真昼の決闘

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

ゲイリー・クーパー扮する保安官が4人の無法者にたった1人で立ち向かう姿をリアルな描写で描き、1953年・第25回アカデミー賞で主演男優賞など4部門を受賞した傑作西部劇。ジョン・W・カニンガムの短編小説を基に「戦場にかける橋」のカール・フォアマンが脚色を手がけ、「地上より永遠に」などの名匠フレッド・ジンネマンがメガホンをとった。1870年、西部の小さな町ハドリービル。保安官ウィルは結婚を機に退職し、町を出ようと考えていた。そんな彼の元に、かつて逮捕した無法者ミラーが釈放され、仲間を引き連れて復讐にやって来るという急報が届く。ウィルは町の人々に加勢を頼むが、誰もがミラーを恐れ協力を拒否。ウィルはたった1人で4人を相手に戦うことを決意する。ヒロイン役には当時ほぼ無名だったグレイス・ケリーが抜てきされ、一躍注目を集めた。

1952年製作/84分/G/アメリカ
原題または英題:High Noon
配給:ユナイテッド・アーチスツ
劇場公開日:1952年9月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第10回 ゴールデングローブ賞(1953年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ゲイリー・クーパー
最優秀助演女優賞 ケティ・フラド
最優秀作曲賞 ディミトリ・ティオムキン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀脚本賞 カール・フォアマン
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.0愛する二人が黙って町を立去るラストシーンに…

2024年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「地上より永遠に」
「わが命つきるとも」
「ジャッカルの日」
「ジュリア」
など、たくさんの作品で魅了してくれた
フレッド・ジンネマン監督の作品がTV放映
されたので久々に観てみた。
この作品は“リアルタイム劇”として有名な
作品だが、そのリアルタイム性を
あまり意識することは無かったものの、
刻々と迫る正午(ハイヌーン)への
緊迫感を醸し出す装置として
機能していたようには感じた。

そもそもが、このストーリーは
現代では考えられない内容だ。
犯罪者が釈放後に仲間とつるんで
警察官に復讐にやって来るなんて、
行政側としてはたまったものではない。
当時の方々への同情を禁じ得ないし、
そんな時代に生きてはいないことに
感謝しかない。

それにしても、愛する二人が、
町の人々への不信感を持ったまま、黙って
町を立去るラストシーンは辛いものがある。
誰か一人でも
あと少しの勇気を振り絞っていれば、
全く別の展開になったはずの場面が
数多くあったことには、
自分も町の一人では、との想像にも繋がり、
現代にも通じる貴重な示唆に感じた。

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KENZO一級建築士事務所

4.0保安官バッジよりも大切なもの

2024年9月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

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TRINITY:The Righthanded DeVil

4.51人になっても、自分の信念は曲げない

2024年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

シンプルだが、いい映画だった。

周りがどうであろうとも、自分を貫く。

『燃えよ剣』の土方歳三にも通ずるものがあるね。

人生、こういう覚悟が大事なんだよな。

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藤崎敬太

5.0ハイ・ヌーン

2024年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

幸せ

主人公(ゲイリー・クーパー)は保安官だが、結婚を機に退職、街を離れるつもりだった。
ところが以前捕まえた男が恩赦で出所、仕返しのため街へ向かっているとのこと、仲間の三人は駅で出迎えていた。
新妻(グレイス・ケリー)はモルモン教徒、早く街を離れようと説得するが、夫は言うことを聞かない。
そして昼の12時、列車が到着、4対1の決闘が始まる。
何回観ても面白く、グレイス・ケリーのオールマイティ美女にうっとり。

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いやよセブン