トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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ジム・キャリーの代表作も今見ると色褪せて
初見です。
いろんな人がおすすめするので、見てみましたが、残念ながら私には響きませんでした。
誰もが一度は想像する、「世界は自分を中心に回っている」をストーリー化したものですが、最初の数分でその状況を分からせるシナリオはさすがのクオリティですね。
その構図に主人公が気づき、何とか脱出を図ろうとするところまでは、すでにあちこちで耳にする機会があったので、初めて見たにも関わらず、予想通りの展開でした。
あえて、このプロットで成功した作品として邦画の「サトラレ」を連想したことを申し添えておきます。
とにかく、トゥルーマンが勝ち取った「自由」はとてもささやかな、価値の薄いモノに思えて仕方ありません。
動物園で飼育されていたゴリラが野生に帰ろうとするようなものでしょうか。
2023年1月13日@Netflix (2022年年末に途中まで視...
2023年1月13日@Netflix
(2022年年末に途中まで視聴、2023/01/13に途中からラストまで再生)
初めて見たけど名作だと知っていたので、序盤はあまりワクワクする展開ではなくて流し見してしまった
トゥルーマンが世界の異変に気が付いてから一気に面白くなってくる
もっとコメディなものを想像していたけど割とシリアスだと思った
中盤まで誰かこの番組を作っているのか、目的もよくわからずなのは面白い
最後までどうなるかわからなかったので集中して見ることができた
ただラストは中途半端で、結果どうなったのかわからずのままだった
トゥルーマンを応援したりエンタメとして消費するときうより、ただ可哀想という気持ちになってしまった
劇中作である『トゥルーマン・ショー』の監督は何がしたかったのか?神のような存在になりたかったのか、父親になりたかったのか
ジムキャリー好きだなと思った
平凡な暮らし、、、それはテレビの放送でした。
番組の中の出来事
もがいても逃れらないのなら、受け入れるしかない
私も見られている
今まで見た時は腹立たしく番組プロデューサーを憎みトゥルーマンを憐れんでいました
しかし、この作品はもっともっと深く深く意味のある映画だったのですね
何度か見ていたし比較的内容を覚えていたつもりでしたが久々の鑑賞に新たな発見や感動があり、やはり、映画とはなんとも奥深い、何度見たって楽しめる
私ね、昔っからふと考えてしまう事があるんですよ
何をしていても時折り左斜め後ろ上から自分を見るようなそんなことを思っちゃうんです
そうだな〜 5mほどの距離からかな〜
例えばスマホで何やってるかは分からないくらいの距離
小学生くらいの時からかな、そんなことを思うようになったのは
だからってわけじゃないんだけどポイ捨てとかあまり良くないことは出来ないし美しい景色とかあったら斜め上から徐々にカメラが下がってきたりしてなかなか楽しい
かと言って想像力を働かせて奇抜なストーリー展開にするとかって言うこともなく今を淡々と眺めているだけなのです
最近は少し忘れてましたけど『トゥルーマンショー』を見て思い出しました
私は常に見られている、見られていると言うよりも自分が第三者目線で見ている
だから時折り滑稽だったりズルかったり素晴らしかったりポンコツだったりがよく分かるんです
あなたはどの角度から自分を見てますか?
ひとのこころ
続きが気になる
某国の現状と重なって見えてしまい…
24年前のロードショー以来だったが、
過去の鑑賞では、
己の人生は自らの意志で導いたものか、
或いは他人の意志に導かれているものに
過ぎないのか、との観点で
この映画を捉えていたような記憶だが、
改めて観てみて、
情報操作や監視社会が問題視される今だから
こそ価値ある作品かもしれないと感じた。
某国に置き換えて観てみると、
多数少数の点では逆だが、
トゥルーマンはその国の国民の象徴、
番組スタッフやエキストラは国家指導部、
TV視聴者は経済発展だけに目を向けて
体制に甘んじてる国民を彷彿させ、
そして、トゥルーマンに真実を伝えた
女子大生は情報操作や監視社会の問題に
声を上げて追放処分された知識人、
といったところだろうか。
「私の世界なら君は安心だ」との
トゥルーマンへのプロデューサーの語りかけ
は某国の指導者の心内そのものに思える。
映画ではたった一人でもトゥルーマンは
最後に歪んだ社会から逃れるべく行動した。
圧倒的多数の某国の民は、
情報操作・監視社会から脱却すべく
行動出来るだろうか。
私は33年前の事件で立ち上がった若者達の
民主化へのエネルギーがまだ残っていると
信じたいのだが。
頭の中にまでカメラはあるまい それはプライバシーこそ人間の尊厳だという言葉であったと思います
2021年の年末
なにやら日本でも「未来日記」というリアリティショーが作られて、Netflixで全世界に配信が開始されているそうです
もともとは2000年頃、バラエティー番組の1コーナーとして同名のリアリティショーがあったことを覚えている人もいるでしょう
自分も夢中で視たくちです
そのコーナーの為に作られた曲のサザンオールスターズのTSUNAMIや、福山雅治の桜坂、GLAYのとまどい/SPECIAL THANKSと、立て続けにミリオンセラーの大ヒットがでたほどの超人気のコーナーでした
リアリティショーはテレビの黎明期からあったそうです
隠しカメラで一般人の生活を放送する今に続く本作のような番組は、1992年のMTVの「リアル・ワールド」が始めたフォーマットだといいます
それが大人気となって世界中で模倣されたそうです
20年前の「未来日記」も、その模倣番組のひとつなのだったのでしょう
本作はその2年前の1998年の公開作品
リアリティショーの非人間性を訴えることがテーマであるところが、本作の凄いところです
リアリティショーは、その後もテレビの人気のジャンルとなって、その「未来日記」のように20年以上経った今も世界中で繰り返し作られています
しかし、近年イギリスではリアリティショーが過激化して3人もの自殺者を出したといいます
日本でも、2020年5月にキー局製作のリアリティショーの女性出演者が自殺した痛ましい事件は記憶に新しいことです
テレビ黎明期から存在するジャンルというのだから、よほどテレビというメディアとの親和性が高いのだと思います
リアルタイムというのは映画では有り得ないからです
ネット配信なら?
基本オンデマンドですが、リアルタイムもありテレビに近い性質を持つところは、ネット配信もリアリティショーに性質が合うメディアなのかも知れません
だからネット配信でも、リアリティショーの出演者が自殺した事件が2020年8月にあったといいます
プライバシーを剥ぎ取られ放送されてしまう
シナリオと実生活が融合してしまう
そこに人間の尊厳はあると言えるのでしょうか?
動物園の檻のなかと何が違うのでしょうか?
しかし、それは出演者の同意の上でのこと
一体何が問題なのだ?
そういう向きもあるかと思います
ユーチューバーはどうでしょうか?
自ら進んで私生活を垂れ流し配信する人物もいるらしいではありませんか
チャンネル登録者数やページビューを上げる為なら、私生活の垂れ流しも、迷惑行為でも何でもあり
つまるところ、有名になりたい、金を稼ぎたい
その為に人間の尊厳を切り売りしているとは言えませんでしょうか?
確かにリアリティショーは面白い
しかしそれは、出演者の人間性を抑圧して実現されているといえるのではないでしょうか?
他人の人間性を抑圧して喜ぶ
出演者の人間の尊厳を剥ぎ取り、それを消費して笑う、泣く、怒る
そういうことです
コメディならそれもありでしょう
当然です
でもそれは現実とは別物であると観衆と出演者は相互に理解して、芸として観ているのです
リアリティショーにはそのような約束事が曖昧なのです
というか、それをわざと視聴者に隠しているからリアリティショーなのです
人種や民族、肌の色、性別、LGBT といったことをネタにして同じことをしたら、どれほど重大かつ深刻な人権侵害になるか
現代の人間なら、誰だって容易に想像できます
コメディでも無理です
現代のプロのコメディアンなら慎重に避けて通ることです
リアリティショーとコメディは、一体何が違うというのでしょうか?
リアリティショーはその様な人権侵害の自覚もなく、現代でも未だに漫然とそれをやっているのです
本作は20年以上も前に、それを訴えていたのです
リアリティショーの持つ問題の本質を突き詰めて警告していたのです
頭の中にまでカメラはあるまい
それはプライバシーこそ人間の尊厳だという言葉であったと思います
2021年の「未来日記」はまだ視ていません
このような懸念を払拭しているような内容であることを願うばかりです
それ以上に深刻なのはテレビのニュースかもしれません
本当のリアリティだけのはずなのに、インタビューされている街の人が劇団員だったりしているのです
恐ろしいことです
それって、最早私達は本作と変わらない世界にいるという事ではないでしょうか
見てソンはないと思います。
はじまってからしばらくは、どういう意味なのか
はっきりはわからず、モヤモヤしながら見てました。
こういうことなのかな、という想像で。
で、種明かしされてからは、急におもしろくなりましたね。
テンポアップされたって感じもしました。
ジム・キャリーは、
あいかわらずのオーバーアクション。
でも、この映画は、それがぴったりはまるって
いう設定ですよね。
前半が少し単調な気もしますが、
優れたドラマだと思います。
コメディととらえるか、とらえないか。
私は、コメディととらえて楽しめました。
【”僕を中心に回る小世界からの脱出・・・” コメディを装った強烈なシニカルムービー。】
アイデアはおもしろいけど、胸くそ
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