ナイトホークス

劇場公開日:

解説

国際的なテロリストに挑む捜査官の活躍を描くサスペンス・アクション映画。製作総指揮はマイケル・ワイズとフランクリン・R・リービィ、製作はマーティン・ポール、監督はHeartbreak Winnerで監督デビューしたブルース・マルムース。デイヴィッド・シェイバーとポール・シルバートの原作を基にデイヴィッド・シェイバーが脚色。撮影はジェームズ・A・コントナー、音楽はキース・エマーソン、製作デザインはピーター・ラーキン、衣装はボブ・デモラとジョン・ファラベラが各々担当。出演はシルベスター・スタローン、ビリー・ディー・ウィリアムス、リンゼイ・ワグナー、パーシス・カンバータ、ナイジェル・ダベンポート、ルトガー・ハウアー、ジョー・スピネルなど。

1981年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Nighthawks
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1981年6月13日

ストーリー

大晦日のニューヨーク。今日もディーク刑事(シルベスター・スタローン)は女装して3人組の強盗を、相棒のフォックス刑事(ビリー・ディー・ウィリアムス)と共に捕えた。2人は囮捜査で名を上げている名刑事なのだが、そんな彼らをよく思わない連中も署内にはいた。同じ日のロンドン。あるデパートがテロリストに狙われた。犯人はウルフガー(ルトガー・ハウアー)と名のり、政府の植民地政策に対するテロ運動として、さらなる予告的声明を発言した。年が明け、離婚経験者のディークは、別れた妻でデザイナーとして働いているアイリーン(リンゼイ・ワグナー)を訪ね、真意を打ち明けるが、彼女は死と背中合せのディークの仕事に耐えられないと自分の気持を告げた。一方、ロンドンでは、ウルフガーと組織の男が警察の手入れをうけるが、マシンガンで逆に反撃し、逃亡した。その数時間後、血の海と化した現場を囲む警察陣の中に、テロリストを追い続ける国際刑事警察機構(インターポール)の警部、ピーター(ナイジェル・ダベンポート)の顔があった。一方、パリで仲間のシャッカ(パーシス・カンバータ)と会い、知れ渡った顔を整形したウルフガーは、ニューヨークヘ渡った。そのことを察知したハートマンは、ATAC(対テロリスト・アクション・コマンド部隊)に編入したディークとフォックスを部下に、捜査をすすめた。あるビルで起こった爆破事件をきっかけにウルフガーの居所をつきとめた2人は変装した彼を見やぶるが、追跡中にウルフガーが投げたナイフでフォックスが傷つき、彼は逃げのびた。数日後、ハートマンがシャッカに殺され、ロープウェイが彼女とウルフガーにハイジャックされた。ディークがゴンドラに乗り込み赤ん坊を助けるが、やがて、ウルフガーは脱出用の飛行機とバスを用意し政治犯を解放することを要求する。ATACの銃撃で運転を誤って川に落ちるウルフガー。しかし死体は発見されなかった。そして、いよいよウルフガーの魔の手はディークの身辺にものびてくる。何と彼の次のターゲットはアイリーンだ。彼女の家に忍び込んだウルフガーは、台所でかたづけをしているアイリーンを背後からナイフで襲う。その瞬間、アイリーンが振りむくと、何とそれは彼女に変装したディークだった。ウルフガーはその場でディークの発した銃弾で倒れるのだった。

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映画レビュー

3.0意外としっかり伏線回収

2024年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アマプラで無料視聴期間切れの作品の中に見つけたので数十年ぶりに観てみた。

アクション俳優として人気が定着し始めた頃のシルベスター・スタローンの刑事ドラマで、彼のキャリアの中ではかなりマイナーな部類に入ると思う。

スタローンはヒゲ面のイタリア系の刑事という事で、アル・パチーノの「セルピコ」を相当意識したのではないかと思ってる。(ストーリー自体のテイストは全く違うが)

まだ年齢も若くスリムで身体も軽そうに見えるが、危険で派手なアクションはロープウェイのシーン(今だと相当地味)くらいでほとんどない。
当時はCGを使う事はほぼなかったし、スタントも自分でやってたのかもしれないのでそれが限界だったのかも知れませんが。

そういう事情もあって刑事役のスタローンより無慈悲でサイコなテロリスト役のルトガー・ハウアーの方がダントツで印象が強く残る。

ハウアーはマジもんか!と思わせるくらい目つきがヤバく、ブレードランナーのレプリカント役でもその狂気ぶりを発揮しているが、本作では整形後の顔として出てくるのでよりその顔面の怖さが引き立つ。
ちなみに整形前は特殊メイクか別の役者が演じているのか全くわからないほどで、特殊メイクだとしたら当時の技術には驚愕する。

子供の頃から大好きだったTVドラマ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」ことリンゼイ・ワグナーが別居中の妻役で出演しているが、スタローンと同じくらいの身長というのが起用のポイントだったのかも知れない。

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カツベン二郎

4.0女装デカ

2022年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.0金髪の悪魔ルトガー・ハウアー

2022年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヨーロッパのテロリスト(ルトガー・ハウアー)がニューヨークに入り込む。
市警のやりて刑事(シルヴェスター・スタローン)は対策チームに入れられ、追跡が始まる。
悪役で見せる作品かな。

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いやよセブン

2.0少し華奢なスタローン

2021年9月7日
Androidアプリから投稿

シルベスター・スタローンではなく、ルトガー・ハウアー目当てで観賞。
若かりしルトガー・ハウアーはやっぱりセクシーで良い。そして相変わらず笑顔が怖い。

シルベスター・スタローンが主演だけど、ハードなアクション映画ではなく、サスペンス寄りの刑事物。この頃はまだ少し華奢だから女装もできる。
彼のアクション目当てならオススメはしない映画かな。
決して悪い映画じゃないけど、ちょっと物足りなかったな。

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カミムラ