ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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心に刺さった映画
「希望はいいもの」「希望は永遠の命」という言葉が響いた。
私は大学生で周りから見たら楽しんでいるように見えるだろうが、何かつまらない、楽しめていなく若く貴重な時間を無駄にして毎日を過ごしていた。そんな自分が嫌になっていた時にこの映画に出会った。
映画の中では刑務所にいる人達は分厚い塀の中で監視され生活も制限されているにも拘らず、様々な趣味を持ち、辛い時の描写もあったが、楽しく過ごしているように感じた。また彼らは「自由」な生活を求めてもいる。「自由」を求めている彼らが私の生活をみたら「代わってくれ、もっと俺が時間を有効活用して大学生活を楽しんでやるよ」と言うだろうし、私がまだ20代でなんでも出来ることを羨ましがるだろう。そういう感情で観ると凄く自分が情けなくなった。だから、私は残りの大学生活を人並み以上に楽しもうと思う。ちゃんと彼女も作って彼女を愛し、親友も大切にし、バイト先でも楽しみながら積極的に働き、大学にもちゃんと毎日出席し、就活も納得できるような企業に就職する、そして最後に自分が満足できる最後の学生生活を過ごす。これが私の希望だ。
どうしてこんなに人気なのかわからなかった
希望や夢を持ち諦めずに強く生きていく…そして自由…。
人気No1として紹介されることが多いショーシャンクの空にですが、私的には実に凡作…でした。教訓的で教科書的で、登場人物の感情が伝わらない映画。
所々のメタファー的なもの、
・所長が妻の作った刺繍「主の裁きは下る,いずれ間もなく」の裏に金を隠している
・レコードで流した曲はフィガロの結婚
・ハーモニカを吹かない
などなどの所々のメタファー的なもの安直すぎてしっくりこず。
最終的に脱獄した時も感動やカタルシスもなく、淡々とストーリーが進んで終わった…という感じでした。
とにかく表現が薄く軽い。
冤罪であってという前提で地獄的な数十年を過ごし、冤罪の証言者が現れたのに消し去られといる主人公なのに、感情移入ができなかった。それまでの人生の知恵を生かしサバイバルした訳ですが、刑務所のむごい所業も恐怖感や絶望感を感じられず、才能でぽんぽんと事を運んでしまってという感じに見えてしまう…。
仮出所した老人が自由になじめず自殺を選択してしまったりなども、見せたいものの本質は理解できるんだけど、先が読めてしまう展開であまりにストレートに事が運ぶので、だよね…となってしまう。
こんなにも人を惹きつける作品なのに、かなり映画として凡作(悪くはないけど良い所もない)で、自分はすさんでいるような気すらしてしまいました。必要以上に表現しないことが逆に良いのかな…?
映画としての完成形!文句の付けよう無し!
無実の罪により収監された、元銀行員のアンディがどのように生きるのかを描き出したサスペンス&ヒューマンドラマ。
監督/脚本は、『ザ・フライ2』や『フランケンシュタイン』等で脚本家として活躍していたホラー作家フランク・ダラボン。
原作は『シャイニング』『スタンド・バイ・ミー』等、数多くの作品が映画化されていることで知られる、小説家のスティーヴン・キング。
主人公アンディを演じるのは、『トップガン』『ジェイコブス・ラダー』の、後のオスカー俳優ティム・ロビンス。
アンディと友情を築く囚人レッドには、『ドライビング Miss デイジー』『許されざる者』の、伝説的俳優モーガン・フリーマン。
第19回 日本アカデミー賞において、最優秀外国作品賞を受賞!
いつかは観ないといけないと思いつつ、今まで観ていなかった本作を漸く鑑賞することにしました。吹き替え版での視聴です。
ひとつの映画として完璧なクオリティ!
観終わった後に感動で震える映画に久々に出会えました!
感動的なメッセージ性だけでなく、最後の余りにも美しい伏線回収が本当に素晴らしい。
冷静に考えると「いくらなんでも上手くいきすぎだろ!」というストーリー・ラインや展開なんですが、それを映画鑑賞中には感じさせないほど夢中にさせてくれる、圧倒的なパワーを持っている作品!
「自由」というものの持つ恐ろしさを描きつつ、どれだけ苦しく絶望的でも「自由」を目指す希望を捨ててはいけないというメッセージに心を打たれない人はいないのでは?
音楽、映画、読書、勉学こそが人間として大切なんだという描写には共感しまくりました。
長きに渡る主人公の鬱屈を打ち破る様なラストシーンは爽快!
長い長い下水管を這いずり回り、やっと脱獄を成し遂げたアンディが全身で雨を受け止める場面は、映画史上最高のシーンの一つといっても良いでしょう!☔️✊
クライマックス、ジワタネホでのアンディとレッドの再会は何度見ても泣ける…😭
ロケーション、モーガン・フリーマンとティム・ロビンスの演技力、レッドのモノローグ、クレーンアップからのエンドロール…
映画のエンディングとして何の文句の付けようも無い。パーフェクト!!
150分という長尺にも拘らず、それを全く感じない映画です!
本当に素晴らしい!
観た後に勇気と希望をくれる、こういった作品こそが本当の映画だ!
どんな状況でも前向きに
彼は刑務所の常識を完全に変化させたはず。
かなり理不尽な状況なのに、知性や経験からの様々なアイデアで人と接していた。その姿が未来を切り開く鍵となることを証明していた。
犯罪者というだけで人権が剥奪されている感じと
保身のためには人を殺してしまう刑務官
自分の知らない世界で起きていることを知ることができた。
善と悪、幸運と不運、希望と絶望、安心と不安とは何か?どこにあるのか...
善と悪、幸運と不運、希望と絶望、安心と不安とは何か?どこにあるのか?ぐちゃぐちゃにされる。
必死に生きるか、必死に死ぬかしか選択肢はない。
どんな状況にあっても、
友を持ち、安らかな心を持ち、希望を持ち、必死に、
まっすぐ生きたいと思った。
主題とはズレるが、
音楽は誰も奪えない。その通りである。
評判以上
刑務所ならではの生活や苦悩の中で、みんなの安らぎのために音楽を流したり、図書館を作ったりなどアンディの天才的かつ優しさ、心の豊かさが作品にでている。
特に、屋上でビールを飲むシーンは最高。「酒はやめたんだ。」と言ってビールを断り、独り離れたところで仲間の様子を見るアンディ。
釈放されて自殺してしまったブルックスと同じ道を行きかけるレッドが、アンディとの約束を思いだし、再会する。再会シーンは、晴れ晴れしく、心から感動できる。
映画を観た後には、10年という月日に重きを感じた。希望や夢を持って1日1日を過ごしていきたいと思える作品。
アンディ…
観る前は長い映画なんだなーって思ったけど、あっという間の時間。
展開は読めても、アンディの人格に惚れ惚れして見入ってしまった。
アンディがみんなにビールをふるまい、微笑ましく見てるその瞬間からやられてしまった。。
人の喜びが自分の喜びになるって素晴らしい。
彼の人格と頭の良さが、観ていて本当に爽快だった。
希望を持って、目の前にあることをコツコツと…何事も本気でやる。
今の自分にもありがたいメッセージでした。
映画の雰囲気や、キャストの良さも素晴らしかった。
星五つに出来なかったのは、アンディの脱獄後の落ち着いた感…あの展開以外ないのは分かるし、良かったとも思うけど…何か物足りなく感じたような…
間違いなく星五つ!とは出来なかった。
でももしかしたら、もう一度観たらまた違うかも!
20年前の映画とは思えない、とても良い映画でした。
希望は死なない
勝手にスティーヴン・キング特集その26!
今回は人間ドラマの名作『ショーシャンクの空に』をレビュー。
この特集は『ミスト』と本作とあと1本で締めようとずっと考えていたが……
6年かけてようやっとこの作品に辿り着けました……(かかり過ぎ)。
原作は1982年発表の中篇『刑務所のリタ・ヘイワース』。
映画化に際し、原作からは様々な追加・改変が施されている。
数名のキャラを1人にまとめたりして流れをシンプルにしている他、
レッドと老ブルックスの出所後の様子や、『フィガロの結婚』、
レッドが『希望』への警告を述べる場面、トミー青年の最後、
アンディが自殺を図るのではというサスペンスなどなど、
物語をドラマチックにする追加が多々。
リアルで泥臭い原作よりドラマチック過ぎるきらいはあるものの、
裁かれるべきでない者が裁かれ、裁かれるべき者が裁かれない世の不条理、
罪を購うということの意味、終身刑というものの持つ重みは原作以上。
そして何より、あのラストがもたらす巨大な感動は唯一無二のものだ。
...
この映画を観るまで、終身刑は死刑よりも生ぬるいものと思っていた。
しかし、考えようによっては終身刑は死刑以上のものなのだろうか。
世の中には一生刑務所から出て来なくてもいいような悪人がいると思う。
だけど、自分の犯した罪を心の底から悔いている罪人もいるとも思う。
そういう人間はきっと、来る夜も来る夜も自分を責め、
あの日に戻れることならと悔い続けるのだろう。
自分が人から奪った年月と同様、失った年月の重みを自身の身で
思い知らされることは、やはり贖罪と呼べるのかもしれない。
主人公レッドも老ブルックスも重罪人ではあったが……
赦しを乞う権利くらいはある人間だったと思う。
育てたカラスをいとおしみ、別れを告げる姿。
暗闇でハーモニカを一吹きし、失われた歳月を思う姿。
社会に、時代に取り残され、自分が何より
無価値な存在に思える苦しみと悲しみ。
赦されたいと願う人間が赦されるには、
一体どれだけの歳月と後悔が必要なのだろう。
...
レッドはアンディに「希望は危険な代物だ」と諭す。
それはきっと、希望が叶わなかった時の絶望ほどに
深く暗い場所は無いからだし、レッド自身はもう自分は
何の希望も抱けないと考えていたからだと思う。
アンディは違った。
冷たいビールを振る舞い、美しい音楽を流し、
束の間でも人間らしい心を思い出させてくれた男。
世の理不尽さに打ちのめされ、人の悪意に打ちのめされ、
絶望の淵に立たされても、人間らしくあることを貫いた男。
彼が友に宛てた手紙の言葉には、僕は何度聞いても涙してしまう。
思い出してくれレッド、
希望は良いものだ、
きっとなによりも良いものだ、
そして、良いものは決して死なない。
あれはレッドにとっての赦しだったのかも。
俺もまた希望を抱いても良いのだという赦しだったのかも。
...
不屈の男アンディ・デュフレーン。
自分の罪で投獄されたのならまだ納得はできるが、
無実の罪で終身刑というのはあまりに辛すぎる。
19年間、檻の中と檻の外の悪人たちに叩きのめされた彼は、
誰より人間性を失っていてもおかしくなかったはずなのだ。
だが彼は負けなかった。
彼を支え続けたのは石ころひと欠片の小さな希望だった。
ちっぽけなロックハンマーで穴を堀り続けてここを出るという希望。
暗い穴を抜け、“記憶のない海”でホテルを営み、舟釣りをするという希望。
(原作では「ハネムーン用のホテル」と語っている。
理由はきっと、亡くした妻への想いだろう)
アンディは塀の中から、いつもあの途方もなく大きな青い空を夢見ていて、
レッドや他の囚人にも、空を見上げることを思い出させたかったんだと思う。
そして、アンディとレッドが青空の下で再会を果たすラストシーン――
...
ああ、これほどまでに喜びと希望に
満ち溢れた物語に出逢えることはきっと稀だ。
あんなにも大きく美しく青く澄んだ空と海を、
生涯の友と交わす一点の曇りもない微笑みを、
どうしてどうして忘れられるだろうか?
この映画は人間の最良の部分を思い出させてくれる。
どんな時でも希望を抱き続けて進むことが、
そして、人に喜びと希望を与え続けることが、
どれほどに気高いことなのかを思い出させてくれる。
「人生はふたつにひとつだ。必死に生きるか、必死に死ぬか。」
何があっても人生は続く。そして人生は、
何の前触れも理由も無しに、情け容赦なく
拳を振り上げてこちらを打ちのめそうとしてくる。
理不尽で無情な人生にどこまで抗えるかは分からないが、
そんな奴にただただ負けっ放しなんてまっぴらじゃないか。
それなら、歯を食いしばってでも人間らしく笑ってやるのだ。
高校時代に初めて観て以来、
ずっと心の中で大事な場所を占めている作品。
この映画を観ると、いつも元気と笑顔をもらえる。
それが物語の力だと思う。それが映画の力だと思う。
人間のイマジネーションが持つ、巨大な力だと思う。
映画って本当に良いものだ。
<2018.11.09鑑賞> 2018.11鑑賞
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余談:
なお、主人公レッドは赤毛のアイリッシュ系という原作設定から
アフリカ系アメリカンのモーガン・フリーマンに変わっているが……
彼の深みのある演技を一度観てしまえば、そんなことは些細な違いだろう。
最後の、消え入るほどささやかで嬉しそうな「I hope.」の響きが忘れられない。
何度も見たくなる作品
すごい先のことが予想できる作品ではありました。でもラストのどんでん返しが魅力満載です。
アンディが有罪か無罪かが最後までわかりません。そこが面白いところです!人によってはアンディは本当は罪を犯していて最後は他人を自殺まで追い込み、脱獄するというサイコパス気質を感じるのもありです。アンディは本当に無罪で長い刑務所生活を罪を着せられながら切り抜け、脱獄するというただただ感動を感じるのもまたあり。
人それぞれ想像ができて多くの楽しみ方ができると思います😊
この作品の素敵なところは希望を持つことの素晴らしさです。そしてどんなつらいときも芸術(この映画では音楽ですね)が心の糧になってくれること。とても多くのことを学ばせてもらいました。
さすが名作!じわーっと沁み渡る良さ。
かなり有名な作品なのに今まで見たことがなく、Amazonプライムに上がっていたので初めて視聴。
刑務所ものっていうと、私にとっては「グリーンマイル」やドラマの「プリズン・ブレイク」が代表的な作品だったけど、この作品もまた刑務所内の環境の厳しいこと。。普通なら心が折れてもおかしくない状況で希望を持ち続けたアンディは本当にすごいし、周りにも観てる側にも希望を与えていました。
アンディがすごいのは勿論なんだけど、それもレッドが居てこそというか、彼のアンディへの思いやりや友情がまた沁みました。
ワクワクしたり、可愛そうでつらくなったり、胸糞悪くなったり、温かい気持ちになったり、涙がボロボロ出るような映画ではないけど観てる側の心が忙しくて観終わったあとの満足感が半端ない映画でした。
「必死に生きるか、必死に死ぬか」そうアンディが残した言葉へのレッドの答えも素敵でした。
生涯ベスト1級の不朽の名作。何度見ても面白い。
生涯ベスト1。何度見たことか。
牢獄の中という絶望的な環境下で、どんなに辛いことがあっても決して諦めない、希望を失わない、頭の中の音楽は誰にも奪わせない、そんなアンディを見るたび、勇気をもらえる。
最後にあっと驚く展開、そこに至るまでの苦悩、各キャラクターたちのユニークさ、俳優の演技、物語のまとまり、心に響くセリフたち、その全てが素晴らしい。
自分の一番好きなセリフは、「希望はいいものだ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。」というアンディの言葉だ。彼はある意味希望は滅びない、という信念があったからこそ、正気を保てたし、なんとか生きていたんだろうと思う。いつかは脱獄できる、いつかはここから抜き出せる、そういう希望にすがってあの地獄を生きていたのだ。
レッドの言うように、希望は危険なものだ。期待して裏切られると、そのギャップに苦しめられる。でも、そうじゃない、希望を持つことこそが生きることだ、とアンディは教えてくれているのだ。彼のように生きていきたい、と本気で思っている。
心が震える名作
泣けるところたくさんありすぎて、涙腺がもたない
間違いなく一番泣いたのは
『ブルックスここにありき』のくだり。切な過ぎます。
ラストシーンの感動と言ったらなかった。
あの海の青さも手伝って、切ないくらい感動する。
初めてこの作品を見たのは今から15年前。
年に1回は必ず見てしまう。
名作を観る月間
最近過去の洋画で名作を見漁っている。8月の鯨に行きたくなって来た。良いとは聞いてたけど、刑務所の話という事しか頭に入れず見始める。グリーンマイルよりも私はこっちが好みだった。
アンディの頭の良さ、希望という言葉、牢屋の中の磨かれた石とポスター、整備されて行く図書室。
屋上のタール塗りのあとにダラダラとみんなで飲む冷たいビール。
刑務所の中なんだけれど、不思議と、なんかいいなぁと思うものがたくさんある。
そして、長いことその壁の中にいた囚人の、釈放後の苦悩。
レッドとアンディのやり取りがほんといい。アンディの最後全部持っていってしまう快進撃と、最後の海辺のシーンなんか爽快。
どんな状況でも希望は奪えないということ。時間がかかっても手に入れられること。いい映画だほんとに!
こりゃ名作になるわ!
「頑張って生きるか、頑張って死ぬか。」
「希望は良いものだよ。良いものは消して滅びはしない。」
映画に出てくるセリフが何度も心に響いた。
ラストに、アンディーと出逢えたシーンではとても感動した。
刑務所のドラマにプリズンブレイクがあるけど、あれとは全く違う面白さがあった。
名作になる理由も、評価が高い理由も納得できる映画でした。
京成ローザ、ありがとう。
リバイバル上映で、初の映画館での鑑賞が叶った。
何度も観ている大好きな作品だが、久々だったこともあり、細かく抜けてる部分もあって、より楽しめた。
冤罪で終身刑。
昔は今よりずーっとあったんだろうな、あの手の不運。
彼は優秀な白人なのに不運でそうなったのだから、差別されていた側の人なら尚更そうだったろう。
レンタル可能になった当時は若くて分からなかった一番大きな部分は、あの若さからの20年という月日の重み、人生の軸を決めるあの貴重な20年を、何でもできるエネルギーの可能性に満ちたあの素晴らしい20年を、不運で押し殺せる彼の人間力。
穴を掘るだけで平常心が保てたあの強さ、冷静さ、聡明さ。とても私には無理だ。
周りの人がバランスよく?ダメで、弱くて、情けなくて、卑怯で、彼にも時々ワッと押し寄せる怒りの限界のような言動、人の多面性をよく表してるなと改めて感じました。
ラストが救われるところがまた良い。
名作はいつも何かを与えてくれますね。
名作
名作として有名なので観た。
アンディーが刑務所で上手く活躍していき、立場を作り上げていくところが観ていてワクワクした。
何十年も刑務所にいた老人の出所や、
レッドが"更生"について語る場面など、魅力的なシーンが多かった。
同じく、刑務所が舞台の『プリズン・ブレイク』などのアクションものとは違って、脱獄シーンもあっさりしていて、仲間の裏切りの連続なども無く、いい人ばかりだった。
しかし、刑務官の賄賂や権力の濫用などの描写があり、そこのあたりが刑務所が舞台の作品に共通してみられる、悪の部分かと感じた。
この作品は、出所後の元囚人の生活に対して問題提起しているとも感じた。
最後のアンディとレッドが海辺で出会うシーンには"自由"を想像させられた。
名作【ネタバレ】
名作ならばネタバレ無しで見た方がいいということをよく聞くけど、本作はそれを体現していました。脱獄や希望といったキーワードも何も聞かず、感動するよという言葉も聞かず、名作と聞いていたから見てみたという気持ちで見ました。普段あまり泣かないですが、少なくとも2回は泣いてしまいました。ブルックスが亡くなった時は、ただただ50年という月日がどれだけのものかわからず想いを馳せることはできても体感出来ることはほぼ確実にないことなのだろうと感じ、無力感に打ちひしがれ泣きました。2回目はもちろんラスト。語りたがらないアンディーが優しく語りかける口調で「希望を持って生きても良いんだよ」と言わんばかりの素敵な展開で思わず号泣。心底泣いてしまいました。優しさ安らぎ希望を与えられるような人になりたいとこの映画を見て深く感じました。
「希望」とは。
何十年間も同じ場所で
同じ人間関係のなか、同じようなことをやっていると
人は慣れ、それが当たり前になってしまう。
自分の未来への希望を忘れ
ルールに従って動く事が楽になってしまう。
主人公が刑務所に入ってきた時、
強い意志を感じたり
酷く厳しい顔つきに見えたのは
本当に人を殺してしまったからそう見えるんだと思っていたけど
違う。
刑務所に入れられ人生終わった。と決めずに
自分を信じる。
希望を信じる。
その姿だったんだ。
自分の未来を信じて
本当にやりたいこと、希望を忘れずに
懸命に生きていた。
塀の中の刑務所の話だけど、
これは塀の外の自分たちにも同じことを言える話ではないかと思った。
自分自身で
自分のまわりに堀を作って固めていないか?、と。
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