マルセリーノ・パーネ ヴィーノ

劇場公開日:

解説

55年のスペイン映画「汚れなき悪戯」と同じ原作小説をもとにした、純粋な心を持った少年と修道士達の心温まる交流を描く感動作。監督は「ミラノの恋人」のルイジ・コメンチーニ、製作はマリオ・コトーネ、原作はJ・M・サンチェス・シルヴァの同名小説。脚本はコメンチーニとエンニオ・デ・コンチーニ。撮影はフランコ・ディ・ジャコモ、音楽はフィオレンツィオ・カルピ、美術は監督の娘であるパオラ・コメンチーニ、編集はラファエル・デ・ラ・キュエヴァ、衣裳はカロリーナ・フェラッラ。主演は5000人のオーディションの中から選ばれたニコロ・パオルッチ。共演は「ベル・エポック」のフェルナンド・フェルナン・ゴメスほか。

1997年製作/97分/イタリア・フランス・スペイン合作
原題または英題:Marcellino Pane Vino
配給:東宝東和
劇場公開日:1997年3月1日

ストーリー

17世紀イタリア、ウンブリア地方の田舎町。ある日、11人の修道士達は、キャベツ畑に置き去りにされていた可愛い赤ん坊を拾う。彼らは赤ん坊にマルセリーノと名前をつけ、自分達の手で育てることにした。やがて少年に成長したマルセリーノ(ニコロ・パオルッチ)は、ある旅芸人一座の少年と母親の愛情深い様子を見て、生まれて初めて「母親」の存在を知る。母親のいないマルセリーノは、修道院の聖母マリアの壁画に母親の面影を求めるようになる。しばらくしてマルセリーノは、子供のいない伯爵の家にもらわれていったが、そこでの暮らしは彼には耐え難いものだった。マルセリーノは修道院に逃げ帰ってしまった。修道士達は、追いかけてきた伯爵の家来からマルセリーノをかくまうために、彼を屋根裏部屋に隠した。そこでマルセリーノはキリストの磔像を見つける。マルセリーノは台所からこっそりパンと葡萄酒を持ち出して、キリスト像に差し出して祈った。「僕のママに会わせて下さい」と。するとマルセリーノは、静かに天に召されていった。

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