初恋物語(1982)

劇場公開日:

解説

異母兄妹とも知らずに結婚したカップルをめぐるドラマ。ドン・P・バーンズが製作。エグゼクティヴ・プロデューサーはビリー・ハナとヴィック・ラモス。ジャニス・トンプソンとビリー・ハナの原案に基づき、デイヴィッド・フィッシャーが脚色し監督に当っている。撮影はジョン・ホラが担当。出演はマット・ディロン、シンデイ・フィッシャー、クリストファー・コネリー、マーガレット・ブライなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー、ビスタサイズ。1982年作品。

1982年製作/アメリカ
原題または英題:Liar's Moon
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1983年4月9日

ストーリー

テキサス州ノーブル。バブス(マーガレット・ブライ)が、診療所へ赤ん坊をつれて入ってゆく。医師は深刻な表情で彼女を迎える。それから18年たった1949年。高校を卒業して父の仕事を手伝っているジャック(マット・ディロン)は、祭りの夜、豚をつかまえる競技に参加する。その会場でジニー(シンディー・フィッシャー)に会う。彼女は土地の銀行家アレックス・ピーターンン(クリストファー・コネリー)の娘で、東部の高校を卒業して故郷にもどって来ていたのだ。その後、ジャックとジニーはまた出会い、互いにひかれてデートするようになってゆく。2人は夜、森で語りあう。ジニーは祖母から聞いた話をする。「恋人たちの月は輝き、うそつきの月は曇ってるって」。ジャックはジニーの家に招かれ、彼女の両親や祖父のタブマンに紹介される。娘のデート相手がジャックと知ると、父は何故かあわてて、ジャックではなくエール大の学生の方とつきあいなさいという。一方、ジャックも母のバブスからジニーとはつきあうなと言われる。やがて、ジャックの父が不慮の事故で死亡。アレックスは娘を東部の名門女子大ヴァッサーに進学させて、ジャックとの仲を裂こうとする。独立記念日のダンス会場で再会したジャックとジニーはその夜、駆け落ちする。ルイジアナ州にゆき、2人はそこで結婚式をあげた。ジャンヌ・デュボアが経営する下宿屋の一室が若夫婦のホーム・スイート・ホームとなった。ジャックは道路工事の作業員となり、ジニーは同宿の娼婦ローラ・メイの洗濯を引き受けたりして家計を助けた。アレックスは私立探偵をやとって娘の行方を探させた。やがて、ジニーは妊娠。ところが、彼女を診察した医師がノーブルの医師に記録を照会して、ジャックとジニーが異母兄妹であることが判明する。ジャックはバブスとアレックスの間に生まれた子供なのだ。その事実を知らされたジニーは絶望、ローラ・メイにもぐりの医者を紹介してもらい堕胎手術をうける。ジャックがもぐりの医者のところへ駆け込んで来た時、彼女は大量に出血していた。彼女を本物の医者にみせるために自動車を走らすジャック。ところが途中で、2人を追跡して来た私立探偵が邪魔をする。ジャックは彼を殴り倒して病院へ。病院の廊下でバブスが告白する。18年前、彼女とつきあっていたアレックスが彼女を捨てて金持ちの娘と結婚したことを恨んで、バブスは夫との間に生まれたジャックを、アレックスの子と偽り精神的にいじめていたのだ。診療記録は受け付けにいた親友のナンシーがうまく誤魔化したのだという。ジャックは怒り、アレックスとバブスはうなだれる。ジニーの治療が終り、危機は脱した。ジャックとジニーの愛は、ますます固いものになった。(日本ヘラルド配給*1時間45分)

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