地球に落ちて来た男

劇場公開日:

地球に落ちて来た男

解説

「華氏451」の撮影監督で、「赤い影」「パフォーマンス」などの監督作でも知られるニコラス・ローグが手がけたSF映画の名作。ウォルター・テビスの同名小説を映画化し、当時、グラムロックの貴公子として人気を博したデビッド・ボウイが映画初主演を務めた。心ならずも地球に落ちてきた異星人が、不毛の地となりつつある母星を救うため、世界的な特許をもとに会社を経営していく。しかし、そのビジネスの成功が思わぬ結果を招いていく……。「バッフィ バンパイア・キラー」のキャンディ・クラーク、「ヘラクレス」のリップ・トーンらが共演。日本初公開は1977年で、119分の短縮版が公開された。99年に約140分の完全版として公開。2016年1月にボウイが他界したことを受けて、同年7月にリバイバル公開。

1976年製作/139分/イギリス
原題:The Man Who Fell to Earth
配給:boid
劇場公開日:2016年7月16日

その他の公開日:1977年(日本初公開)、1999年1月16日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5ボウイそのもの

2023年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

先日観た「ムーンエイジ」がとても良くて、久々に観てみました。
オディティ・ジギー・ダイアモンド・依存症など、ボウイそのものをSFに落とし込んだような作品。
溢れる才能と、世の中に巻き込まれていく人生もまた近いものを感じます。
この頃は病的に痩せている時期で、その人間とは思えない異質な美しさと、作品の役どころが実にマッチしています。
正直物語云々ではなく、そこに写っているボウイに魅了されてしまうのですね。
高揚が少ない作りな分、時折見せるボウイの美しいカットにハッとするんですよ。
それと随所に見られる日本のパーツはボウイのアイディアかな?
ずっと寂しさの中を漂っているような物語です。

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白波

3.0宇宙人役に嵌るデヴィド・ボーイの主演映画の希少性

2022年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

デビッド・ボーイの役者振りと「アメリカン・グラフィティ」で気になった女優キャンディ・クラークを観るために選択した映画。ボーイは独特な存在感で宇宙人を演じ切っている。クラークは一寸期待外れだった。前半は面白く観たが、後半がつまらない。

  1978年 4月19日  大塚名画座

撮影監督として「アラビアのロレンス」「華氏451」「遥か群衆を離れて」「華やかな情事」のニコラス・ローグの監督作品は、この「地球に落ちて来た男」と「ジェラシー」しか観ていない。評価の高い「赤い影」は残念ながら未見。独特な雰囲気を持った映像作りの監督の印象はあるが、それ以上の感想は持っていない。

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Gustav

3.0デビッドボウイ目当てだったためお得感、時代が真空パック

2019年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ずっと気になっていてついに観ました、確かにデビッドボウイ目当てでしか今となっては見れない映画かもしれないですが逆に時代の雰囲気がよく出ています、あぁこんな感じの時代だったよなぁ~というのもこの作品の良さ(気に入らなきゃ悪さ)だと思います。

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雪国の離島の生まれ、山裾育ち

4.0退廃と普遍的な被虐

kさん
2018年12月2日
Androidアプリから投稿

所用のついでに「地球に落ちてきた男」鑑賞。

こんなに美しく無機質な人間が存在したんだなあってぼんやり感心。

登場する人たちが、皆ことごとく満たされず陰鬱で可哀想なお話。

しかもボウイ扮する宇宙人ニュートンがひたすら虐げられていて、そこに普遍的な無意識の被虐を見るよねえ。

映画館で観て良かった。

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k
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