大砂塵の男

劇場公開日:

解説

雄大な西部の大牧場で牛をめぐってくりひろげられるあらくれ男たちの闘いを描く。製作はハリー・テートルマン、ジェームズ・ダフ・マクアダムズ、監督はポール・スタンリーとジェリー・ホッパー、脚本はリチャード・フィルダーとドン・インガルス、撮影はベンジャミン・クライン、編集はジーン・パーマーが各々担当。出演はチャールズ・ブロンソン、リー・J・コッブ、ブライアン・キース、ロイス・ネットルトン、ジョージ・ケネディ、ゲイリー・クラーク、ベン・ジョンソンなど。

1972年製作/アメリカ
原題または英題:The Bull of the West
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1973年5月12日

ストーリー

ワイオミングに向かう列車の中で知り合ったさすらいのカーボーイ、ジョニー・ウェイド(ブライアン・キース)と年若な流れ者スティーブ(ゲイリー・クラーク)は、ジョニーの昔なじみで牧童頭をしているスピナー(ベン・ジョンソン)に頼み、彼とスティーブを牧童として雇わせることを承知させた。牧場主はベン・ジャスティン(チャールズ・ブロンソン)だった。数カ月後、ウォーキング・ビュート牧場の新しい所有者として、ジョージア・プライスが乗り込んできた。彼女は牧場主たちの協定を無視して、新たに5000頭の牛を買い入れると発表したため、牛の食料がおびやかされると牧場主たちは反発したが、これも無視された。そのため、彼女の牧童頭となっていたスピナーがやめ、ジョニーがそのあとがまに座った。ジョージアの牛に牧草地を荒らされるのを恐れた牧場協会の理事ガース刑事(リー・J・コッブ)やトランパス、サチェット(ジョージ・ケネディ)がめいめいの土地に柵をめぐらし始めた。予期したトラブルは続出し、ジョニーの悪どさに嫌気がさしたスティーブは牧場をやめてしまった。その彼に、ジョニーは、もし判事の所で働きでもしたら命がないとおどかした。柵をこわそうとして2人の牧童が殺されたために、ジョージアは到着した牛の群れをガース牧場に向けて暴走させた。何もかも踏みにじってしまうすさまじい暴走だったが、牧童たちの必死の奮戦で方向を変えることができ、事なきを得た。その事件後、スティーブと対決したジョニーが殺されたため、ジョージアはやっとあきらめて、牧場を売りにだすことにした。平和が戻ってきて、各牧場の駆り集めが始まった。その中でジャスティンの群れの小牛が頭、伝染病のため死んでいた。群れの1頭残らず殺さなければ、他に伝染する恐れがある。ジャスティンは皆のため覚悟を決めて、大切な牛を殺し始めた。最後の1発、力を落とさずまた出直すという彼に、同業者たちがそれぞれ援助を約束してくれた。家路につく彼の両腕には妻のメリー(ロイス・ネットルトン)と息子がよりそっていた。

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