ダイヤモンド・スカル
劇場公開日:1989年12月1日
解説
ある交通事故をきっかけにした上流社会に渦巻く愛憎と妄想の世界を描く。製作はティム・ビーヴァン、監督は本作が長編デビューになるニック・ブルームフィールド、脚本はティム・ローズ・プライス、撮影はマイケル・コールター、音楽はハンス・ジマーが担当。主演はガブリエル・バーン、アマンダ・ドノホーほか。
1989年製作/イギリス
原題または英題:Diamond Skulls
配給:アスミック
劇場公開日:1989年12月1日
ストーリー
財界の若きリーダー、ヒューゴ・バックトン(ガブリエル・バーン)は、先祖代々の貴族の家に住み、美しい妻と息子に恵まれ幸せな日々を送っていた。ある晩昔の軍隊仲間と夕食を共にしたヒューゴは、仲間のジェイミー(ダグラス・ホッジ)の車を運転し、帰路につく途中、一人の女性をはね死に至らしめる。ボスのピーター(ストルーアン・ロジャー)は呆然とするヒューゴと、警察に通報しようとするジェイミーを車に押し込め、現場を立ち去り、この事件は黙約のうちに全員の胸にしまわれた秘密となった。そのころヒューゴは、妻ジニー(アマンダ・ドノホー)と、彼女の仕事上のパートナー、ラウル(マシュー・マーシュ)との関係に猿疑心を抱き、やがてその疑念は誇大妄想となって、しばしばジニーを怯えさせる。一方ロンドン警察はひき逃げ事件の捜査を開始していた。ジェイミーは、あれは事故ではなくジニーと錯覚してのヒューゴの殺害ではなかったかと疑惑を抱き始め、やがて恋人でヒューゴの妹でもあるレべッカ(セイディ・フロスト)にそれを打ち明けるや、瞬く間にその噂はロンドンの上流階級に広がり、警察の注意を引くことになる。ところがヒューゴを守ろうとする家族や仲間の結束は固く、逆に嫌疑はジェイミーに向けられるようになる。盛大なレべッカの誕生パーティの夜、館に警察が尋問にやってくる。一方のジェイミーも姿を現した。ピーターはヒューゴを助け警察の嫌疑を逃れさせ、その足でジェイミーを真犯人にすべく画策する。翌朝ジェイミーの車の置かれた人気のない切り立った崖の下に横たわるジェイミーの死体があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ニック・ブルームフィールド
- 脚本
- ティム・ローズ・プライス
- 製作
- ティム・ビーバン
- 撮影
- マイケル・コールター
- 音楽
- ハンス・ジマー
- 編集
- ロドニー・ホランド
- 字幕
- 石田泰子