バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト
劇場公開日:2024年1月19日
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解説
「キング・オブ・ニューヨーク」「フューネラル」などで知られるアメリカ・インディーズ映画界の鬼才アベル・フェラーラの代表作のひとつで、ニューヨークを舞台に、暴力と弱さのあいだで葛藤する人間と都市の暗部を描いた人間ドラマ。
ニューヨークに暮らす警部補のLTは、麻薬、賭博、買春など、警察官としてはもとより、人としてもあるまじき行為の数々に明け暮れている。ある日、教会の尼僧が強姦されるという事件が起こる。LTは野球賭博でできた借金を穴埋めしようと、懸賞金5万ドルがかけられた犯人を捕らえることに躍起になるが、被害者である尼僧が犯人を許そうとしていることを知る。賞金のためにも尼僧に犯人を告発するよう懇願するLTだったが、逆に彼女の信仰深さや敬けんさに触れ、おのれの弱さや罪深さに気づいていく。
1992年のカンヌ国際映画祭で上映されるも、ショッキングな描写や内容から賛否を呼んだ。不道徳な世界で生き、悪徳のかぎりを尽くしながらも、もがき苦しむ主人公LTを、「ピアノ・レッスン」「スモーク」などで知られるハーベイ・カイテルが怪演。
1992年製作/96分/R15+/アメリカ
原題または英題:Bad Lieutenant
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2024年1月19日
その他の公開日:1994年6月25日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アベル・フェラーラ
- 製作
- エドワード・R・プレスマン
- マリー・ケイン
- 製作総指揮
- ロンナ・B・ウォーレス
- パトリック・ワックスバーガー
- 脚本
- ゾー・ルンド
- アベル・フェラーラ
- 撮影
- ケン・ケルシュ
- 美術
- チャールズ・ラゴーラ
- 衣装
- デビッド・サワリン
- 編集
- アンソニー・レッドマン
- 音楽
- ジョー・デリア
受賞歴
第45回 カンヌ国際映画祭(1992年)
出品
ある視点部門 | |
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出品作品 | アベル・フェラーラ |