ブルックリン物語

劇場公開日:

解説

ニューヨークの下町ブルックリンを舞台に、それぞれ独立した2つの愛のエピソード<ダイナマイト・パンチ><バクスター・レビュー/1933>を1つの映画にまとめて描く。製作総指揮はマーティン・スターガー、製作・監督は「ラッキー・レディ」のスタンリー・ドーネン、脚本はラリー・ゲルバートとシェルドン・ケラー、撮影はブルース・サーティーズとチャールズ・ロシャー、音楽はラルフ・バーンズ、美術はジャック・フィスク、振付は「キャバレー」のマイケル・キッドが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、レッド・バトンズ、バリー・ボストウィック、アート・カーニー、イーライ・ウォラック、ハリー・ハムリン、レベッカ・ヨーク、アン・ラインキングング、バーバラ・ハリスなど。日本語版監修は清水俊二。イーストマンカラー、スタンダード。1978年作品。

1978年製作/アメリカ
原題:Movie Movie
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1980年1月19日

ストーリー

<ダイナマイト・パンチ>ジョーイ・ポプチク(ハリー・ハムリン)は食糧品屋の息子で弁護士を志す真面目な青年。ある日、彼は、ボクシングのベテラン・マネージャーのマロイ(ジョージ・C・スコット)とピーナッツ(レッド・バトンズ)に認められボクサーになるようにすすめられる。一度は断わった彼だったが、妹の眼病の手術費用のためにボクサーの道に入った。またたくまに28KO1判定勝ちという戦績を誇ったジョーイは、一日も早く大金を手にしたいために、八百長屋のマーロウ(イーライ・ウォラック)の口車に乗り、悪いことにマーロウの情婦モラン(アン・ラインキングング)にのぼせあがってしまった。恋人ベツィ(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)はジョーイのもとを去った。ようやくマーロウのやり口に反抗し、試合にKO勝ちしたジョーイだったが、そのためにマロイがマーロウに殺害されてしまう。時が過ぎ、ベツィの愛を取りもどし、アンジェラの目が直ったころ、ジョーイは検事として法廷に立ち、マロイへの恩返しのようにマーロウに裁きを下すのだった。 <バクスター・レビュー/1933>ブロードウェイの大プロデューサー、スパッツ(ジョージ・C・スコット)は、医者から不治の病で余命がないと宣告された。彼の最大の夢は、人生最後のショーをヒットさせ幼なくして別れた1人娘に財産を残すことだった。キティ(レベッカ・ヨーク)は、スターを夢みてバクスター・レビューのオーディションをうけて合格、希望に燃えている娘だ。そんな時、彼女は、知り合った新米の会計係ディックと恋する仲になっていた。バクスター・レビューの看板スター、イソベル(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)は酒びたりでわがまま放題。レビューは彼女が原因で倒産に追いこまれてしまうが、キティの思いやりでなんとか乗り切ることができた。いよいよ開幕。イソベルの代役をひき受けたキティのおかげでショーは大成功。彼女を実の娘と知ったスパッツは、キティがスターになった姿を見ながら、意識を失っていった。(東宝東和配給*1時間46分)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジョージ・C・スコット
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