま〜。
重くなりそうな要素が多いのにユーモアで包んで辛くならない。考え方の違いを乗り越えたなら、きっともっと良い関係が作れると思いたい。

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なお

4.0公開当時に観たかったかも

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

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こまめぞう

3.0嘘から出たまこと(真実)

2018年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

 四年前に同じ劇場で観ている。そのことを忘れているが、映画の中身は忘れていない。アン・リーの作品にはそれだけの力がある。
 台湾出身のゲイの青年が、そのことを両親に知られたくはないということで、中国出身の女性との偽装結婚をでっち上げる。
 嘘で塗りかためられた息子の生活だが、息子の結婚を祝福する思いが溢れる両親。異国の習慣に戸惑い、落胆しながらも、息子を案じ、かつその成長した姿を頼もしく感じている姿は、洋の東西を問わず、時代を超えた老親の心境であろう。
 ほんの束の間の偽りのはずが、いろいろな想定外の出来事の積み重さなりによって、人生や家族の本当の姿を浮き彫りにしていく。
 本当の自分を知って貰いたい気持ちに気付く息子。息子の本当の姿に気付く父親。この二人がそのことを互いに告げ合うことはない。
 何も言わず、よく理解し、深く受け止めてくれる父親に目頭が熱くなる。空港で別れる親子の姿に、自分の父のことを重ねない観客はいまい。
 中国語圏にはあるのだろうか。「嘘から出たまこと」という言葉が。

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佐分 利信

3.5面白かったよ

2014年12月14日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

昔、評判でみたかったのに見ていなかった作品。時代を感じる、景色、洋服がなんとも懐かしい。フェイクマリッジ、中国の家族と伝統、ニューヨークとのギャップ、わかりやすく、面白く描かれて良作。

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サマースノー