過ぎゆく夏

劇場公開日:

解説

ロックがまだ不良たちの音楽として危険視されていた50年代を舞台に、少年たちのひと夏をロックを通して描いた青春映画。監督は本作が監督デビューとなるジェフリー・ホーナディ、製作はロバート・シモンズ、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンズレイ・パーソンズ・ジュニア、撮影はロバート・ブリンクマン、音楽はランディ・エデルマンが担当。

1991年製作/アメリカ
原題:Shout
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1992年4月18日

ストーリー

1950年代半ばのテキサス。孤児のジェシー・タッカー(ジェームズ・ウォルターズ)が送られたベネディクト少年院は、厳格で保守的な院長ユージン・ベネディクト(リチャード・ジョーダン)の管理下で、厳しい教育が行われていた。世間に反抗し更生のために院に保護されている少年たちは、規則でがんじがらめにされ、一層心を閉ざしている。ある日、院長の娘サラ(ヘザー・グラハム)が大学の夏休みで帰省し、少年たちは浮き立つ。それから間もなく、新任の音楽教師ジャック・ケイブ(ジョン・トラヴォルタ)がやってきた。彼の持っていたレコードのロック・メロディは少年たちの心を惹きつけ、音楽などに興味のない彼らも楽器を手にし始める。そして、仲間たちにたきつけられ、サラにアタックを始めたジェシーは、いつしか彼女と恋に落ちていった。だが、幸福は長く続かなかった。ジャックが、指名手配中の容疑者であることが分かったのだ。姿をくらましたジャックを追ってきたジェシーに、ジャックは仲間の黒人を助けるため誤って人を刺してしまったと告白する。ジェシーの自首の勧めを拒むジャック。やがて、独立記念日がやってきて、少年たちによる演奏が行われる。そこへジャックの姿が。逮捕を覚悟で、ジェシーたちの演奏を見に来てくれたのだ。少年たちの演奏はロックに切り換えられ、彼らの表情は生気に満ちあふれていく。

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