地球は女で回ってる
劇場公開日:1998年10月31日
解説
「世界中がアイ・ラヴ・ユー」のウディ・アレン。製作は「世界中がアイ・ラヴ・ユー」のジーン・ドゥーマニアン。製作総指揮はJ・E・ボケール。撮影は「ハンナとその姉妹」からアレン作品の大半を手掛ける名匠カルロ・ディ・パルマ。美術のサント・ロカスト、編集のスーザン・E・モースもアレン組の常連。衣裳はスージー・ベインジガー。共演は「光る眼」のカースティ・アレイ、「ミルク・マネー」などの監督として知られるリチャード・ベンジャミン、「彼と彼女の第二章」のビリー・クリスタル、「目撃」のジュディ・デイヴィス、「マンハッタン」のマリエル・ヘミングウェイ、「愛のイエントル」のエイミー・アーヴィング、「G.I.ジェーン」のデミ・ムーア、「リービング・ラスベガス」のエリザベス・シュー、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のロビン・ウィリアムスほか。
1997年製作/96分/アメリカ
原題または英題:Deconstructing Harry
配給:松竹富士
劇場公開日:1998年10月31日
ストーリー
NY。自分の私生活をネタにして数々のベストセラーをモノにしてきた小説家、ハリー・ブロック(ウディ・アレン)は、最近スランプに陥っていた。ある日、既に別れた三番目の妻であるジェーン(エイミー・アーヴィング)の妹で、肉体関係があったルーシー(ジュディ・デイヴィス)が、ハリーの元に怒鳴り込んでくる。自分たちの関係をハリーが著作の中で暴露したためであった。翌日、精神分析医を訪れたハリーは、書きかけの短編の内容を打ち明ける。それはひとりだけピントがボケてしまう俳優メル(ロビン・ウィリアムス)の話であった。その足でやはり精神分析医をしている二番目の妻ジョーン(カースティ・アレイ)の元に向かったハリーは、明日、母校で行われる自分の表彰式に息子のヒリー(エリック・ロイド)を連れて行きたいと頼んだが、断られた。そこで親友のリチャード(ボブ・バラバン)と別れた恋人のフェイ(エリザベス・シュー)に同行を頼むが、フェイは冒険家のラリー(ビリー・クリスタル)と明日結婚式を挙げる予定であった。代わりにハリーは、娼婦のクッキー(ヘイゼル・グッドマン)に同行を頼む。そして翌朝、リチャードとクッキーと共に車を出したハリーは、途中で学校に寄り、ヒリーを車に乗せてしまった。道中、ヒリーを退屈させないように遊園地へ寄ったハリーは、そこで自分をモデルにした作中人物のケン(リチャード・ベンジャミン)と遭遇。また姉ドリス(キャロリン・エアロン)の家に寄った後には、ドリスとジョーンを合成した作中人物のヘレン(デミ・ムーア)が現れた。そして目的地の大学が近づいてきたが、到着寸前、リチャードが突然死してしまった。しかもハリーはヒリーを誘拐したとして警察に追われ、オマケにクッキーが麻薬を所持していたため逮捕されてしまった。留置所で地獄の妄想を見るハリー。それをラリーとフェイが保釈してくれた。そしてようやく大学の舞台に向かうハリー。そこには作中人物たちが拍手で彼を迎えていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウッディ・アレン
- 脚本
- ウッディ・アレン
- エグゼクティブプロデューサー
- J・E・ボーケア
- 製作
- ジーン・ドゥーマニアン
- 撮影
- カルロ・ディ・パルマ
- 美術
- サント・ロカスト
- 編集
- スーザン・イー・モース
- 衣装デザイン
- スージー・ベンジンガー
- 字幕
- 古田由紀子
受賞歴
第70回 アカデミー賞(1998年)
ノミネート
脚本賞 | ウッディ・アレン |
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