トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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人生って・・・
もしこの映画の主人公のように生まれてこのかた創られた環境の中で世界中の人々から観られながら生きてきたことが今わかったなら・・・
考えただけでも背筋がゾッとします。自分なら外の世界に一歩踏み出せるのか、それとも慣れた世界に踏みとどまるのか。もしくは自分は他人の人生を大衆にさらけ出してもてあそぶ製作者側の人間になりうるのか。はたまた所詮主人公の一挙手一投足に一喜一憂するテレビの前の大衆の一人にしかなり得ないのか・・・
SFというジャンルになるのかもしれないけれど宇宙を舞台とした壮大な映像とは真逆に、とある島の限られた空間での人生を虐げられたらどうなるかという閉鎖的かつ奇想天外な設定。この斬新な発想がより創造力を駆り立てる。公開後30年近くたった今改めて観ても新しい気づきがあり自分自身の人生についても色々考えさせられてしまいました。映画の底力ですね。
55点
映画評価:55点
1人の青年が、
変わらない世界を疑問にもち、
決められた人生と、与えられた幸せに
葛藤し、もがき苦しむ
それは決して他人事ではない、
SF映画だから、ファンタジーたから、?
現実も似たようなものです。
今、この時を疑問にもって生きてますか?
本当に幸せですか?
毎日同じ事を繰り返してませんか?
たまには、
いつもと違う事をしてみては
いかがでしょうか?
何か変わるかもしれませんよ?
何か発見できるかもしれませんよ。
勝手に諦めたりせず、
このジムキャリーの様に
一歩踏み出してみませんか?
細かい部分の拙さや、内容の面白さはさておき
深く考えさせられる作品だという事は確かです。
まだ観たことない方は、是非見ておいて下さい
【2023.11.17観賞】
いい人のリアルTVショーはホッとする。
島ごと全部作って、そこで生活するトゥルーマンを5000以上のカメラが追いながら実況する、というのを俯瞰で見る。
途中でこのTVショーのことをチクる人いるのではないか、と思っていたが、それも上手く引き入れていきながらなんとかTVショーとして作り上げていく。
自分の愛する人を求めてフィジーに行こうとして、結局人工島の端で海が終わってしまったので自分が騙されていることに気が付くも、それをはねのけるくらいのメンタルで明るく挨拶するのはホッとすらさせてもらえた。
今日この後会えなかったときのために、こんにちは、こんばんは、それと、おやすみなさい‼️
"もし、自分の人生が演出されたものだったら?" そんな奇想天外な物語をピーター・ウィアー監督が叙情性とブラックユーモアで味付けした心温まる映画‼️なんか時々画面に円形の縁取りを入れたり、ブレを出したり、いかにも隠し撮りしてますよ、という感じの画面がホント素晴らしいです‼️この映画が公開された当時、メディア批判とか、監視社会を皮肉ってるとか言われてましたけれども、そんな視野が狭いものではないと思います‼️ラスト、すべての真実を知ったトゥルーマンは、現実の世界に飛び出す‼️この決断は素晴らしいと思いますが、その一方で、何も知らず、守られていたほうが幸せかもしれない‼️ 21世紀の現実はヒジョーに厳しい‼️なんか他人事じゃありませんよね‼️出演者では支配者というか、神様みたいな演技をするエドハリスが名演技‼️しかし、やはり自分の運命を自らの手で切り開こうとする主人公トゥルーマン役のジム・キャリー‼️コメディアンとして人気を博してきたスターがいざ真面目に演技すると、素晴らしい名演を披露する‼️この作品や「エターナル・サンシャイン」のジム・キャリーしかり‼️ 「ドリーム・ガールズ」のエディ・マーフィーしかり‼️
NHKの世界サブカルチャー史を見ていたら、喪失の90年代の回で紹介...
NHKの世界サブカルチャー史を見ていたら、喪失の90年代の回で紹介されていたので再鑑賞。
ITの普及により晒されることが安易になり、虚構をよりリアルすることが可能になり始めた90年代にある種アイロニーが込められたエンターテイメント作品。
24時間リアルタイムで放映される自分の生活は自分以外作られたもので、真実の中の虚構。
単純に面白いけど、時間が経って見直すとかなり重くのしかかってくるのがわかる。それでも白けさせないのはジム・キャリーのキャラだったんだろうなぁ。
西洋人はこう言った話好きだが、日本でも『テラスハウ○』があった
SFな映画と言える。
あり得ない話だと思うが、実現は可能だ。
言いたい事はなんとなく分かる。
プロパガンダみたいな物の怖さを表現しているのだと思う。
それは兎も角、
西洋人はこう言った話好きだが、日本でも『テラスハウ○』とか言った番組があったと記憶する。何が面白いのか分からない。何故なら、出演している演者の個人的見解や感情に、見る者が支配されてしまうからだ。平たく言えば、『演者と見る者が共に悲しみを共有する。』それが僕には馴染めない。
寧ろ逆に、演者が笑うっておかしな事やっているのに泣ける。ドラマってそんなものじゃないかなぁ。つまり、制作者や演出家や役者の枠を超えて、見る者の為に芸術はあると思う。現実と芸術の違いかなぁ。人の悲しんでいる姿を見て、一緒に悲しみたくない。一緒に悲しむのだったら、別の何かが、一つ以上自分の心に残ればと良いって思う。それを可能にするのが審美眼なのかもしれない。
想像以上に面白かった!!
後半からは、どうオチがつくのか!?に興味津々!
最後の壁にぶち当たるときの、映像の美しさに心奪われた!!
後半かなり劇的な展開になるのね!
頭の中にカメラは入れられないだろう?みたいなセリフが好きでした。
あと、最後のセリフもとても粋でした!
発想の面白さも、なんちゃって日本の面白さもあった!笑
急に早口でココアの宣伝し始めるのもおもろい。笑
気味の悪さとコメディが融合してて、なんとも言えない癖になる映画でした!
ジム・キャリーの代表作も今見ると色褪せて
初見です。
いろんな人がおすすめするので、見てみましたが、残念ながら私には響きませんでした。
誰もが一度は想像する、「世界は自分を中心に回っている」をストーリー化したものですが、最初の数分でその状況を分からせるシナリオはさすがのクオリティですね。
その構図に主人公が気づき、何とか脱出を図ろうとするところまでは、すでにあちこちで耳にする機会があったので、初めて見たにも関わらず、予想通りの展開でした。
あえて、このプロットで成功した作品として邦画の「サトラレ」を連想したことを申し添えておきます。
とにかく、トゥルーマンが勝ち取った「自由」はとてもささやかな、価値の薄いモノに思えて仕方ありません。
動物園で飼育されていたゴリラが野生に帰ろうとするようなものでしょうか。
2023年1月13日@Netflix (2022年年末に途中まで視...
2023年1月13日@Netflix
(2022年年末に途中まで視聴、2023/01/13に途中からラストまで再生)
初めて見たけど名作だと知っていたので、序盤はあまりワクワクする展開ではなくて流し見してしまった
トゥルーマンが世界の異変に気が付いてから一気に面白くなってくる
もっとコメディなものを想像していたけど割とシリアスだと思った
中盤まで誰かこの番組を作っているのか、目的もよくわからずなのは面白い
最後までどうなるかわからなかったので集中して見ることができた
ただラストは中途半端で、結果どうなったのかわからずのままだった
トゥルーマンを応援したりエンタメとして消費するときうより、ただ可哀想という気持ちになってしまった
劇中作である『トゥルーマン・ショー』の監督は何がしたかったのか?神のような存在になりたかったのか、父親になりたかったのか
ジムキャリー好きだなと思った
平凡な暮らし、、、それはテレビの放送でした。
一般的な暮らしをしていた主人公。
あることをきっかけに自分の周りがおかしいと気づき始め、自分が「トゥルーマン・ショー」として隠しカメラにより放映されていた。さあ、普通を取り戻せるのか
世の中には知らない方がいいことがあるとか、当たり前の日常は変わってしまうことがあるとかを考えさせてくれました。
番組の中の出来事
ジムキャリー扮するトゥルーマンバーバンクは、父親を船の事故で亡くした事から島を出た事が無かったから広い世界を見たがっていた。どうもフィージー諸島に興味があるようだった。
ちょっと不思議な展開だね。番組の中の出来事に過ぎなかったね。
もがいても逃れらないのなら、受け入れるしかない
安部公房の砂の女を想起した。
こちらは砂の穴にはまり込み、そこにいた女と生活することになるが、
逃げ出そうとしても決して逃げ出せず、村人たちに監視されながら生きていくという
不気味なストーリーだった。
本作は不気味さはあまり感じないが、大なり小なり人は何らかの制約の中で生きており、
無い物ねだりをしても仕方ないので、その制約の中で、精一杯生き切ることが
大切なのだと思う。無理矢理な解釈かもしれないが、自分はそう受け取った。
私も見られている
今まで見た時は腹立たしく番組プロデューサーを憎みトゥルーマンを憐れんでいました
しかし、この作品はもっともっと深く深く意味のある映画だったのですね
何度か見ていたし比較的内容を覚えていたつもりでしたが久々の鑑賞に新たな発見や感動があり、やはり、映画とはなんとも奥深い、何度見たって楽しめる
私ね、昔っからふと考えてしまう事があるんですよ
何をしていても時折り左斜め後ろ上から自分を見るようなそんなことを思っちゃうんです
そうだな〜 5mほどの距離からかな〜
例えばスマホで何やってるかは分からないくらいの距離
小学生くらいの時からかな、そんなことを思うようになったのは
だからってわけじゃないんだけどポイ捨てとかあまり良くないことは出来ないし美しい景色とかあったら斜め上から徐々にカメラが下がってきたりしてなかなか楽しい
かと言って想像力を働かせて奇抜なストーリー展開にするとかって言うこともなく今を淡々と眺めているだけなのです
最近は少し忘れてましたけど『トゥルーマンショー』を見て思い出しました
私は常に見られている、見られていると言うよりも自分が第三者目線で見ている
だから時折り滑稽だったりズルかったり素晴らしかったりポンコツだったりがよく分かるんです
あなたはどの角度から自分を見てますか?
こんな番組は成り立たない。他人の生活を24時間ずっと見ていたいか?...
こんな番組は成り立たない。他人の生活を24時間ずっと見ていたいか?超絶美女へのストーカー企画としてのみ可能か(笑)
ジムとエドの演技が素晴らしかった。
与えられたウソの安定で人は幸せなのか?
ひとのこころ
色んな人の視点で考える点がある映画だと思いました。
1つ目は、みんなこんな風に生きてるかもと思ったこと。まるで決められた人生を歩いているだけ。良いことも悪いことも全て決められた筋書きのドラマに沿った人生かもと。
2つ目は、トゥルーマン・ショーを見ている人みたいな人たち。他人の人生を見て批評しているだけ。声をあげようともしない。
3つ目は、自分が偉くて人の人生をも変えられると思っている人。赤ん坊が育つにつれて抜け出す世界。
トゥルーマンの様に、一歩踏み出す人生を過ごしたいなと思いました。
続きが気になる
主人公が、生まれた時から実は作られたセットの中で生活し、自分の生活がテレビで放送されている、というストーリー。
主人公は徐々に違和感を感じ、自分が置かれた状況に気づき始め、真実を突き止めようと行動に移す。
いいところで終わったので、続きが気になる。
某国の現状と重なって見えてしまい…
24年前のロードショー以来だったが、
過去の鑑賞では、
己の人生は自らの意志で導いたものか、
或いは他人の意志に導かれているものに
過ぎないのか、との観点で
この映画を捉えていたような記憶だが、
改めて観てみて、
情報操作や監視社会が問題視される今だから
こそ価値ある作品かもしれないと感じた。
某国に置き換えて観てみると、
多数少数の点では逆だが、
トゥルーマンはその国の国民の象徴、
番組スタッフやエキストラは国家指導部、
TV視聴者は経済発展だけに目を向けて
体制に甘んじてる国民を彷彿させ、
そして、トゥルーマンに真実を伝えた
女子大生は情報操作や監視社会の問題に
声を上げて追放処分された知識人、
といったところだろうか。
「私の世界なら君は安心だ」との
トゥルーマンへのプロデューサーの語りかけ
は某国の指導者の心内そのものに思える。
映画ではたった一人でもトゥルーマンは
最後に歪んだ社会から逃れるべく行動した。
圧倒的多数の某国の民は、
情報操作・監視社会から脱却すべく
行動出来るだろうか。
私は33年前の事件で立ち上がった若者達の
民主化へのエネルギーがまだ残っていると
信じたいのだが。
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