スピーシーズ 種の起源

劇場公開日:

解説

宇宙からの信号に基づくDNA操作実験によって生まれた、“新たな種”の恐怖を描くSFホラー。エロティシズムの強調と、ベテラン勢が結集したSFXが見もの。監督は「カクテル」「ゲッタウェイ(1994)」のロジャー・ドナルドソン。製作は「13日の金曜日」シリーズのフランク・マンキューソ・ジュニアとオリジナル脚本も手掛けたデニス・フェルドマン。撮影は「スピード」のアンジェイ・バートコウィアク、音楽は「告発」のクリストファー・ヤング、美術はジョン・ムート。怪物のデザインを「エイリアン」の前衛画家H・R・ギーガーが担当し、「スター・ウォーズ」「レイダース 失われた聖櫃<アーク>」などで4度オスカー受賞のリチャード・エドランドが視覚効果監修を、「ゴーストバスターズ」「アビス」のスティーヴ・ジョンソンが特殊メイクと怪物のエフェクトを手掛けている。出演は「死と処女」のベン・キングスレイ、「ワイアット・アープ」のマイケル・マドセン、「オールウェイズ」のマーグ・ヘルゲンバーガー、「プレタポルテ」のフォレスト・ウィテカーら。怪物の仮の姿である美女役にフランスのスーパーモデルのナターシャ・ヘンストリッジが扮し、見事な肢体を披露して映画初出演。

1995年製作/108分/アメリカ
原題または英題:Species
配給:UIP
劇場公開日:1995年11月23日

ストーリー

約20年前、宇宙に向けて人類が発信したメッセージに返事が帰ってきた。遠い宇宙の彼方の知的生命体は、遺伝子の基であるDNAの不思議な配列を返信していた。フィッチ(ベン・キングスレイ)率いる科学者グループは秘密研究所で、謎のDNAと人類のDNAを結合させる極秘実験を行う。DNAを注入された卵子はわずか数週間で女性の胎児、そして赤ん坊から少女へと成長を遂げた。科学者たちは彼女をシルと命名するが、やがて彼女の危険性を見抜き、抹殺しようとする。研究所から逃げ出したシル(ミシェル・ウィリアムズ)を捜し出すため、フィッチは各分野から選ばれた特殊チームを編成した。メンバーは、追跡と抹殺のエキスパートのプレストン(マイケル・マドセン)、霊能力者のダン(フォレスト・ウィテカー)、分子生物学者のローラ(マーグ・ヘルゲンバーガー)、異文化行動学の権威アーデン(アルフレッド・モリーナ)の4人。その間にも絶世の美女に成長を遂げたシル(ナターシャ・ヘンストリッジ)はロサンゼルスに向かい、生殖のために交尾の相手を捜し歩いていた。交尾に成功すれば、シルの種族が急速に繁殖することは必至だった。それは人類の絶滅を意味する。シルを倒すには細胞の一片も残らず焼き払わねばならない。チームはシルの行動を追うが、ことごとく失敗。アーデンとフィッチが犠牲になりながらも、醜怪な正体を現したシルを地底の洞穴に追い詰めた3人は、死闘の果てに辛くも焼き払うことに成功する。だが、その時すでにシルは子供を産み落としていた……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0誘惑エイリアン

2023年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

1995年の映画。約28年前。
宇宙生命体のDNA操作で誕生したシル。生かすのは危険とされ毒殺されることとなった。しかしシルはガラス張りの部屋を突き破って地上に逃げる。オープニングのシーンから衝撃的。少女のシルは、なんと、ミシェル・ウィリアムズ!

想像以上にハラハラしぱなっしで、面白かったです。粘膜質のクリーチャーは、やっぱり、元祖『エイリアン』に似てます。デザイン担当が同じ、H・R・ギガーですからね。

生殖願望強く、男性をゲットするため街を彷徨う美女エイリアンがセクシーすぎました。糖尿病持ちで、性交渉を拒むなんて、チェックが厳しい!
ことが終わったと同時に胎動があり、数時間後?には、赤ん坊エイリアンが生まれるなんて、成長早すぎ。

エイリアンは退治したかと思ったら、ドブネズミにDNAが引き継がれたのか? 続編があるってことですね。

霊能者ダンの人の眼差しが優しく、いい感じでした。

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共感した! 5件)
mitty

2.0ロングアイランドアイスティー

2022年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

このカクテルが流行った1995年当時をリアルタイムで体験してる人なら、当時のSFスプラッターなんてこんなもんだと達観してるだろうからそれなりに楽しめるはず。「エクソシスト」のリンダ・ブレアを彷彿とさせる15歳のミシェル・ウィリアムズを見れるだけで満足という人もいるのでは?

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共感した! 0件)
トリパラエース

3.090年代作品群

2022年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

怖い

単純

当時、劇場では観てないが、レンタルビデオで観た覚えがある。
わりと大々的に宣伝してた様な気がするんだが、たいして面白いとは思わなかった記憶がある。
ナターシャ・ヘンストリッジのヌードがインパクトあり過ぎて、ギーガーデザインの変身体が地味な扱いだったのは残念だ。

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共感した! 1件)
ヒックス伍長

3.0ダーウィンの種の起源とは全く関係ない

2022年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

単純

テレビ東京の午後ロードを観賞。
1995年の映画。27年前。
約20分短縮版。短縮された部分が一番みたかった部分です。
エイリアンの名前はシル。若い頃のミシェル・ウィリアムスが観れる点で貴重な一作。
14歳くらいかな?運賃が半額ですむから11歳にしといてあげるねって、優しいふくよかな車掌さんが言ってだけど。洗面台で少女の殻を破って正体を表すエイリアン。車掌さんの格好をした絶世の美女(ナターシャ・ヘンストリッジ)の場面に跳んだ。殺された黒人の車掌さんは、とりあえず成長する身体に合わせて衣装を替えるためだけに殺されたみたい。可哀想。女性科学者のローラはシルが人間を殺す理由についてあれこれ言うけど。美女に近づいて、次々に命を落とすイケメン達やその恋人。病院に送って、診療代をクレジットカード建てかえた男は大きなジャグジー風呂付きの豪邸に住む男は子供が欲しいとはっきり言われる。優秀なDNAと見込まれた? でも、未遂。まだ人間の生殖方法がわかっていなかったか。
霊能者のダンが一番見込まれてしまう可能性高いような気がするが、そうではなかった。アーデン(アルフレッド・モリーナ)はハーバード大学で比較人類学講座の学者かもしれんけど、アホだよ❗あの顔は。
本当に狙っていたのはローラと一緒のブレスだったけど、妥協した?そこが間違いのもとだったかも。行き当たりばったりの本能に賭けた行動は裏目に出たか?
ネズミに受け継がれるエイリアンのDNA。続編への予告ありありなエンディング。
ローラ役のマーグ・ヘルゲンバーガー
はこのあと、CSIシリーズの科学者でレギュラーをつかんだみたいですね。
シルには相手にされたくもあり、されたくもなし。

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共感した! 3件)
カールⅢ世

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