ヒューゴ・プール

劇場公開日:

解説

不思議な魅力の青年によって愛に飢えた人々が癒されていく様を描いたハートフル・ドラマ。監督は「追跡者」の個性派俳優ロバート・ダウニー・Jr.(本作にも出演)の実父で独自の作風で知られるロバート・ダウニー。脚本はダウニーと彼の妻で難病のALS(ルー・ゲーリッグ病)で36歳の若さで亡くなったローラ・リニーの共同で、本作は彼女に捧げられている。撮影はジョゼフ・モンゴメリー。音楽はダニロ・ペレズ。出演は「アリッサ・ミラノの堕落の園」のアリッサ・ミラノ、「デッドマン・ウォーキング」のショーン・ペン、「Mr.マグー」のマルコム・マクドウェル、「アウトブレイク」のパトリック・デンプシーほか。

1996年製作/93分/アメリカ
原題:Hugo Pool
配給:東北新社
劇場公開日:1998年9月5日

ストーリー

プール清掃会社を切り盛りするヒューゴ(アリッサ・ミラノ)は、ある日仕事が大量に入りすぎて、麻薬中毒の父ヘンリー(マルコム・マクドウェル)とギャンブル狂の母親ミネルバ(キャシー・モリアーティ)に手伝いを頼む。ヘンリーはマフィアのチッカリーニの無理な注文に応じて遠く離れたコロラド川まで水を汲みにいき、不思議なヒッチハイカー(ショーン・ペン)と出会い、夢か現かわからない体験をする。一方、ヒューゴはエキストラを射殺した罪で現在保釈中の元映画監督フランツ(ロバート・ダウニー・Jr.)など奇妙な客をあしらっていたが、新しい客フロイド(パトリック・デンプシー)と出会う。ALSで車椅子生活を送っている彼は、彼女に自分の治療用のプールをつくってほしいと頼む。ヒューゴとヘンリーたちは前向きな彼に親しみを感じるようになる。フロイドによってチッカリーニの無理な注文にもこたえられ、彼の言葉から思いついて競馬場へ向かうヒューゴ一家。賭けはみごとに当たり、家族は久々に絆を取り戻す。ヒューゴとフロイドにも愛が芽生えていたが、ある日フロイドは世を去ってしまうのであった。

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