小さな兵隊

劇場公開日:

解説

「勝手にしやがれ」で鮮烈な長編デビューを果たしたジャン=リュック・ゴダール監督が後にパートナーとなるアンナ・カリーナを初めてヒロインに迎え、アルジェリア戦争を題材に撮りあげた長編第2作。

アルジェリアがフランスの植民地支配からの独立を目指して戦ったアルジェリア戦争の時代。カメラマンの青年ブリュノは、友人の紹介で出会った女性ヴェロニカに一目ぼれする。実はブリュノにはOAS(秘密軍事組織)のスパイという裏の顔があったが、組織から命じられたジャーナリスト暗殺を拒否したために追われる身となってしまう。

OASとFLN(アルジェリア民族解放戦線)が実名で登場し、両組織による拷問を批判的に描いたことで上映禁止となり、完成から約3年後の1963年にようやく公開された。

1960年製作/88分/フランス
原題または英題:Le Petit Soldat
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年4月28日

その他の公開日:1968年12月31日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2

THE LITTLE SOLDIER (C)1962-STUDIOCANAL IMAGE

映画レビュー

3.0アンナカリーナ目当てなのに・・

2023年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

寝られる

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
トミー

3.0"映画は1秒に24回の真実"

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

寝られる

アンナ・カリーナをヒロインに迎えた本作は『勝手にしやがれ』に続いて二作目となるゴダールの監督作品であり、アルジェリア戦争を背景にOAS(秘密軍事組織)とFLN(アルジェリア民族解放戦線)による両組織の下っ端たちが繰り広げる物語でありながら、突拍子も無い展開と雑に思われる演出描写からゴダール節が炸裂するシネフィルからインテリが醸し出す哲学と詩を語るようなセリフ回しが逸品であり、その逸品さから進まない物語が退屈になり眠たくなる。

ゴダールの作品が理解出来ないのに観てしまう凡人な自分、唯一の救いは『アルジェの戦い』を観ていた自分を誉めよう!?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
万年 東一