バッド・ボーイズ(1983)

劇場公開日:

解説

少年院を舞台に世間から恐れられている少年たちの内面を描く青春映画。製作はロバート・H・ソロ、監督はリック・ローゼンタール、撮影はブリース・サーティーズとドナルド・ソーリン、音楽はビル・コンティが担当。出演はショーン・ペン、アリー・シーディ、エリック・ガリーなど。日本版字幕は進藤光太。カラー、ビスタサイズ。1983年作品。

1983年製作/アメリカ
原題または英題:Bad Boys
配給:東宝東和
劇場公開日:1985年2月9日

ストーリー

大都会シカゴに注む16歳の高校生ミック・オブライエン(ショーン・ペン)は、札つきの非行少年。遂に少年刑務所送りとなった。彼が少年刑務所送りとなったその事件はかなり重いものだった。敵対するパコ(イーサイ・モラレス)のグループが、黒人グルーブと麻薬類の取引きをすることを知った仲間カール(アラン・ラック)の報告で、それを横取りしようと企むミック。しかし、パコの仲間が胸を撃ちぬかれ、カールもまた死んだ。パトカーに追われるミックは、動転のあまり1人の少年をはねとばしてしまう。′その死んだ8歳の少年はパコの弟だった。ミックは簡易裁判所で判決を受け、レインフォード少年刑務所送りとなったのだ。ミックを愛するクラス・メイトのJC(アリー・シーディ)ただ1人に見送られて、ミックは少年刑務所に向かった。15歳のユダヤ少年ホロウィッツ(エリック・ガリー)といっしょの部屋になったミックは、3人も人を殺したというホロウィッツに驚きの日を向けた。厚い扉の内側は、悪夢のような世界だった。しかしTVや飲物の設備は整い院内での人権は最大限に守られていた。ミックは、ボスを気取るヴアイキング(クランシー・ブラウン)とトウィーティ(ロバート・リー・フッシュ)にたえず睨まれていた。ある夜、ヴァイキングらに狙われたミックは、彼らを叩きのめし独房に放り込まれた。独房から戻った時新しいボスの座がミックを待ってい.た。ホロウィッツは副官だ。いつの間にか2人の間には友情が芽生えていた。一方シカゴでは、パコの復讐が始まっていた。JCは彼に犯され、その事を知ったミックはショックを受ける。JCに会うために脱走したミックは彼女に会い優しく慰めた。待ちかまえていたラモン監督官(レニ・サントーニ)に連れられてレインフォードに戻ってゆく彼。やがてパコがレインフォードに送り込まれてきた。そしてミックはパコとの死を賭けた最後の闘いを展開した。ナイフをふりかざすミック。振りおろしたナイフは、しかしパコをさけ床につきささった。ミックはパコに勝ったのだった。

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映画レビュー

3.5若き日のショーン・ペン

2024年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

過去の鑑賞記録つけてます。
DVD持ってて見ました。

若き日のショーン・ペンが演じるミック。
バッドボーイな彼が、敵対する少年達と抗争を繰り広げ少年院にぶちこまれる。
恋人が襲われ、少年院でも宿敵に鉢合わせ対決する話である。

バッドな面構え…。
やっぱりショーン・ペンは、ワルがよく似合う!

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ふわり

3.0日本劇場公開版は短縮版

2022年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今発売されているDVDソフトはオリジナルだが、
俺が観た当時は、日本公開版の短縮版(106分)しかソフト化されておらず、
わざわざ輸入版LDを取り寄せて購入してオリジナル版を観ました。
俺のようなショーン・ペンの大ファンなら、愛せる作品。
若き日の長髪ショーン・ペンが超カッコイイので(^O^)

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おじ

3.0塀の中の悪ガキ共

2022年7月1日
Androidアプリから投稿

年少が舞台の映画は何本か見たことあるが、それらを越える作品ではなかったな。
舞台がアメリカだから少年犯罪のスケールや年少内でのいざこざのエグさも日本よりは上だが、ぶっちゃけそれだけ。

もう少し少年達の内面の変化や成長が見たかったかな。
良かった点をあげるなら監守達。
教育者っつーか正しい道へ導いてくれる大人って感じが良かったな。

っていうか主人公やヴァイキングやパコなんかより爆弾魔の方がよっぽどヤバい。

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カミムラ

4.0ネンショーの王

2020年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

争いから生まれる暴力の連鎖に安まる暇もなく、そんな生活に疲れ、逃げ出したくなったのか?

ラストのオブライエンの表情からそう汲み取れるが、果たして更生への道に辿り着けるか?

彼女に対しての優しい気持ちはあれど、根っからの悪党ってイメージは拭えない、アメリカの量産された80's青春映画の中でもシリアスに描かれた不良少年たちに希望が見つからない。

イギリス映画「SCUM/スカム」に影響されたような救いのない陰鬱な雰囲気が少々、「初体験 リッジモント・ハイ」で能天気な不良サーファー、ジェフ・スピコーリを演じたショーン・ペンが正反対の不良少年ってより非行少年を、若かりしショーン・ペンの本気度が素晴らしい。

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万年 東一

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