魔人ドラキュラ
劇場公開日:1996年11月
解説
ハミルトン・ディーン及びジョン・L・ボルダーストン2人が脚本に組み立てたことにより舞台劇としても有名になっているブラム・ストーカー原作の小説を映画化したもので、「法の外(1930)」「鉄青年」の監督者トッド・ブラウニングが改作し、「河宿の夜」「法の外(1930)」のガレット・フォートが脚色し、ブローニング自身メガフォンをとった。主役を演ずるのは「心許すな殿方に」「反逆者」等に出演のベラ・ルゴシで助演者としては「ツェッペリン倫敦襲撃」「最敬礼」のヘレン・チャンドラー、「愛する権利(1930)」「摩天楼の銃声」のデイヴィッド・マナース、ドワイト・フライ、エドワード・ヴァン・スローン、「雷親爺」「怪紳士」のフランセス・デード、チャールズ・ジェラード、ジョーン・スタンディングその他が登場。撮影は「青春多恨」「姫君と武官」のカール・フロイントが担任。
1931年製作/アメリカ
原題または英題:Dracula
劇場公開日:1996年11月
その他の公開日:1931年10月(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
ストーリー
500年前に死去したはずのドラキュラ伯爵はトランシルヴァニアの彼の古城に夜毎現れていた。ドラキュラは恐るべき精気を持って死棺仲に生息していたのである。若い法律家のレンフィールは既にドラキュラの魔気にかかり彼の古城に招きよせられ、ドラキュラの命ずるままに死棺を英国行きの漁船に積んだ。途中、洋上で大暴風雨に会い、難破し彼ら2人はウィスピーの漁村に漂着したそして近所のカーファックス寺院の地下室にドラキュラの死棺は置かれた。半狂人となったレンフィールドは下僕の如くドラキュラが命のままに動き、夜毎ドラキュラは街に現れて若い女の生き血を吸い求めて歩いた。レンフィールドは遂に狂人病院に収容されたがドラキュラはミイラと化し、ある時は霧となって魔手を延ばした。ドラキュラはミナという美しい女性に近づき始めた。ミナの恋人ジョン・ハーカーと科学者のヴァン・ヘルシングはミナに魔が就いていることを観破し、そしてドラキュラの挙動を注意していた。最後にドラキュラの正体を見極めたハーカーとヘルシングは協力してカーファックス寺院の地下室を遅い暁近くドラキュラの生命を永遠に絶つことが出来たのである。と同時にミナも正気に帰りハーカーの胸に抱かれたのである。
スタッフ・キャスト
- 監督
- トッド・ブラウニング
- 脚色
- ギャレット・フォート
- 原作
- ブラム・ストーカー
- 原作戯曲
- ハミルトン・ディーン
- ジョン・L・ボルダーストン
- 撮影
- カール・フロイント