行きずりの二人

劇場公開日:

解説

「パリのめぐり逢い」のクロード・ルルーシュが、脚本・監督にあたったサスペンス・ドラマ。撮影はパトリス・プージェ、音楽はシャンソン界の若手シンガー、ダニエル・ジェラードがあたっている。出演は、ルルーシュの長編第一作「男の特性」で起用されたジャニーヌ・マニャン、新人ギイ・メレッス。製作は「ピアニストを撃て」のM・ブロンベルジェ。

1965年製作/フランス
原題:L' Amour avec des si...
配給:松竹映配
劇場公開日:1968年2月10日

ストーリー

終身刑で服役中だった、兇悪な婦女暴行犯が、刑務所を脱走するという事件が起った。その夜、ドライブウェーを走り続ける一台の車があった。カー・ラジオからは、脱獄犯のことを伝えるニュースが報道され、十分注意して欲しいとの警告がなされていたが、運転している男は、まったく無表情だった。男は大雪注意報が出ているカレー海岸に車を向けた。海岸を出た男は空腹をいやすために、町はずれのカフェに立ち寄った。そこで男は旅行者風の一人の女にひかれて、その女の後を追った。目的もなく旅をする二人は、すぐに親しくなり二人はドライブを続けた。最初は女も、この正体不明の男を警戒していたが、しだいにうちとけていった。次の町で二人は、とあるレストランに入ったが、この店の主人は、この二人づれに疑惑を抱き、ひそかに警察に連絡した。刑事が来るまでの時間かせぎにと、主人は二人をもてなすのだが、その態度に不信を感じた二人は、いち早く車で去った。ノルマンディ海岸を過ぎ、その夜二人はあるホテルについた。二人は別々に部屋をとり、夕食後、それぞれの部屋に入ったのだが、もう他人とはいえないほど親しくなっており、数時間後、男は女の部屋に入っていった。二人の後を追って来た刑事は、二人がここに泊まっていることをたしかめると、すぐに捕えようとはせずカードをしながら朝の来るのを待った。翌朝、男は女のベッドで、刑事にゆり起された。刑事の話によると、女は男の旅行者を睡眠薬でねむらせて、その間に金目のものを盗む泥棒だったのである。男は再びドライブ旅行を続けた。カー・ラジオからは、脱獄犯が逮捕されたというニュースが流れていた。

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