ドランクモンキー 酔拳

劇場公開日:

解説

酔えば酔うほど強くなるという妙闘技“酔八拳”を使って宿敵を倒す若者を描くアクション映画。製作はウン・シー・ユアン、監督はユアン・ウー・ピン、撮影はチャン・ハイ、アクション監督はユアン・ウー・ピンが各々担当。出演はジャッキー・チェン、ユアン・シァオ・ティエン、ホアン・チョン・リー、ワン・チェン、リン・イン、シン・ティエン、リン・チャオなど。

1978年製作/111分/香港
原題:酔拳
配給:東映

ストーリー

清朝末期、広東の地にある小さな空手道場では、多くの若者たちが修業していた。その道場の息子フェイ・フン(ジャッキー・チェン)は若さとエネルギーをもてあまし、ひまがあると悪友と町を闊歩していた。そんなある日、町でならず者の3人組が、ヒスイ売りの親子をいじめているところに出くわし、思いっきり大乱闘、うさをはらして家に帰ると、さっきのならず者たちがホウタイをまいて殴り込んできた。しかし、そこでメゲるフェイではない。かえってケガ人をふやして追い返す乱暴ぶり。しかし、てんやわんやの大騒ぎの末、父親のウォンは、ついに堪忍袋の緒が切れて、ついにフェイを勘当してしまう。精神を鍛え直す特訓のあまりの厳しさにスタコラ逃亡した彼は、町に出たが先立つお金がない。食堂の用心棒にあわや半殺しの目に会わされそうになった時、ベロンベロンに酔っぱらった不思議な爺さんに助けられる。この爺さんこそ、フェイの父親の親友で達人のスウその人だった。彼は、酔えば酔う程無敵となる“酔拳”の極意をきわめた大家で、父親が、1年間の予定でフェイの個人教授を依頼したのだった。かくして、スウの特訓が開始された。あまりの苦しさに、またもやフェイは逃亡した。そんな彼の前に立ちふさがったのが、プロの殺し屋ティエ・シン。彼に最高の屈辱をうけ、今度は自ら志願して、スウの小屋にUターン。本格的な特訓がスタート。ひと通りのレッスンをすませて町に出たフェイは、前とは人が変ったように弱くなったシラフのスウを助けての活躍ぶり。スウは、ある夜、秘伝・酔八拳の極意をフェイに伝授した。その八つの酔神の型の美しさに見惚れながら、フェイは、すっかりマスターした。その頃、捧術使いの王と、殺し屋ティエ・シンが、ウォンの命を狙っていた。しかし、そこへ駆けつけたフェイが、死闘の末、酔拳を駆使してチィエ・シンたちを倒すのだった。

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映画レビュー

5.0拳法混乱ーーカンフージョン!

2022年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

ジャッキー・チェンの出世作。
飲めば飲むほど強くなる!
酔っ払い拳法で、血も涙もない殺人拳法家・無影掌の鉄心を倒すのだ!

【ストーリー】
田舎町で得意の拳法の腕に物言わせて楽しくすごしていた飛鴻(ヒコウ/フェイホン)だが、あまりの放蕩ぶりに拳法道場をいとなむ父から町を追い出されてしまう。
「酔八仙の達人、蘇化子に入門し、秘拳を身につけよ。酔拳を習得するその日まで、戻ることは許さん!」
と叱られるも、生来の性格ゆえか、飛鴻はどこに行っても遊んで嘘ついてケンカするばかり。
ところが酒屋で暴れた飛鴻を救った小柄な白髪の老人こそ、天下に轟く酔八仙の蘇化子だったーー!

いい映画にはいいテーマ曲が必要だーー何よりアクション映画においては。
当時稚拙だった香港映画の映画音楽&音響効果。
それを日本の優れたスタッフが補完した本作は、テレビで繰り返しヘビロテされ、男子の心をわしづかみにしました。
特に印象的なのは、四人囃子による名曲『カンフージョン(拳法混乱)』。
ジャッキーが戦う中その曲が流れると、空気が変わって大活躍、視聴する少年たちのボルテージはMAXに!
翌日掃除の時間、男子がホウキに殺到、ジャッキー気分で振り回して遊んで教師にカミナリとゲンコツおとされたあの心踊る思い出の曲……カンフージョンは自分たちにとって、酔拳の中で、もっとも大切なピースなのです。
残念ですが、近年の放送でカンフージョンが流れたことはなく、いくらアクションが優れていても、そこにあるのはただの古いカンフー映画。
カンフージョン挿入バージョンがもう一度放映されたその時、酔拳は本当の魅力を我々の前にあらわすのです。

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かせさん

5.0大好き

kさん
2022年8月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

また見たい

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k

3.5久しぶりに鑑賞 Part2

2022年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

これを初めて鑑賞したのは小学生の頃だった。
多分「スネーキーモンキー 蛇拳」の後だったと思う。
言うまでもなく、ジャッキー・チェンの出世作。
DVD持っているのに地上波をついつい観ちゃうんだよなあ。

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ヒックス伍長

4.0ただの傑作カンフー映画だと思ってはならない

あき240さん
2021年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

カンフー映画が世界的に人気なったのは1973年公開の「燃えよドラゴン」からだ
香港で1973年7月26日に初公開された
米国は同年8月、日本は12月の公開だった
主演は伝説の男ブルース・リー32歳
その彼が公開を待たずに死んでしまった
7月20日、公開の僅か6日前のことだ

その映画は世界的な空前の大ヒットになった
しかし折角注目を集めたカンフーの映画を誰が
ブルース・リーのあとを継いで演じられるというのか?
ただの俳優では多少訓練を積んだところで演じられるものではない
カンフーの技が出来たとしても、演技ができるのか?
その上スターとしてのルックスやオーラがなければならないのだ
そんな俳優どこにいるんだ?

だからカンフー映画自体、「燃えよドラゴン」の夢をもう一度と沢山撮られはしたものの、あのような大ヒットはでなくなってしまう

本作の主演ジャッキー・チェンは、1954年生まれだから、ブルース・リーの14歳も下
「燃えよドラゴン」公開時は19歳だった
やられ役として出演していたという
しかしその後は香港を離れて左官職人やコックなどをしていたという
俳優をあきらめたのだろう

その彼が1976年に呼び戻されて、カンフー映画に復帰する
ブルース・リーの後継者をさんざん探しまわっても見つからないその末に、やっと彼の名前を思い出してもらったのだろう
これが22歳

香港に戻って何本ものカンフー映画に出演するが当たらない
どうすれば当たるのか?彼の発案でコメディ路線で撮った1977年の「スネーキーモンキー 蛇拳」が初めてうけた
そこでその路線でさらに続けたのが1978年の本作
これが大ヒットしたのだ
まだ24歳だ

その後のことはご存知の通り
彼がいなければ、カンフー映画は死んでいたのだ

そうなれば、クエンティン・タランティーノ監督がキル・ビルを撮ることもなくなってしまうだろう

「プロジェクトA」も「香港国際警察」のような傑作アクション映画も生まれなかった
ワイヤーアクションが世界中に広まることもない
ジョン・ウー監督の香港ノワールも生まれてなかったろう
そうなれば、もしかしたら北野監督のノワール作品の成立にまで影響したかも知れない

それ程、本作とジャッキー・チェンの存在は世界中のアクション映画に恐るべき巨大な影響を及ぼしたのだ

ただの傑作カンフー映画だと思ってはならない

驚嘆すべき極限の身体アクションの連続は、芸術だ
それをみているだけで感動がある
すなわちアクションだけで感動をさせるということだ
そしてユーモア
どちらもそれは世界共通言語なのだ
東洋も、西洋もないのだ
世界市場が広がっている扉を開いたのだ

それを再発見した映画が本作だったのだ
シンプルだからこそ良いのだ
本作はこうみえて映画の革新であったのかも知れない

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あき240
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