トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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すごい。これ。最初は人の人生を映すこと、それを楽しみにする視聴者に...
ある異なる視点
仮に60点を付けたとして、そのうちの大半を企画力と設定が占める稀有な作品です。
なぜって、脚本を手掛けたアンドリュー・ニコルは「もしも」設定の天才ですから。
ガタカに95点、タイムに68点、アノンを76点とするならば、トゥルーマン・ショーは私にとって60点が妥当でした。
以下、理由を述べます。
上記3作を見れば分かる通り、良くも悪くも内容を設定に全振りした映画なんですね。これは彼の手法で、つまりアイデア勝負な訳です。
洋画、邦画問わず、様々な映画のレビューを読んでいると、共感できないとか、感動しなかった、とか書いてあるのが目に付きますが、何を軸に見ているのか意味が分からないです。する必要がないですから。むしろ自らとは切り離して考えた方が賢明です。
その上で、じゃあお前は何を感じ取ったのか?と問われたら異なる視点が介入した時に浮き彫りになるもの、です。
要は自らの人生を一つの視点でだけ捉えるのではなくて、世界規模に俯瞰した時にどう映るか、という問いではないでしょうか。
つまりグーグルアースの様に、主観を切り離して遥か上空から見つめ直したらどうかということですね。
ただ、いい大人は、とっくにそんな自我は通過しているんですよ。よって、ほぼ得るものがないんですね。ひたすらシュールで荒唐無稽でしかないです。
自分探しをしている様な大学生とか、多感な若者こそ見たらいいと思いますけどね。
いやでもそれだったらイントゥザワイルドを勧めますかね。
イントゥザワイルドは98点の映画です。
壮大なドッキリみたいw
『トゥルーマン・ショー』字幕版
*主演*
ジム・キャリー
*感想*
こんな斬新な映画は初めて。何故なら主人公の人生が生中継されてるからだ。
主人公が住む町、全ての住人がエキストラ。出来事も全て演出であり、トゥルーマンという人生が番組になっているんです。ちなみに海や空、天候も全部演出!
まさか自分の人生が生中継されてるとは知らずにずーっと生きてたトゥルーマンは、次第に周囲で奇妙な出来事が起こる。
ヒューマンドラマのようなんだけど、コメディ要素もあって、設定が非常に面白かった。(^^)
エレベーターの壁がなくて、休憩中のスタッフがチラッと見えたり、ハプニングがちょいちょい挟むところも面白いw
エキストラは、決められた配置があって、カメラもずっとトゥルーマンに向けています。
今までの人生が嘘なのは極めて残酷で、途中からトゥルーマンが可哀想に思っちゃったんだけど、最後はほっこりするし、ちょっと感動した。
ユニークな設定で、とても見易かった!
壮大なドッキリ番組を見せられてるみたいww
ジムキャリーの演技も素晴らしかったです!\(^^)/
2度観ることをお勧めします!
ある男性の生涯が、テレビの人気連続ドラマとして24時間ノンストップ生中継されていた・・という斬新な設定!!
なんか見たことある男性だな~って思ったらジム・キャリー!!
【MASK】ぐらいしか知らなくってコメディ要素の強い俳優のイメージでしたが
この作品で、また見方が変わった気がします。
■スポンサーの為の広告が面白い!
日常生活で使っている飲み物や服装などが全てスポンサーの商品。
宣伝ちょいちょい挟むとこにユーモアを感じます(・∀・)
■台所にあるビタミンD剤
常にドームで生活しているトゥルーマン。本物の太陽の光を浴びていないのでビタミンD不足になります。
細かい所にも拘っているとこにも注目!
■妻メリルの懺悔
結婚式の写真で指をクロスしている意味あいがキリスト教を信仰していない人には分かりません。
『神に謝罪』しているという意味あいだそうで・・
嘘ついてごめんなさい・・なのでしょう。
■偽物の夕日を見ても疑問を持たないトゥルーマン
生まれた時からドームで育っているので本物の夕日を知らないトゥルーマン。
その光景は偽物だとは言え、とても美しくて切ない。。
■全てのプライバシーを侵害してはいない
妻メリルに「子供を作りましょう」と誘われてベッドへ・・
しかし、さすがにそのシーンを視聴者には見せられないので
放送はしていない様子。
しかし奥さん役の人もギャラを貰っているとはいえ好きでもない相手とよくデキますねぇ(;´∀`)
したかどうかは謎ですがw
■クリストフ監督には悪意が感じられない
一つの作品作りとしての情熱を強く持っており、
自分はこの世界を作った神だと慢心しています。。
トゥルーマンが生まれる前から見守ってきたクリストフには悪意が感じられません。
ずっと見守って芽生えた母性があったのでしょうが、歪んだ愛情ですね。
■親友までも嘘をついている
子供の頃から一緒だったマーロンでさえも・・演技をしている。
情が湧いててもおかしくないし、真実を伝えても良かったのに
完璧にコントロールされてるのはクリストフがマインドコントロールしていたのかも知れない・・。
最後のシーンは鳥肌が立ちました。
「会えない時の為に、こんにちは!こんばんは!おやすみ!」
全てが作られた世界(ドーム)で約30年間育ったトゥルーマンが
視聴者に見せた精一杯の最初で最後の本当の演技を見て涙が出ました。
世界とは
世界中から愛されるジム・キャリーの演技
新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン...
新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン・ショーを思い出して、アマゾンプライムで再視聴した。"Good morning, and in case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!"の挨拶ではじまる24時間TV作品は、20年前ながら古びてないどころか、最近のプライバシ議論を先取りしてるまである。ジムキャリー全盛期で一見コメディ風なのに、シリアスすぎる中身とのギャップは今見ても新鮮。純真なトゥルーマン目線で話が進むから、小道具のほころびから、徐々に怖さが増してくる演出がうますぎる。逃走してからの集団追跡劇は、ブラックコメディを超えて心理ホラーに近いけど、ラストはカタルシス十分。長すぎない100分間でまとまって、あらためてなかなかの名作だと再認識。映画ファンなら見とかないと、ちー。
悪くはない
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