西部開拓史

劇場公開日

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解説

1830年から80年代に至る50年間に、ある開拓一家が3代にわたって経験した西部開拓の物語でシネラマ劇映画第1作である。ライフ誌に連載された絵物語にヒントを得たジェームズ・R・ウェッブが195冊の歴史書をもとに脚本を書いた。監督は第1、第2、第5話が「アラスカ魂(1960)」のヘンリー・ハサウェイ、第3話が「リバティ・バランスを射った男」のジョン・フォード、第4話を「嬉し泣き」のジョージ・マーシャルが担当。出演は「太陽にかける橋」のキャロル・ベイカー、「ママは二挺拳銃」のデビー・レイノルズ、「ロープ」のジェームズ・スチュアート、「恐怖の岬」のグレゴリー・ペック、「ハタリ!」のジョン・ウェイン、「ティファニーで朝食を」のジョージ・ペパード、「フロッグメン」のリチャード・ウィドマーク、「怒りの葡萄」のヘンリー・フォンダ、「終身犯」のカール・マルデン、同じくセルマ・リッターなど。撮影は「黙示録の四騎士(1961)」のミルトン・クラスナー、「硫黄島の英雄」のジョセフ・ラシェル、「ブルー・ハワイ」のチャールズ・ラング、「九月になれば」のウィリアム・ダニエルスの4人が担当。音楽は「偽の売国奴」のアルフレッド・ニューマンである。「エルマー・ガントリー 魅せられた男」のバーナード・スミスが製作した。

1962年製作/162分/アメリカ
原題:How the West was Won
配給:東宝

ストーリー

第1話 1830年代の終わり頃、アメリカ東部の人々は、オハイオ川流域の肥沃な土地の開拓に乗り出そうとしていた。ニューイングランドの農民ゼブロン・プレスコット(カール・マルデン)も妻レベッカ(アグネス・ムーアヘッド)、長女イーブ(キャロル・ベイカー)、次女リリス(デビー・レイノルズ)、それに2人の息子の一家を連れてイリー運河を通過し、オハイオ川にいかだを組んで未開の荒野に踏みこんだ。一家が川岸にキャンプを張ったある夜、鹿皮服を着た毛皮売りのライナス(ジェームズ・スチュアート)がカヌーで近づき、プレスコット一家と夕食を供にして西部の事情を話した。野性的で親しみやすい彼をイーブは一目で恋した。翌朝ライナスが既に立ち去ったのを知っても彼女の心は変わらなかった。一家が下流に向かう間、ライナスは上流に行き、川岸の天幕の店を見つけたが、ホーキンズ大佐と名のる主人は実は河賊で、ライナスも欺されて荷物をとられ、ナイフで刺された。しかし丸太にまたがって川を下ったライナスは、プレスコット家を襲おうとしていた河賊たちを、開拓民と力を合わせてやっつけた。一家がいかだで急流を下る時、激流は両親を呑んだ。両親の亡くなった土地に農園を建てようというイーブに、ライナスは開拓生活を誓った。しかし、蒸気船の汽笛は、リリスを新しい町セントルイスに誘った。 第2話 10年後、リリスはセントルイスのキャバレーの歌手だった。常連の中に賭博師クリーブ・バン・ベイレン(グレゴリー・ペック)がいた。ある日、リリスはほとんど忘れていたパトロンの金鉱相続人になったことを知らされた。これを盗み聞いたベイレンは金鉱を自分のものにしようと計画した。彼女の乗った幌馬車隊が西へ出発して間もなくベイレンが馬で現れた。彼女を愛する隊長モーガンは素性を見抜いたが護衛として雇った。インディアンの急襲でベイレンが傷ついた時、リリスは我を忘れて彼を抱きしめた。ところが金鉱がすっかり掘り尽くされて何の価値もなくなったのを知ったベイレンは、彼女を捨てて元の賭博生活に入った。しかし川蒸気船のサロンで、キャンプショウの歌手になっていたリリスの声を聞いたベイレンは、勝っていたカードを捨てて彼女に近づいた。改めて愛を誓い合った2人は新しい都市サンフランシスコで運を試してみようと決心した。 第3話 南北戦争が始まった。ライナスとの間に息子2人をもうけたイーブの一家にも戦火は及び、ライナスは最初の志願兵として戦場にあった。長男ゼブ(ジョージ・ペパード)も母親の反対を押し切って志願し、銃火の中で父の死を知った。気を落とした彼は戦争の意味を行き会った南軍の脱走兵と話し合い、自分も逃走しようと考えた。2人の傍にシャーマン将軍(ジョン・ウェイン)とグラント将軍がいるのに気づいた南軍兵は引き金を引こうとしたが、ゼブはとっさに銃剣で南軍兵を刺殺した。悲劇的な戦争は終わった。父の後を追うように母も死んだ。ゼブは農場を弟に譲り、自分は騎兵隊にとどまる決心をした。 第4話 1860年代の終り頃、ユニオン・パシフィック鉄道の大陸横断工事をインディアンの襲撃から守る騎兵隊を指揮するのは、中尉となったゼブである。建設所長のマイク(リチャード・ウィドマーク)は新しいタイプの鉄道第一主義者で長年インディアンと生活を共にした野牛狩りの男ジェスロ(ヘンリー・フォンダ)に反対して最短距離をとるために、インディアンの食糧供給路を通るのを主張した。ゼブは間に入って一時的な条約を結んだがマイクは鉄道で狩人を送りこみインディアンの食料を乱獲したので遂にインディアンは怒り、野牛の大群を放った。彼らを欺すのに一役買ったことに気づいたゼブは退役して、さらに西へと向かった。 第5話 1880年代の終わり頃、未亡人となったリリスは借金のため豪華な邸を売ってアリゾナ州に移住した。保安官になった甥のゼブや妻ジュリーたちとの再会を喜ぶ間もなく、ゼブはギャングのチャーリー・ガント(イーライ・ウォラック)の企てた列車襲撃を討伐しに向かった。激しい撃ち合いが続いたが、正義は勝った。法律と秩序が西部にもたらされ、ついに西部はかちとられたのである。

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映画レビュー

3.0何故ない貯水塔の倒壊シーン…

2022年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アメリカ合衆国建国後の歩みに関する
歴史教科書の映像版を見ているような
作品だった。

若い頃は先住民との戦いの後に
南北戦争で国がまとまったのかなと
思っていて、
南北戦争→第七騎兵隊全滅→OK牧場の決闘、との時間軸であることを
知るのは随分と後のことだった。
若い頃にまずはこの作品を観た上で
その後に西部劇等を観てきていたら
各作品の理解も違ってがいたのかな
とも思わされてしまった。

レンタルDVDにはレターボックスサイズと
シネラマサイズの2枚が入っており、
映画館でのシネラマ上映を経験している
我が身としては
懐かしさからシネラマ版でと思ったのだが、
さすがに画面の小さいTVでは
見辛さを感じて、
すぐにレターボックス版に変えて鑑賞した。

また、途中から
3分割フィルムから修正した時の歪みの
あることに気が付いたが、
ディスクにある予告編を見たら
本編とは違って繋ぎ目が見え見えだった。
予告編は少し前のもので、
本編は現代のデジタル技術で
更に修正を加えたものだろうか。
いずれにしても、
本編ではほとんど気になることはなく、
現代の修復技術の高さを感じさせられた。

ところで、この作品の紹介でよく利用される
スチール写真で見る
大迫力のバッファローの爆走シーンと共に、
貯水塔の倒壊に合わせ
スタントマンが飛び降りる
見事な場面があるはずなのだが、
借りたディスクでは、
何故か貯水塔が傾くまでしか無い。
何故だろう。
当時の上映の際にも無かったのだろうか。

それにしてもこの作品、
基本的にはデビー・レイノルズ(キャリー・
フィッシャーのお母さんとは驚き)と
ジョージ・ペパードが主役の構成。
しかし、謳いはスター俳優総動員映画。
シネラマ的場面優先の作品だったためか、
スターの必要性もあまり感じられないほど
俳優のクローズアップは少なく、
ヘンリー・フォンダなどは
ヒゲのメーキャップもあって
初めは本人とは気が付かない位。
興行のための人寄せパンダ的な
制作姿勢も感じられる作品でもあった。

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KENZO一級建築士事務所

2.5是非ブルーレイで !

2021年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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はむちん

5.0本作によって、西部劇は一旦集大成され総括されてしまったのです 西部劇映画は本作以前と以後で、厳然と時代が区切られていると思います 西部劇ファンなら絶対に観なければならない映画です

あき240さん
2021年10月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1962年11月日本公開
米国公開は1963年2月なので珍しく逆転しています

スーパーウルトラ超大作というのが本作の形容詞に相応しいと思います
アカデミー賞は8部門でノミネートされその内3部門で受賞しています

西部劇ファンで、本作を観てないなんて言うことはできません
西部劇集大成にしてスタンダードであると断言します

1939年から1989年の50年間に渡るプレスコッ一家の物語を5つの話で構成し、それを4人の監督が分担して撮影した作品です

第1話 河、1830年代末
一家が東部から来てオハイオに定住するまで

第2話 大平原、1850年代
大人になった次女リリーはセントルイスからサンフランシスコを目指す

第3話 南北戦争、1861年~1865年
長女イブの息子ゼブが北軍に従軍する
戦争が終わり帰ってみると父母は亡くなっていた

第4話 大陸横断鉄道、1868年
ゼブは戦後、鉄道敷設工事を守る騎兵隊の若き指揮官となる

第5話 アウトロー、1880年代末
中年男となったゼブ、家族をもちある田舎町の保安官になっている
亭主を亡くし老女になったリリーが自分の土地に移り住めと彼を訪ねてくる

165分もあります
つまりセルジオ・レオーネ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウエスト」と同じ長さです
その作品は、本作の第5話を下敷きにしています

本作と比較して下さい
本作の方が遥かに優れていると感嘆すると思います
ハッキリいってレオーネのその作品は本作の劣化版、しかも水膨れさせた作品です
カメラとフィルムの進歩による美しい映像だけがかろうじて本作に対抗しうる部分です
その作品を観たならば、口直しに本作を観たくなるはずです

大平原を進む長大な幌馬車隊の車列
それを猛速度で襲撃するインディアン
その迫力たるや「駅馬車」以上です
それがカラーしかも元祖シネラマで撮影されているのです!

鉄道の敷設工事のシーン、西部の街のシーン、走る列車の上での悪漢どもとの対決のシーン
どれもこれも最上級のものです

長いとも退屈だとも、まして長さに苦痛を感じるなんてことは全くなく、一気に最後まで観てしまうと断言します

本作によって、西部劇は一旦集大成され総括されてしまったのです
西部劇映画は本作以前と以後で、厳然と時代が区切られていると思います
本作以後は、マカロニウエスタンのように、従前とは違う毛色や特色を売り物にしなければならなくなったのです

西部劇ファンなら絶対に観なければならない映画です

ただDVDの映像は、初期のシネラマの3台のカメラで撮影してそれを一つのスクリーンに同期して映写する方式の作品であるため、左右中央とで画面のつなぎ目が気になります

それはそれで映画の歴史を感じる意義が有るのかも知れません

しかし、古い作品だけあって色褪せてもいます
映画関係者の皆様
是非お願いです
4Kリマスターで元の鮮やかな色彩と、最新のデジタル技術でつなぎ目がわからないクリアな映像で再発売をお願い致します
そしてできうるならばIMAX として劇場公開をお願い致します

映画の金字塔にはこのような対応が必ず成されるべきと考えます

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あき240

4.0アメリカは昔と今も変わらないな~って感じ。

エイジさん
2015年2月3日
Androidアプリから投稿

悲しい

楽しい

知的

タイトル通りアメリカの開拓物語です。
ある家庭を開拓とともにアメリカが発展していくストーリーなんだが内容はさておきアメリカ中心的な発想が理解し難い。今も尚なんだが当時はまだアメリカ好き勝手発想が根強いな~と思った。所々正義感シーンはあるけど最後のナレーションでアメリカは拳闘と拳銃で土台を創ったと流れた時アメリカは今と変わらないんだな~とちょっと悲しくなった。それを除けばとてもアメリカ史が分かり勉強にもなりました。カントリーミュージックも流れゆっくり観れます。その感覚で観れば名作は名作です。

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エイジ
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