特攻大戦線
劇場公開日:1971年12月25日
解説
ファシストへの抵抗運動に青春の情熱をかけて挺身する若者を描いた作品。監督はヴァレンティノ・オルシーニ、脚本はレナート・ニコライとヴァレンティノ・オルシーニの共同、撮影はジュゼッペ・ピノリ、音楽はベネデット・ギリアが各々担当。出演はジュリアーノ・ジェンマ、「わが青春のフロレンス」のティナ・オーモン、アントニオ・ビオバネリ、フランク・ウォルフなど。
1971年製作/イタリア
原題または英題:Corbari
配給:東和
劇場公開日:1971年12月25日
ストーリー
ナチス・ドイツを後楯としたイタリアのファシストが横暴をふるっていたころ、北イタリアの寒村を拠点として、たった一丁の拳銃と、わずかな手榴弾で苛烈なレジスタンス運動に挺身するコルバリ(G・ジェンマ)とカサディ(A・ピオバネリ)は、次々と仲間を集め、政府と軍によるパルチザン狩りに対して執拗な抵抗を続けていた。ある日イネス(T・オーモン)という女がコルバリの組織に身を投じてきた。スパイかと疑ったコルバリだが、イネスの固い意志はコルバリの信頼を勝ち得るにいたった。トレニヤノの町を最初の解放区としたコルバリ自由軍は、市民と農民たちを武装化させ、反ファシスト運動の未来を賭けた。しかしファシスト軍の計略にかかってトレニヤノ全滅の傷手を負ったコルバリは復讐心を燃やした。ファシスト新聞の“コルバリ死す”の記事を見て、この誤報を利用することを思いついたコルバリは女闘士イネスとトレニヤノの町に潜入、憎むべき資本家たちを次々と射殺していった。さらに反ファシスト狩りの元兇の司令官たちを射殺し、果しない闘争を続けるコルバリだがファシスト軍は全力をあげてコルバリを追った。ついに包囲されたコルバリ軍は、一斉射撃を受け、自決したイネスのあとを追うようにコルバリは壮絶な最後をとげた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バレンティーノ・オルシーニ
- 脚本
- レナート・ニコライ
- バレンティーノ・オルシーニ
- 撮影
- ジュゼッペ・ピノリ
- 音楽
- ベネデット・ギリア
- 字幕監修
- 山崎剛太郎