魔術師

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魔術師

解説

スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが、魔術師の旅芸人一座と彼らのトリックを暴こうとする役人たちが繰り広げる騒動を描き、ベルイマン初期の到達点とされる傑作喜劇。19世紀スウェーデン。魔術師フォーグラー率いる旅芸人一座が、ある町にたどり着く。暇を持て余していた領事エガーマンは彼らを屋敷に拘束し、警察署長や医師らの前で芸を披露させてそのトリックを見破ろうとするが……。ベルイマン作品の常連俳優マックス・フォン・シドーとイングリッド・チューリンがフォーグラーとその妻を演じた。第20回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。日本では1975年に劇場初公開。2018年の「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)でリバイバル上映。

1958年製作/99分/スウェーデン
原題または英題:Ansiktet
配給:ザジフィルムズ、マジックアワー
劇場公開日:2018年7月21日

その他の公開日:1975年7月5日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1958 AB SVENSK FILMINDUSTRI

映画レビュー

4.5魔術師一座の表と裏を描き出すことで、『仮面ペルソナ』と通底するテーマを掘り下げてみせた傑作。

2022年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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じゃい

4.0ジャンル映画的にも楽しい

2022年6月19日
Androidアプリから投稿

最初の抽象的な会話と顔アップでやっぱベルイマンとかと一緒で小難しいタイプというか、人生経験や環境として理解できないタイプの映画かなと思ったら、旅芸人、魔術映画としてもグイグイ楽しめた。主人公がカツラヒゲを取ると地味なプレミアリーグ選手っぽいというかケン・ローチに出てきそうというか、とにかく華のないおっさんなのが、面白い。旅芸人物では、半分買われる要素も含んだような関係が男の芸人でもあることが描かれる。あのお喋りデブの存在で前半だいぶ楽しめた。更にトリックも面白い。

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タカシ

3.5人は見たいものしか見ない

2022年3月19日
iPhoneアプリから投稿

医師を怖がらせる場面が良かった

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JYARI

3.0三谷幸喜作品を見ている気分

2021年4月22日
PCから投稿

シリアスな映画作家という印象のベルイマンですが、本作はかなり俗っぽかったです。 舞台をそのまま映像化した雰囲気で、三谷幸喜作品を観ているような気分になりました。 あぁ、これを舞台で観たらもっと楽しいんだろうなぁ…。 とはいえ構成も映像もかっちり作り込まれているのはさすが。 グレーのトーンも美しかったです。 評価はもう少し高くてもいいかなぁ…

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凪