タイトロープ

劇場公開日:

解説

美女連続殺人事件の犯人を追う刑事の捜査活動を描く。製作はクリント・イーストウッドとフリッツ・マーネイズ。監督・脚本は「アルカトラズからの脱出」(79)の脚本を書いてイーストウッドに認められたリチャード・タッグル。撮影はブルース・サーティーズ、音楽はレニー・ニーハウスが担当。出演はイーストウッドの他に、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ダン・ヘダヤ、クリントの12歳の実娘アリソン・イーストウッドなど。日本版字幕は岡枝慎二。テクニカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/アメリカ
原題または英題:Tightrope
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1984年9月15日

ストーリー

ニューオリンズ。夜の歓楽街フレンチ・クォーターで働く赤毛の娼婦が殺された。市警のウェス・ブロック刑事(クリント・イーストウッド)は署から呼び出しをうけて現場に赴く。彼は妻と離婚し、アマンダ(アリソン・イーストウッド)とペニーという2人の娘と暮らしていた。その夜は、娘たちとフットボールの試合を見に行く約束をしていたのだが…。娼婦は手錠をはめられ、前後から犯された上、赤いリボンで首をしめられていた。美女連続殺人事件の2人目の犠牲者であった。その後、ブロックはレイプ・センターのベリル(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)という女性から面会を求められて捜査の手ぬるさをなじられた。夜、聞き込み捜査を再開し、ある娼婦の挑発にのり身をゆだねる。ネクタイを忘れて店から出てきた彼を、スニーカーをはいた男が見つめていた。第3の犠牲者が発見された。ブロックは聞き込み先の娼婦に手錠をかけてセックスし、快感を覚えるようになった。第4の犠牲者、それはブロックが関係した娼婦であった。アスレチック・クラブでベリルに再会したブロックは、ミシシッピ川をゆく遊覧船で食事をともにし、互いに心が通じあうのを感じる。署に犯人からの殺人予告がきた。予告のタイプされた名刺をたよりに彼はサムの店へ行き、そこからプラリーヌの店へ行った。近寄ってきたゲイの1人から倉庫で犯人と会うということを聞き出した。彼は約束の時間に倉庫に行き、ゲイの死体を発見した。つづいて2人の犠牲者が出た。第7の犠牲者の近くにはブロックのネクタイがあった。次の夜、ブロックは娘2人、べリルと一緒にカーニヴァルを楽しむ。そんな4人を、スニーカーをはいたピエロ姿の風船売りがじっと見つめていた。犯人像がしぼられ、ビール工場勤務者というところまで判明する。夜、ブロックが帰宅すると家政婦が殺され、アマンダは両手に手錠をはめられ犯されていた。彼の背後から犯人が襲いかかってくる。必死に抵抗すると、犯人は逃げ出した。ビール工場につとめるロルフという男が浮かびあがってきた。彼は元警官で、2人の少女をレイプしてブロックに逮捕された男だった。警察はベリルの家を見張るが、ロルフは見張りの警官を殺して侵入しベリルを殺そうとする。ブロックが駆けつけ、ロルフを長い追跡の末に鉄道線路でつかまえ手錠をかけた。ロルフはなおも暴れ、そこへ列車が通過。ブロックが立ちあがると、ロルフの手首だけが残っていた。(ワーナー映画配給亨一時間五四分)

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

1.5悲しいくらい古びちゃってるな。王道から外れた新しい事をやろうとして...

2024年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しいくらい古びちゃってるな。王道から外れた新しい事をやろうとして、かと言って振り切った破天荒もやれず、結果全体の印象を中途半端なものにしちゃってる。特に一流俳優+スタッフのサスペンスで顕著な傾向だと思う。イーストウッドをエロ刑事にしても、凡庸なストーリーはどうにもならなんよな。

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monja

2.0ちと、どうかな

2024年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ストーリーが雑?な気がする。

午後ロード録画視聴にて。

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myzkk

3.5本人の嗜好や悩みも描いているのでは

2023年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

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parsifal3745

3.5思った以上に魅せられた。

2023年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

知的

正直シンプルで見慣れた退屈な物語だと思って見始めたがなかなかどうして、早いテンポと明確な犯人の目的によって追い込まれていく主人公の緊張感が画面を通じて最初から最後まで良く伝わってくる。二時間があっという間の佳作である。

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mark108hello