15才の夏

劇場公開日:

解説

思春期の男女の恋を描く青春ドラマ。製作は「ラ・ブーム」のアラン・ポワレ、監督はマルセル・ジュリアン。脚本はジュリアンとマルセル・ダッソー、撮影はアンリ・ドカエ、音楽はジャック・ルヴォーが担当。出演はマレーヌ・スヴェンビョルンソン、アレクサンドル・スターラン、シリエル・クレール、セリーヌ・エルトーなど。

1983年製作/フランス
原題または英題:L'Ete de nos quinze ans
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1983年5月14日

ストーリー

マレーヌとフランソワが出会ったのは、10年前の夏、避暑地ドーヴィルの浜辺だった。マレーヌはそこでリサイタルをひらくオペラ歌手の母モードとともに滞在していたが、まだ幼かった二人は、ちょっとした家出騒ぎをまきおこしたものだ。そして今、マレーヌ(マレーヌ・スヴェンビョルンソン)は14歳。ドーヴィルの別荘のプールサイドで日光浴をしていた時、スカイダイヴィングで、フランソワ(アレクサンドル・スターラン)がプールに飛びこんで来た。フランソワは、ひと目で彼女に心を奪われ、父のベルナール(ミシェル・サルドゥー)に「彼女は虹だ」と告げずにはいられなかった。マレーヌとフランソワは、毎日楽しいデートを続けた。そんなある日、二人は闘牛見物に出かけ、彼は勇気をふるって愛をうちあけるが、なぜか彼女は素っ気ない。フランソワは複雑にゆれ動く乙女ごころがわかるほどの年齢には達していなかったのだ。その夜、恋の傷手を酒で忘れようとするフランソワ。だが、二人はすぐに仲直りし、ローヌ河へサイクリングに行った。マレーヌはひとりでボートに乗りこんだ。突然、烈風が吹き、オールをとられたボートはみるみるうちに流されていく。おぼれかける彼女を、青年ユベールか救出した。15歳の誕生日にイヴニング・ドレスでおとなっぽく装ったマレーヌは、あこがれのユベールと一緒に踊り、幸せに頬を染める。翌日、ユベールを訪ねた彼女は、そこで伯母マルチーヌ(シリエル・クレール)の姿をみた。二人はマレーヌの事故が縁で愛しあうようになっていたのである。泣きながらまどろむマレーヌは、フランソワの夢をみる。マレーヌとフランソワは今度こそ、初めてのキスをかわした。長かった夏休みも、終ろうとしている。

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