大進撃

劇場公開日:

解説

ジェラール・ウーリー、ダニエル・トンプソン、マルセル・ジュリアンの共同になる脚本を「大追跡」のジェラール・ウーリーが監督した戦争コメディ。撮影はクロード・ルノワール、音楽はジョルジュ・オーリックが担当している。主演は「大追跡」のルイ・ド・フュネスとアンドレ・ブールビルのコンビに「素晴らしきヒコーキ野郎」のテリー・トーマス、「ビバ!マリア」のクラウディオ・ブルックなど。

1966年製作/フランス
原題または英題:La Grande Vadrouille
配給:東和
劇場公開日:1967年12月15日

ストーリー

花のパリがナチに占領されていた頃。そのパリ上空で、英国空軍の一機がドイツ軍に撃墜され、三名の搭乗者がパラシュートで脱出した。風呂屋で集合ということで、三人はわかれ、隊長は動物園に着陸し、何なく集合場所に向った。部下の一人ピーターは、とあるビルの窓わくを塗っていた臆病なペンキ屋のオーギュスタン(アンドレ・ブールビル)の吊り台にひっかかった。ところがすぐ隣りがドイツ軍の司令部だったので、まったく関係ないオーギュスタンまで事件にまきこまれてしまった。一方、もう一人の部下アランはオペラ座の屋根に降り、芸術至上主義の指揮者スタニスラス(L・D・フュネス)の控室にもぐりこんだ。リハーサルから戻ったスタニスラスは仰天し、すぐ部屋から追い出そうとしたが、アランの必死の気迫に圧倒され、ついナチの将校の追求からかばってしまった。こうして、ピーターの代理のオーギュスタンとアランの嘆願にまけたスタニスラスは、指定の風呂屋で隊長にあい、打合せをすませた。ところが、このことはすでにナチの将校に露見していた。のりかかった船と、スタニスラスとオーギュスタンは、三人の連合軍将校を脱出させることにした。南フランスのムルソーなら脱出しやすいというので一行はそれぞれにムルソーに向ったが、行き違いや手違いで、全員ムルソーの司令部に捕まってしまった。だが、隊長の案で司令部に火を放ち、全員めでたく脱出した。大空高く舞いあがったグライダーの中で、隊長にその勇気と献身をたたえられ、二人は、今やいっぱしのレジスタンスの闘士きどりだった。

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映画レビュー

4.0Tea for Two

2022年7月14日
Androidアプリから投稿

ナチス占領下のパリ上空で撃墜された
英空軍兵士3名を自由地帯に逃がそうとする
市井のフランス人達の物語

主役はフランスのコメディアンふたり
肩車のシーンが有名らしい

田舎の人のいいオジサンみたいなブールヴィルと
アクの強いルイ・ド・フュネスはいい組み合わせ

山道を追ってくるドイツ軍
偵察機と荷馬車
偵察機とグライダーの攻防などの
スタントの活躍もあり
終盤にむけて盛り上がります

ヴィエイユ・デュ・タンブル通りで
娼婦がたむろしていますが
〈かの国では娼婦役が上手く演じられなければ一人前の女優ではない〉
とかいう記事を昔読んで
大陸って戦争の度に大変だったんだろうな
と思ったのを思い出しました

フランスで大ヒット
開放感(解放感?)あり

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jarinkochie