サイレント・ムービー
劇場公開日:1977年2月19日
解説
現代にサイレント・ムービーを作ろうとする監督たちの奮闘サイレント喜劇。製作はマイケル・ハーツバーグ、監督は「ブレージングサドル」のメル・ブルックス、脚本はメル・ブルックス、ロン・クラーク、ルディ・デ・ルカ、バリー・レビンスンの共同、原案はロバート・クラーク、音楽はジョン・モリスが各々担当。出演はメル・ブルックス、マーティ・フェルドマン、ドム・デルイズ、バーナデット・ピータースなど。
1976年製作/アメリカ
原題または英題:Silent Movie
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1977年2月19日
ストーリー
時は1976年。映画の都はハリウッド。船長スタイルの往年の名監督ファン(メル・ブルックス)、飛行士姿のエッグス(マーティ・フェルドマン)、そしてデブのベル(ドム・デルイズ)は、真っ黄色のオープン・カーで、ビッグ・ピクチャーズ撮影所へ。今や大危機に直面している所長(シド・シーザー)に、ファンは「サイレント・ムービーを作りませんか」。今どき無声映画とあきれる所長だが、「大スター総動員では」のファンの言葉に、所長も大乗気。まずバート・レイノルズを口説きに大邸宅へ。セクシーな肉体にファン達はおタッチしたり、大男に化けたりして、出演OKへ。ついで肉体を鍛えるジェームズ・カーンに出演快諾を得ます。ファン達の次の目標はライザ・ミネリ。騎士の甲冑に身を包んだ3人は、レストランで食事中の彼女を口説きますが、甲冑が重くて食事はメタメタ。ついに甲冑をとれば、彼女はすすんでOK。アン・バンクロフトには、フラメンコ・ダンサーでアタック。クラブでの珍妙な踊りの後に快諾を得ます。パントマイムのマルセル・マルソーには、電話で一言「ノン」とことわられ、がっくりの3人。ふと所長の入院先の病院の窓から外を見ると、ポール・ニューマンが車椅子で日なたぼっこ。ファン達が車椅子で追いかければ、ニューマンは車椅子で逃げ、かくしてカーチェアー・チェイス。デッドヒードの末、ニューマンも出演したいとの事。調子にのったファンは「考えておこう」。一方、ビック・ピクチャーズの危機に目をつけたエンガルフ(ハロルド・グールド)とデボア(ロン・ケリー)は、お色気作戦でファンをメロメロに。お相手のビルマ(バーナデット・ピータース)に、ファンは結婚式まで夢みる始末。いよいよ零号試写日。エンガルフ一味の妨害にもめげず、体にフィルムのまつわりついたマーティを映写機がわりに、試写は始まり、大成功。かくして「サイレント・ムービー」全巻の終りでございます。
スタッフ・キャスト
- 監督
- メル・ブルックス
- 脚本
- メル・ブルックス
- ロン・クラーク
- ルディ・デルカ
- バリー・レビンソン
- 原案
- ロン・クラーク
- 製作
- マイケル・ハーツバーグ
- 撮影
- ポール・ローマン
- 音楽
- ジョン・モリス
- 編集
- ジョン・C・ハワード
- Stanford C. Allen
- 字幕
- 木原たけし
受賞歴
第34回 ゴールデングローブ賞(1977年)
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
---|---|
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | メル・ブルックス |
最優秀助演男優賞 | マーティ・フェルドマン |
最優秀助演女優賞 | バーナデット・ピータース |