フランティック

劇場公開日:

解説

異国の地パリで突然消息不明となってしまった妻の行方を追うアメリカ人医師の姿を描くサスペンス映画。製作はトム・マウントとティム・ハンプトン、監督・脚本は「テス」のロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラックが共同脚本、撮影はウィトルド・ソボシンスキー、音楽はエンニオ・モリコーネが担当。出演はハリソン・フォード、エマニュエル・セイナーほか。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:Frantic
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1988年7月9日

ストーリー

リチャード・ウォーカー(ハリソン・フォード)と妻サンドラ(ベティ・バックレイ)は学会出席のためパリへやって来た。ホテルに到着したリチャードは、スーツケースが、空港で誰かのものと取り違えてしまったことに気づく。明日にでも取り替えてもらえば、と妻に言い残してシャワーを浴びるが浴室から出てみると妻の姿が見あたらない。ホテル近辺で路地裏から女性が連れ去られたという現場で、妻のブレスレットを見つけ不安を募らせる。真剣には取りあってはくれない警察に業をにやした彼は、自ら捜査に乗り出し、間違えられたスーツケースをこじあけ、<ブルー・パロット>と印刷されたマッチを見つけた彼は、その裏に“デデ”と記された電話にかけてみるが留守番電話だった。そこでデデのアパートヘ足を運ぶが、そこには血だらけになった彼の死体が横たわっていた。リチャードは留守番電話に録音されていたミシェル(エマニュエル・セイナー)という女性が、取り違えたスーツケースの持ち主であることを知り、会って話を聞いてみると、事件の鍵は、何者かが、彼女にデデ宛として手渡した<自由の女神>像にありそうだ。思う間もなくミシェルは、2人組の怪し気な男に襲われるが、リチャードの機転で彼のホテルに助け出される。そこに誘拐犯から妻を無事戻してほしければ<自由の女神>像を渡せと電話がかかってきた。2人は待ち合わせの場所へ急ぐ……。

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映画レビュー

3.0良く出来たサスペンスだと思う。

2024年11月10日
PCから投稿

出張でパリを訪問した米国人医師が、空港でスーツケースを取り違えてしまい、妻が失踪する。医師は、取り違えたスーツケースを求める若い女性とともに、妻探しに奔走する、、、。 異国の地で妻が失踪した男性が、現地警察や大使館の官僚的な対応に直面するなど、だんだんと追い詰められるさまを、とても分かりやすく描いたサスペンス・スリラーだ。 真相そのものは、好みが分かれるだろう。その一方、これは伝統的で古典的なスリラーだ。穏やかならぬ雰囲気の中、状況が徐々にエスカレートするさまを、ストーリーの進行とシンクロして描き切っている。 ハリソン・フォードは、困惑を隠せない主人公を熱演。素晴らしい演技だと思う。本作にスーパーマンは出てこないが、非日常的な状況に置かれた普通の人間の奮闘をリアルに描いた、よく出来たサスペンスだと思う。

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瀬戸口仁

4.0堅実、安心のサスペンス

2024年6月19日
PCから投稿

ポランスキー先生の特長はあまり感じられませんが、ヨーロッパを舞台にした格調高いサスペンスとして及第点の作品です。

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越後屋

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

4.0パリで困った、困ったハリソン・フォード‼️

2023年12月2日
スマートフォンから投稿

泣ける

怖い

知的

パリで妻を誘拐されたハリソンが、地理にも疎く言葉も通じないなか、奮闘するサスペンス・スリラー‼️言葉が通じない異国の地、荷物の取り違えがきっかけとなったり、ハリソンに協力する謎の美女ミシェル役のエマニュエル・セニエの存在感など、まるでヒッチコック監督を思わせる作品‼️ただサスペンスの切れ味はヒッチコック作品に及ぶべくもなく、ミシェルの間男を装うハリソンが簡単に悪漢にやられてしまうほど弱かったり、いたたまれないラストは印象的でしたが、全体的におとなしい演出のポランスキー監督でした‼️

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