ストリート・オブ・クロコダイル

劇場公開日:1989年1月6日

解説

1942年にゲシュタポに射殺されたポーランドの画家で作家でもあったブルーノ・シュルツの短編『大鰐通り』を基に、双子の人形アニメーション作家ブラザーズ・クエイが手掛けた作品。古びた機械の持つ奇妙なエロティシズムと仕立て屋の人形たちの無気質な不気味さが本物のツバや臓物によって強調される。

1986年製作/20分/イギリス
原題または英題:Street of Crocodiles
配給:イメージフォーラム
劇場公開日:1989年1月6日

あらすじ

荒れ果てた田舎の博物館にひとりの男が迷い込む。男はそこに展示されていたクロコダイル通りの古地図を眺め、覗き見式のキネトスコープでクロコダイル通りの模型を見る。機械仕掛けの模型はほこりと鉄さびで動きを止めていたが、男の垂らしたツバで作動を開始する。模型の中にいたパペットの男は、クロコダイル通りをさまよい、とある仕立て屋の作業部屋にたどりつく。当否を剥ぎ取られたマネキン人形の仕立て屋たちは、男の首をすげかえ、仕立て屋の紙で生の肝臓を丁寧に包むのだった。

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映画レビュー

5.0たった20分、唯一無二の今でも斬新な世界観!!

2025年7月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

斬新

約36年前に劇場で初体感した時は衝撃を受けました。
唯一無二、クエイ兄弟だけの独特な芸術的映像です。
36年経って、それがはっきりと証明されました。
誰もこのようなダークでエグい世界観を生み出せるクリエイターは居ないので。
ノーラン?大袈裟に言わせていただくなら、世界観では足元にもおよばないのでは。
(商業芸術と芸術を一緒には出来ないのですが。ノーランさん、本当は芸術家になりたかったのかなぁ)

クエイ兄弟最新作を劇場で観た後なので、久しぶりにテレビ画面で視聴。

最初の唾たらりと魂を吹き込むシーンからもう最高〜!

メカニックが笑う、ネジがほこりの上を踊る、
糸が緊張感を醸す、脳なしドールが舞う、、、

ダンス、ムーブ、ライティング、ピンボケ感、質感(手触り感)、全ての要素・つくりが素晴らし過ぎる!!

鼻つんドールの目玉は生きている眼差しを感じるし、舞台の仕掛け空間は息をのむほど素敵だし、どれもこれも独自の魅力があって堪りません。

この映像が今現在アマゾンプライムで手軽に見られるなんて、いい時代になりましたねぇ。しかも多数の短編まで一緒に見られます。Amazonさん、この作品のチョイスはえらいっ

この映画について、ああだこうだ長々と言う必要はありません。
見れば素晴らしさが分かりますから。
音楽もGOODですよ。

この作品のレビュー数が映画.comに少ないのは非常に残念です。

※修正済み 2025年8月2日

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ユッキー ウッキー(略して ユキウキ)

3.0クレイアニメーション

2019年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

初クエイ。
クエイ兄弟の代表作と言われるこの作品。20分と短めだが撮影にどのくらいの時間を要したのか想像もつかない。

冒頭で(これは箱庭)というような映像がある。兄弟はまさに世界の創造者である。クレイアニメの持つ寂しさや恐さなどを突き詰めている。急に出てくる「肉」に(やばいものを観ている)という気持ちが高まる。

わかりやすい物語はなく、細部への徹底したこだわりと異世界の表現を味わう作品。これ以上長いと観客側がもたない可能性があるだろう。

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散歩男

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