スウィッチ 素敵な彼女?

劇場公開日:

解説

死んだプレイボーイが女性になって現世に復活、名誉挽回を図るファンタジー・コメディ。監督は「ティファニーで朝食を」「ピンクパンサー」シリーズのブレイク・エドワーズ、製作はトニー・アダムス、エグゼクティヴ・プロデューサーはアーノン・ミルチャンとパトリック・ワックスバーガー、撮影はディック・ブッシュ、音楽は「ティファニーで朝食を」ほかエドワーズ監督の諸作品を手掛けているヘンリー・マンシーニ、編集はロバート・パーガメント、美術はロジャー・マウスがそれぞれ担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Switch
配給:東宝東和
劇場公開日:1991年9月7日

ストーリー

女癖の悪さから、女性たちの恨みを買って殺された広告マンのスティーヴ(ペリー・キング)。彼は神様から、本当に愛してくれる女性を見つけたら、天国に迎え入れるという条件を付けられ現世に送り戻される。が、それを見ていた悪魔が、彼の姿をアマンダ(エレン・バーキン)という女性にしてしまった。自分の生前の悪評を女性になって初めて思い知るスティーヴだったが、唯一彼の死を心から嘆き悲しんでくれた親友ウォルター(ジミー・スミッツ)と結ばれた。そして彼女は妊娠、出産。彼女を本当に愛してくれた女性は、彼女が産んだ自分の娘であった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) エレン・バーキン
詳細情報を表示

映画レビュー

3.5どっちもちがって、どっちもいい

2023年3月9日
Androidアプリから投稿

女性を侮っているプレイボーイが女性に生まれ変わってしまったコメディ作品。
女優さんがプレイボーイを演じる画面的なチグハグさが面白く、近年では新垣結衣さんと舘ひろしさんのドラマが思い出されるコミカルさ。

天国で出された試練が「女性から愛されること」。
主人公は女性。
無理難題かのように思われる試練と、生前の己のやってきた非道な行いのツケ。
この展開からのまさかの感動までできる。

主人公の最後のセリフが真理だと私は思いたい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
昭和ヒヨコッコ砲

4.0え!?こんなに前からTSがあったの!?

2020年4月17日
Androidアプリから投稿

女性軽視なプレイボーイが女になった途端、男と渡りあえるキャリアウーマンになるのが皮肉というかなんというか。
当時のジェンダーをうまく取り上げてるんじゃないかと思う。
女らしさ・男らしさと表現される行動が、実は性別関係ないよと言われてるような印象を受けた。
しかし、TS好きには堪らない設定・展開だけど子どものうちに見たら何かに目覚めちゃうんじゃないか(褒めてる)
ちゃんと目覚めてから見れて良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ひゃさ

4.0カフカ?

2019年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 カフカの「変身」じゃないが目が覚めたら女性に変っていたいたらどうしましょう、新海監督の「君の名は」もそんなプロットで笑わせてくれましたね、この映画の魅力はプレイボーイが天罰で女性にされるという奇抜なプロットだろう。ブレーク・エドワースのオリジナルかと思ったら1959~60年にブロードウェイで上演された「グッバイ・チャーリー」(脚本:ジョージ・アクセルロッド、主演ローレン・バコール)が元ネタだった。フォックスのダリル・ザナックからブレーク・エドワースに映画化の話が持ち込まれたが彼は断り、1964年にヴィンセント・ミネリが監督、デビー・レイノルズとトニー・カーティス主演で一度映画化されている。
エドワース監督が何故リメイクする気になったかは定かでないが、ザナックが死んでいるのでしこりが取れたのかもしれない。やはりこの種のコメディを作らせたら天下一品、役者を縛らず自由な演技を引き出す作風とエレン・バーキンのコメディアンヌぶりが相まって不思議な味わいの風刺劇に仕上がった。ハイヒールはほんとに辛そうだった、女性ってすごい。
古くからの相棒ヘンリー・マンシーニが音楽でバーキンの粗暴さを若干和らげてくれています、まさに大人のコメディでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
odeonza

3.0タイトルなし

2018年10月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

昔の作品って、こう云うタイプのがけっこう有ったように思う。
性格の悪い主人公が…的なやつね(笑)

主人公は、クソみたいな奴なので 周りからはよく思われていない。
主人公がエレン・バーキンに変わってからも 取り立てて態度が凄く変わった感じはしないけど、自分を愛する人を見付けなければいけないと言うミッションがある!
嫌われ者の彼を本当に愛してくれる人は現れるのか?!

エレン・バーキンの「野郎」っぽい雰囲気が また彼女に合ってて良かったかな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
m@yu-chan