ホワイト・サンズ

劇場公開日:

解説

ニューメキシコで発見された死体のを捜査するうちに、秘密工作や隠密行動のはびこる世界へ入り込んでしまう一人の男の姿を描く。ニューメキシコ全域で10週間を越えるロケ撮影を敢行した作品。監督は「追いつめられて(1987)」などのサスペンス・スリラーで定評のあるロジャー・ドナルドソン。脚本は「マイアミ・バイス」「パシフィック・ハイツ」のダニエル・パイン。撮影は「クロコダイル・ダンディー」のピーター・メンジース・ジュニア。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:White Sands
配給:東宝東和
劇場公開日:1993年1月23日

ストーリー

平凡な保安官のレイ(ウィレム・デフォー)は、ある日、ニューメキシコの荒野で、50万ドルを手にした不可解な死体を発見する。FBIの妨害に合いながらも、身元調査をしてみると、被害者はFBIのおとり捜査官であった。彼は、この一連の事件に興味を持ち、おとり捜査の代行をFBIに申し出る。スペンサーになりすましたレイは、サンタフェで、世界をまたにかける武器ディーラー、レノックス(ミッキー・ローク)に会う。レイを気に入ったレノックスは、仲間として彼を迎え、美女レーン(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)を紹介する。レーンはレイがスペンサーでないことを見抜いたが、素知らぬ顔で、彼を側近たちに紹介する。一方レノックスは数百万ドルが動く国際武器売買にレイを巻き込んでいった。すでに、おとり捜査の域を越えている自分の行動に当惑しつつも、レーンのとりこになっていくレイ。しかし、その裏では味方のはずのFBIが不審な動きを見せているのだった。誰が敵で誰が味方か、何が真実で何が虚構か分からぬまま、いつの間にか第一の容疑者に仕立てあげられてしまったレイは、すべてに決着を付けるべく、レノックスを純白の砂漠〈ホワイト・サンズ〉へおびき寄せる。レイはレノックスを銃で撃ち、車で去っていく。砂漠には一体の死体だけが残る。

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