テキサス
劇場公開日:1966年12月1日
解説
ウェルズ・ルート、ハロルド・グリーン、ベン・スターの共同シナリオを「夜を楽しく」のマイケル・ゴードンが監督した西部喜劇。撮影はラッセル・メティ、音楽はフランク・デヴォールが担当した。出演は「サイレンサー 沈黙部隊」のディーン・マーティン、「名誉と栄光のためでなく」のアラン・ドロン、「シェナンドー河」のローズマリー・フォーサイス、「荒野の3軍曹」のジョーイ・ビショップなど。製作はハリー・ケラー。
1966年製作/アメリカ
原題または英題:Texas Across the River
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1966年12月1日
ストーリー
これは開拓時代のアメリカ西部、テキサスに展開する物語である。ルイジアナ州のネイラーの大邸宅では今やスペイン公爵ドン・アンドレア(アラン・ドロン)と清純な西部娘フィービー(ローズマリー・フォーサイス)の盛大な結婚式が挙行されようとしていた。ところが突然、この結婚式に反対する3人の男が暴れこみ、乱闘のあげくそのうちのひとりが事故死した。それをドンの仕業と主張した彼の仲間のために、ドンはお尋ね者となって追われる破目になった。彼は射撃がうまく飯には困らなかった。テキサスに渡ったドンはある日、牛飼いのサム・ホリス(ディーン・マーティン)にその腕を見こまれ雇われた。サムは友人のインディアン、クロンク(ジョーイ・ビショップ)とともに危険なコマンチ地区を牛を追って通過するため、用心棒が欲しかったところだった。ドンはトラブルを起こす名人で事件のたえまがなかった。ある日彼はインディアン娘ロネッタ(ティナ・マルカン)の危機を救ったが、自分も傷を負い、開拓集落へ運ばれた。そんな時ドンを追ってテキサスへ来たフィービーをひと目みたサムはたちまち恋のとりこになった。一方開拓村では、ドンがロネッタを誘拐したと感違いし、コマンチ族の復讐を恐れていた。だが結局は、戦闘となり、サムやテキサス警備隊の協力でドンとロネッタは無事救出された。ドンはフィービーを探しに出かけ、ある町で、たまたまサムとフィービーが腕を組んで歩いているのに出食わし、決闘を申し込んだ。しかしテキサスの合衆国加入の騒ぎで中止。そしてまた舞台は西部の荒野に移り、今度は、ドンがコマンチ族に追われるサムとフィービーを助けた。またフィービーの証言で、結婚式の日の事件が事故死と認められ、ドンは自由となった。かくて中止されていたドンとサムの決闘は再開した。お互いに殺したくない素振り。また中止となる。やがてサムとフィービー、ドンとロネッタのカップルが誕生したのである。