ミスター・ノース 風をはこんだ男

劇場公開日:

解説

第一次大戦と第二次大戦の間の大平楽な時代のアメリカ東部の上流社会を舞台に、一人の希望に満ちた奇妙な青年の巻き起こす騒動を暖かく描いたハートウォーミング・コメディ。監督はジョン・ヒューストン。製作はスキップ・ステロフとスティーヴン・M・ハフト。エグゼクティヴ・プロデューサーと脚本はジョン・ヒューストン。脚本は他にジャネット・ローチとジェームズ・コスティガン。原作はソーントン・ワイルダーの同名小説、撮影はロビン・ヴィジョン。音楽はデイヴィッド・マクヒューが担当。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:Mr. North
配給:東北新社
劇場公開日:1989年4月21日

ストーリー

1926年。ニューポートのとある街を通りかかったセオフィラス・ノース(アンソニー・エドワーズ)は、そのままここで子供達の家庭教師を始めた。自転車でノースは寝たきりの富豪ボスワース(ロバート・ミッチャム)の邸宅に向かい、ボスワースに聖書を読んで聞かせる仕事を得る。屈託のなさに感心したボスワースは、ノースが体に静電気を蓄積する特異体質であることを本人から聞いた。玉突き場でヘンリー(ハリー・ディーン・スタントン)と知り合ったノースは、彼に好感を持たれ、未亡人のクランストン夫人(ローレン・バコール)を紹介される。クランストン夫人の下宿屋では、街の人々を紹介された。また、ノースはボスワーズ家のメイド、サリー(ヴァージニア・マドセン)が身分違いの恋に悩んでいることを聞き、それを励ました。ある日、彼は家庭教師先の少女(メアリー・スチュアート・マスターソン)の頭痛を静電気で治した。この事件をきっかけに街の人々はノースの滞在先のYMCAに殺到した。人々からやっとのことで逃れたノースだったが、今度はマクファーソン医師(デイヴィッド・ワーナー)から詐欺師として訴えられる。ボスワースとクランストン夫人の口添えで無罪となったノースは舞踏会に招待された。そこには御曹司との恋を実らせ上流階級夫人となったサリーがいた。舞踏会の席では、以前に一度会って、その美しさと気品に心を奪われていたボスワースの娘パーシス(アンジェリカ・ヒューストン)が来ており、2人はダンスを踊るのだった。

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