パルムの僧院

劇場公開日:

パルムの僧院

解説

フランスの文豪スタンダールの同名長編小説を、「肉体の悪魔」の人気俳優ジェラール・フィリップ主演で映画化。

1815年。ナポリでの勉学を終えた青年ファブリスは故郷パルムへ帰り、育ての親である叔母サンセヴェリナ公爵夫人のもとへ身を寄せる。サンセヴェリナ公爵夫人は、はつらつとした若者に成長したファブリスに心を奪われる。一方、典獄の娘クレリアはエルネスト4世主催の夜会でファブリスに一目ぼれするが、ファブリスは道化役者を殺して投獄されてしまう。そこでクレリアの存在に気づいたファブリスは、つらい幽閉生活の中で彼女と心を通わせていく。やがて、サンセヴェリナ公爵夫人は反王党派の協力を得てファブリスを脱獄させるが……。

「オルフェ」のマリア・カザレスがサンセヴェリナ公爵夫人、「罪の天使たち」のルネ・フォールがクレリアを演じた。監督は、後に「花咲ける騎士道」でもフィリップと組むクリスチャン=ジャック。

1948年製作/174分/G/フランス
原題または英題:La Chartreuse de Parme
配給:セテラ・インターナショナル
劇場公開日:2022年12月23日

その他の公開日:1951年2月6日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1947 SND (Groupe M6) - DISCINA

映画レビュー

4.0174分。長いならではの面白さがある映画だった。

2024年3月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

時間や経験で人が変わっていくところがじっくり描写されるのには良い長さ。

最初、<何なのよ、この軽い人たち…>と少々バカにしながら観ていた。しかし、彼らが思うようにならない点に折り合いをつけながら何とか自分らしく生きようとするところが、段々いじらしくなってきた。
最後の公爵夫人の最後のファブリスを助けるための行動は凄い。また変わらないだろうと思っていたファブリスがそれでも少しずつ変わっていったのが興味深い。3人とも、ままならない人生で自分なりの判断を下した。生きるというのは、面白いが難しい…。

おもしろさはスタンダールの原作によるところが大きいのだろうが、ここでは、美男美女が登場し、他にも表現力ゆたかな役者さんが多くて楽しい。(庭の鉄格子の向こうのせつない表情のファブリスは、女性なら放っておけないだろう…)看守役の男は個性的で惹きつけられたし、パルム大公も楽しかった。

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あま・おと

4.0有名古典小説の実写化

2023年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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SpicaM

3.5恋と冒険のファブリス青年のロマンチックな冒険活劇に、ジェラール・フィリップとマリア・カザレスの魅力満載

2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Gustav