酔拳2

劇場公開日:

解説

『燃えよジャッキー拳(広東小老虎)』(V)以来、主演20周年を迎えて、名実共に香港映画界のトップに立ったジャッキー・チェンが自身の原点に帰るべく、本邦初紹介作でもある彼の出世作「ドランクモンキー 酔拳」(78)の続編に16年ぶりに挑んだクンフー・アクション。前作に続き、清朝末期から中華民国初期に実在し、ツイ・ハーク監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズをはじめ無数の映画が作られてきた国民的ヒーロー、黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の青年期の活躍が描かれる。当時の建築物から衣装、風俗に至るまで、完璧に再現された点も見もの。監督は「少林寺三十六房」「阿羅漢」などでクンフー映画の基礎を築いた巨匠で、黄飛鴻の直系の弟子でもあるラウ・カーリョンが当たり、彼の正統派クンフー・アクション演出とジャッキー流のダイナミックな現代風アクションが融合し、クンフー映画の集大成的作品となった(武術指導はラウ・カーリョンとジャッキー主宰のアクション・チームが担当)。製作に当たり、スタントマン出身のジャッキーは、彼らの地位向上と保健制度の確立を目指して設立した香港スタントマン協会の製作とした。香港では94年の旧正月に公開され、彼の主演作中最高の4000万HKドル以上の興収を記録した。製作は「最後勝利」のエリック・ツァンと、エドワード・タン、バービー・トンの共同。脚本は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」のユエン・カイ・チー。撮影はチャン・ユウジョ、ジングル・マー、チャン・トンリョン、ウォン・マンワンの共同。音楽はウィリアム・フー、編集は「奇蹟 ミラクル」のチャン・イウジョー。共演はラウ・カーリョン、「アンディ・ラウ 神鳥伝説」のアニタ・ムイ、「九龍大捜査線」のティ・ロンら。「スター伝説」のアンディ・ラウが特別出演している。

1992年製作/101分/香港
原題:Drunken Master II 酔拳II
配給:東宝東和
劇場公開日:1994年12月10日

ストーリー

ある日、父のウォン・ケイイン(ティ・ロン)と一緒に薬材仕入れの旅に出掛けたフェイフォン(ジャッキー・チェン)は、列車の中で高名な軍人武術家のフク・マンケイ(ラウ・カーリョン)と出くわし、彼に泥棒と間違えられたために一戦交える。その際、フク・マンケイが持っていた中国皇帝の証である印章が、偶然フェイフォンの手に渡ってしまう。そんなこととは知らず、継母のリン(アニタ・ムイ)と街に買い物に出掛けた彼は、母の宝石をひったくろうとした賊と戦い、リンにそそのかされて父の戒めを破り、酒を飲んで酔拳を使って敵を撃退する。だが、これが厳格な父に知れ、フェイフォンは家を叩き出される。街の屋台で酔いつぶれていたところを一味に襲われた彼は袋叩きに遭い、自分の愚かさを恥じて改心する。その頃、フク・マンケイがフェイフォンを捜し当ててやって来た。彼は中国の国宝を根こそぎ国外に持ち出そうとする一味の陰謀を阻止しようとしていた。フェイフォンは彼に協力することを決意するが、その矢先、印章を奪い返そうとする敵組織の襲撃に遭う。印章は奪われ、フク・マンケイも殺されて怒りに燃えるフェイフォンは仲間と共にイギリス領事館に忍び込むが、捕らえられて拷問を受ける。追い打ちをかけるように、敵の密輸基地である製鉄工場の秘密を知った仲間のひとりが捕らえられた。フェイフォンは単身、適地に乗り込み、父の禁を再び破って酒の代わりに工業用アルコールを含んだ。フェイフォンは酔拳を駆使し、敵の武術家ジョン(ロウ・ホイクォン)を壮絶な戦いの末に倒すのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

内容忘れたが、昔見た。おもろかった。

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プライア

4.5スタントマンを主人公にしたアクションの塊の様な映画

2023年6月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0年齢って悲しい

2023年2月24日
iPhoneアプリから投稿

他の人のレビューみて、40歳だった事が信じられなくてショックです、切なくなりました、すごいですけど、歳なのにあんなに動けて👏
騙された、ワンの時からお母さん役の人が若いなとは思ってたけど、自分の年齢もおかしいやん、年齢設定が意味不明(૭ ᐕ)૭
ジャッキーチェン動けて尊敬します

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ミスター

3.0おいっ! 勝手に終わるな。

2023年2月22日
PCから投稿

と言いたくなった。
オリジナル版ではこの後にラストシーンがあったそうだ。ジャッキーチェンがそれを納得できないものだと思ったらしく、海外公開版ではカットしたそうだ。脚本的のことを言えば、もうちょっと頑張ればよかったのになあと思った。せっかく高麗人参のネタであれだけ引っ張っているんだから。私はあの辺のコメディシーンが楽しかった。一人の高官が独断で密売しようとしたものを見事に阻止した・・という風に描くのはそんなに難しくなかっただろうに。脚本がいまひとつ頑張れなかったせいで「こいつさえ倒せば問題が解決する」という感じにならなくてちょいと残念だった。
しかし、そんなことはどうでもいい。ジャッキーチェンの映画はこんだけ話が支離滅裂になっちゃってもそれなりに楽しいのだ。とにかく最後に酒を飲んでくれればいいのだ!客にそう思わせることには大成功している。きっと映画館でこの映画を見た人は、とっても楽しく満足した気分で映画館を出てきたことだろう。羨ましい。

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