水着の女王
劇場公開日:1952年5月24日
解説
「世紀の女王」と同じくエスター・ウィリアムズとレッド・スケルトンが共演するテクニカラーのミュージカル1949年作品。製作も同じくジャック・カミングス、監督は「夢みる少女」のエドワード・バゼルが当たる。脚本は「世紀の女王」のドロシー・キングスレイ、撮影は「ショウ・ボート(1951)」のチャールズ・ロシャー、音楽監督はジョージー・ストール、歌曲はフランク・ローサー、ミュージカル・ナンバーの振付監督は「世紀の女王」のジャック・ドノヒューが夫々担当。なお歌曲中Baby It's Cold Outsideは49年度アカデミー歌曲賞をとった。助演者は「戦場(1949)」のリカルド・モンタルバン、「踊る大紐育」のベティ・ギャレット、「三銃士(1948)」のキーナン・ウィン、ザヴィエル・クガートとその楽園、テッド・デ・コルシア、マイク・マザーキらである。
1949年製作/95分/アメリカ
原題または英題:Neptune's Daughter
配給:MGM日本支社
劇場公開日:1952年5月24日
ストーリー
美貌の女社長イーヴ・バレット(エスター・ウィリアムス)が経営するネプチューン水着会社の共同出資社であり、宣伝を担当しているジョー・バゲット(キーナン・ウィン)は、宣伝方法について名案を思いついた。というのは、近くミドルブルック水球クラブで行なわれる同クラブのチームと南米チームの水球試合のあとで、水着のファッションショーを開こうという案で、イーヴも大乗り気、まずイーヴの姉のあわてもののベティ(ベティ・ギャレット)がクラブの下検分に出かけた。ベティはそこで南米チームのマッサージ師ジャック・スプラット(レッド・スケルトン)を、そのチームの主将ホセ・オルーク(リカルド・モンタルバン)だと勘違いして、モーションをかけに及び、ジャックは悦に入って主将になりすました。これを知ったイーヴは仕事のためには2人の仲を引き裂かねばと、ほんもののホセをよびつけたが、ホセには一向知らぬこと、かえって彼はイーヴに惚れて、2人はつき合いを重ねるうちに恋に落ちた。かくて2人のホセの出現が事をもつれさせ、遂に、南米チームは主将なしで試合をせねばならなかった。そこへ現われたジャックは、ベティのために有無を言わさず試合に参加させられ、生まれて初めての水球に珍技をふるうが、運よく味方に勝ちをもたらした。そこへ本物のホセが来て、すべての誤解は消え、2組の恋人同士の喜びのうちに、華やかな水上ファッションショーが開かれた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エドワード・バゼル
- 脚本
- ドロシー・キングスレイ
- 台詞
- レイ・シンガー
- ディック・チェビラット
- 製作
- ジャック・カミングス
- 撮影
- チャールズ・ロシャー
- 美術
- セドリック・ギボンズ
- エドワード・C・カーファグノ
- 音楽監督
- ジョージー・ストール
- 歌
- フランク・ローサー
- 録音
- ダグラス・シアラー
- 編集
- コットン・ウォーバートン
- 音楽演奏
- レオ・アーノウド
- 振り付け
- ジャック・ドノヒュー
- アソシエイト・テクニカラー・カラー・ディレクター
- ヘンリー・ジャッファ
受賞歴
第22回 アカデミー賞(1950年)
受賞
主題歌賞 |
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