フレンチ・キス
劇場公開日:1995年11月18日
解説
恋人を奪い返しにパリを訪れたアメリカ人女性の旅を描く、キュートなラブ・コメディ。全編、フランスでのオール・ロケーションを敢行、各地の名所を収めた映像も見どころ。「めぐり逢えたら」「星に想いを」など、このジャンルでは他の追随を許さないメグ・ライアンが主演と共同製作を兼ねている。監督は「わが街」「ワイアット・アープ」のローレンス・カスダン。脚本はアダム・ブルックス。製作はティム・ビーヴァンとエリック・フェルナー、キャサリン・ギャラン、メグ・ライアンの共同で、ライアンの主宰するプルーフロック・プロが製作協力に当たっている。撮影は4度オスカー候補となり、「ワイアット・アープ」などでカスダンとの名コンビを組むオーウェン・ロイズマン、美術は「クイズ・ショウ」「ネル」のジョン・ハットマン。音楽は「ジュニア」「ウォーターワールド」のジェームズ・ニュートン・ハワードがスコアを書き、ルイ・アームストロングの『ラ・ヴィ・アン・ローズ』、コール・ポーター作曲の『I Love Paris』などの名曲がフィーチャーされている。共演は「デーヴ」「殺したいほど アイ・ラヴ・ユー」のケヴィン・クライン、「レオン」のジャン・レノ、「Q&A」のティモシー・ハットン、「美しすぎて」のフランソワ・クルゼ、モデル出身の新星スーザン・アンビーら。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:French Kiss
配給:UIP
劇場公開日:1995年11月18日
ストーリー
青年医師チャーリー(ティモシー・ハットン)との結婚を目前に幸せの絶頂にいたケイト(メグ・ライアン)は、パリに出張中の彼から、電話で突然別れを告げられた。新しい恋をしたから婚約は破棄してくれと言うのだ。耳を疑う彼女は、極度の飛行機恐怖症を必死に克服して、パリに向かう。機内で隣の席に座ったフランス人のリュック(ケヴィン・クライン)は、初対面にもかかわらず、恐怖の原因は、人生や恋を恐れる臆病さだと言う。ケイトが眠った隙に彼は、カナダで盗んだダイヤのネックレスをブドウの苗木に隠して彼女のバッグに忍び込ませた。パリに着いたケイトは、ホテルで美女ジュリエット(スーザン・アンビー)と歩くチャーリーを目撃してショックを受ける。おまけに詐欺師のボブに持ち物全部を盗まれてしまう。そこへ駆けつけたリュックはボブのアパートで苗木を取り返すが、ネックレスはどうやらケイトが持ち去ったバッグの中らしい。チャーリーたちがカンヌへ向かったことを知ったケイトは夜行列車に乗り込み、リュックも後を追って合流する。夜が明けて列車がプロヴァンス地方の田園地帯を走る頃、ケイトがチーズの食べすぎで吐き気を催し、仕方なく二人は小さな駅で途中下車する。ここはリュックの故郷で、実家のブドウ園を賭け事で取られて以来、家族や親戚たちとはうまくいっていなかった。彼はいつか荒れ果てた土地を買い戻し、立派な農園にするのが夢だと語る。その時、既にケイトは彼が宝石泥棒だと知っていた。カンヌでもドジばかり繰り返すケイトを見かねて、リュックは恋の奪回作戦を授ける。じらし作戦が功を奏し、チャーリーはケイトをディナーに誘う。喜ぶケイトに刑事のジャン=ポール(ジャン・レノ)が声をかけ、明日、匿名でネックレスを返せば、彼を逮捕しないと約束する。そして夜。ケイトは自分がリュックを好きになっていることに気づく。ネックレスを返した彼女は、リュックと共に彼の故郷へ向かった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ローレンス・カスダン
- 脚本
- アダム・ブルックス
- 製作総指揮
- チャールズ・オークン
- 製作
- ティム・ビーバン
- エリック・フェルナー
- メグ・ライアン
- キャスリン・ギャラン
- 撮影
- オーウェン・ロイズマン
- 美術
- ジョン・ハットマン
- 音楽
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 音楽監修
- ピーター・アフターマン
- 編集
- ジョー・ハッシング
- 衣装デザイン
- ジョアンナ・ジョンストン
- 字幕
- 古田由紀子