盗みのプロ部隊

劇場公開日:

解説

ヨーロッパの盗みのプロが宝石を盗むという泥棒アクション。ミーノ・ローリの脚本から、ジュリアーノ・モンタルドが監督を担当。撮影はアントニオ・マカソーリ、音楽はエンニオ・モリコーネの担当。出演は「シンシナティ・キッド」のエドワード・G・ロビンソン、「ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング」のジャネット・リー、アドルフォ・チェリ、ロバート・ホフマン、など。製作はハリー・コロンボとジョージ・パーピ。

1969年製作/イタリア・スペイン・ドイツ合作
原題または英題:Grand Slam
配給:パラマウント
劇場公開日:1969年9月9日

ストーリー

南米リオのミッション・スクールで三〇年間教職をつとめあげたジェームズ・アンダース(E・G・ロビンソン)は惜しまれながら退職した。ニューヨークへとんだアンダースは高級ナイトクラブを経営するハイスクール時代の学友マーク・ミルフォード(A・チェリ)をたずねた。ミルフォードは悪いことなら一手引きうけの大型ギャングだ。だが、マジメ人間のアンダースから話を聞いて、さすがのミルフォードもびっくり。教職にあった三十年間、アンダースは教室の窓からブラジル・ダイヤモンド会社が年二回宝石を運びこんでいるのを見ていた。次回はカーニバルの前日一千万ドルのダイヤとエメラルドが運びこまれる。それをそっくりいただこうというわけ。三十年間に、アンダースは綿密な強奪プランを立てていたのだ。強奪には、四人のプロ泥棒が必要だった。ミルフォードに、その人選を依頼しに来たのだ。元ナチの下士官エーリッヒ・ワイス(K・キンスキー)はリーダー、ロンドンのグレッグは世界一の金庫破り、ローマのロッシはエレクトロニクスの大家、パリのオードリ(R・ホフマン)はダイヤモンド会社の秘書メリー・アン(J・リー)を誘惑する係。予定の三日前、四人組はリオに到着。カーニバルの前日宝石は予定通り搬入された。だが、金庫室には最新式の警報装置“グランド・スラム70”がとりつけられていた。オードリが秘書のメリー・アンから鍵を奪い、とりあえず行動開始。町はカーニバルで大にぎわいだった。四人は、巧みに行動し、まんまと強奪に成功。しかし、宝石箱は四人組からミルフォード、メリー・アンへ、最後に謎の人物へと転々と移されて行った。

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