私は白鳥

劇場公開日:

私は白鳥

解説

傷ついて北に帰れなくなった1羽の白鳥と、その白鳥に自身を投影するかのように見守り世話をする男性の交流を4年間にわたって記録したドキュメンタリー。2019年5月に富山のチューリップテレビで放送され反響を呼んだテレビ版に、2年以上の追加取材の映像を加えて映画化した。テレビ版に続いて槇谷茂博が監督を務め、映画化にあたっては「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」のTBSテレビが製作に参加。秋が深まると富山県にはシベリアから800羽以上の白鳥が越冬のため飛来し、春には再び海を渡ってシベリアへ帰っていく。2018年春、翼が折れて飛べなくなり、富山に取り残された1羽の白鳥がいた。当時57歳の澤江弘一さんはその白鳥に毎日エサをやり、見守り続ける。弱肉強食の自然界や猛暑といった厳しい環境の中、澤江さんは自然にどこまで介入すべきか葛藤しながらも奮闘する。天海祐希がナレーションを担当。

2021年製作/104分/G/日本
配給:キグー
劇場公開日:2021年11月27日

スタッフ・キャスト

監督
企画プロデュース
平野隆
服部寿人
エグゼクティブプロデューサー
大久保竜
中村成寿
プロデューサー
刀根鉄太
藤井和史
アソシエイトプロデューサー
大澤祐樹
松原由昌
諸井雄一
取材
梶谷昌吾
白鳥撮影
澤江弘一
撮影
五藤充哉
編集
五藤充哉
音楽プロデューサー
矢崎裕行
音楽
中村巴奈重
主題歌
石崎ひゅーい
語り
天海祐希
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(C)2021映画「私は白鳥」製作委員会

映画レビュー

4.5タイトルなし

2022年10月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「白鳥が白鳥を世話している」「とにかく命を楽しんでほしい。私も命を楽しむ」。
ひたすら素晴らしい映像だったのだが、“挫折を体験した男やもめが寂しさ故に白鳥にのめり込んでいる”という筋にしようという制作者側の意図があるように見えて、その点がちょっと残念だった。(もちろんそういう要素がないわけではないだろうし、そういう橋渡しがないと見てもらえないという事情はあるのかもしれないが。)生命の中にあって生命を慈しむということに、そんな世間の目線や人間界の都合みたいなものなど入れ込む必要ないと思った。

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ouosou

3.0飛べない白鳥

2022年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

富山県で飛べない白鳥の面倒を見ている澤江弘一さんに密着取材、人間性に迫っている。
飛べない白鳥も必死に生きているのが伝わってくる。

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いやよセブン

4.5孤独と、強さと、優しさと。

2022年5月20日
iPhoneアプリから投稿
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ダーレム

3.0白鳥推しの澤江さんの生き様。

2022年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

毎冬飛来する白鳥に魅入られた男性が、ある年に羽根を骨折してシベリアに戻れなくなった白鳥を見守る様子をメインに追ったドキュメンタリー。

見終わって思うのは、白鳥のドキュメンタリーというよりは、この還暦近い男性、澤江さんの生き様を追ったものだったんだなと思う。
澤江さんは白鳥をただ見て愛でるだけではなく、自然や野生への介入に慎重になりながら、必要と思うところではひっそり手を差し伸べ、必要と思う設備(8万円のボート!)を買ったり、車をだめにしたりしながら白鳥を見守る。白鳥に自分を重ねたり、感情移入して涙を流したりしながら。
今風に言うなら澤江さんの白鳥への想いは、アイドルやキャラクターに対するのに似た「推し活」なんだと思う。

澤江さんは話し方やその内容を見るからに善良な方なんだけど、還暦近くで自営業で家族がおられなくて、だからかある程度自由に白鳥の様子を見に行ったり、食べ物を与えたりする。
「私は白鳥」というのは澤江さんの言葉だけど、ここからもわかるように、飛べずに仲間と離れて一羽で過ごす白鳥に澤江さんはかなり自己投影されていて、何だか観ていて切なくもなってしまった。
誰かの幸不幸は他人が測れるものではないとわかりつつ。

あと一つの劇場公開作としては、ドキュメンタリーとはいえもう少しテーマや主題を明確にしてほしかった気もする。ラストはここで終わり!?という感じは否めかった。

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ゆめ
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