ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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生きる勇気をもらえる普及の名作「両手を広げて空仰ぎ系映画」
名作は色褪せない。
大雨の中、両手を広げて空を仰ぐ男のメインビジュアルが印象的な本作品。実は、先日観た映画「シャイン」と本作品をごっちゃにしていた私…。映画好きを公言するには恥ずかしすぎる事実でございます…😅
「両手を広げて空仰ぎ系映画」すこぶる生きる勇気をもらえる名作ということで、2作品まとめてオススメ致します🫡
「シャイン」→「ショーシャンク」
「ショーシャンク」→「シャイン」
順番はどちらからでも構いません!できれば、クライマックスでやってくる盛り上がりどころ「両手を広げて空を仰ぐ」シーンでは、思い切り真似してみるのもオススメです♪
「ショーシャンク」というのは、架空の刑務所の名前で、物語は長年刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情をベースに、彼が獄中で巻き起こす奇跡やいつの日も決して失わなかった希望と彼のその生き様を描いています。
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされ、公開30年たった今なお、多くの映画ファンに愛される名作として語り継がれています。日本では1995年に初公開され、2022年には4Kデジタルリマスター版で公開されました。
メインビジュアルの両手を広げて空を仰いでいる彼の姿こそが、映画の主題を意味しており、とても大切なメッセージです。たとえどんな苦境にあっても、決してうつむかずに、上を見上げて希望を失わない。
現実ではありえないフィクション感は否めないとしても、伝えたいメッセージは決してぶれずにまっすぐです。鉱石用の小さなハンマーが途方もなく遠い道に思えた脱獄への希望の道を少しずつ掘りすすめたように、諦めない限り、希望はそこにあり、自由は彼を待っているのだとこの映画は教えてくれます。
選択肢は2つ、
「必死に生きるか?」
「必死に死ぬか?」
答えはもう分かっていますね。
両手広げて空仰ぐ系「シャイン」含めて、両作品とも観て損はない名作映画ですので、これを機会に是非ご覧になってみてください♪
希望は良いものだぞ
良かったんだよなぁ
なんなんだろう
何が良かったんだろう
でも間違いなく面白かった
140分以上あるのに中弛みしない
飽きもせずダレることもなく見れる
話の展開、絵力、結末、落とし所がちゃんとしてる
無実の罪を晴らし真実を白日の元に晒すのを諦めて、
持ち前の教養を活かして刑務所内で成り上がりが始まり、なんかうまいこといくんかと思いきや終身刑囚人の悲しさを実感させられ、所詮は搾取されるだけであり死こそが開放なのかと思いきや、しっかりと管理者に一撃喰らわせるカタルシスを視聴者に与える!
希望って生きる原動力だわ
ほんっっっっと、面白かったわ!
ああ、こりゃ名作だ
みんな評価するだけはあるわ
1995年の作品かよ
どうりでモーガンフリーマンが若いわけだわ
モーガンフリーマンっぽいやついるなと思ったら本人だもの
やっぱり名作って見るべきなんだな
もっと名作に触れよう
いやぁ、映画って本当にいいもんですね
それでは、みなさん さよなら さよなら さよなら
地味だけど派手な映画
改めてレビューするほどでもない名作なんですが。
屋上で囚人たちがビールを飲むシーンが圧倒的に良いですね。看守の税務相談に乗ったアンディが、報酬として仲間にビールを振る舞わせます。しかも自分は飲まない。過去との決別と信念の貫きがそこにあり、“自由の味”を仲間に分け与えながら、彼の心はすでに外を見据えていたのですね。
本作は脱獄モノではあるけれど、爆破も銃撃もないです。あるのは、アンディの静かな執念と、積み重ねた信念。それが脱獄という形で成就します。
そして最も有名なあのシーン。豪雨の中、両手を広げて空を仰ぐ姿。それは希望が現実になった瞬間。屋上のビールから始まった“自由の味”をようやく味わうことができた場面です。
見た目は地味で展開も静か。でも主人公が信頼を得ていく過程にはしっかりとしたカタルシスがあり、伏線の回収も見事。気づけば静かな男が誰よりも鮮やかにヒーローになっている。
決して派手ではないのだけど、物語の構造も感情の起伏も、実はかなりてんこ盛りで派手な作品。静けさの中に熱量がぎっしり詰まっている映画なのです。
評価 ★★★★☆
タラレバレバニラ
本来でしたらもっと評価されるべき作品なのですが、
今日この映画の評価は、飽くまでもある種のタラレバ効果でありまして、物事がある一定通りに秩序だって運行された場合でありまして、作品の内容や、結末以前に、アンディ・デュフレーンの長い刑期の不透明さこそが謎でして、所長や刑務官達の税務処理や資産運用を一囚人であるアンディに任せ、極めて低い確率で彼は脱獄に成功するのですが、話が出来過ぎておりまして、確率論と致しましては説得力に欠けるのだと思います(;^_^A
単純に未完成な作品なのだと思います。
この手の映画には後に善き人のためのソナタという完璧な映画が公開されております、この映画を観た時、1~2時間は放心状態でした(;^_^A
70点
映画評価:70点
ずーっと見たかったけど、
中々重い腰が上がらず、
見ないでいた作品です。
ようやく見てみました。
確かに良作品でしたが、
前評判が先行しすぎたせいもあり、
想像を超えてこなかったというのが
正直な感想です。
起承転結もしっかりしていたし、
1つ1つが丁寧に作られていたので、
無駄がなかったのも良かった。
140分もありますが、
どれも重要な要素ですので、
長くも感じず楽しめました。
そしてモヤモヤしていた部分も、
最後にはスカッとさせてくれるのも
この作品をここまでの評価にさせる賜物なのでしょうね。
文句のつけようもありません。
じゃあ、なぜ70点止まりなのか?
私の70点って、めちゃくちゃ高評価なので
別に70点って凄い点数なんですけど、
理由は「綺麗すぎる読み物」だったからです。
最初から最後まで、
ずっと想像通りの綺麗な展開、
ここにコレが欲しいというものが
ズバッと決まって気持ちが良い。
その反面、作り物なんだなと思ってしまうんです。
この感動も、この応援も、
きっと制作側に誘導されてるんだろうなぁって、
それくらい完成されていました。
贅沢な話しですね。
【2025.9.3観賞】
せつなさと勧善懲悪
公開時に勧めてもらったのに観に行く機会がなく、1年ほど前に今更ながらネトフリで鑑賞しました。
当時、漫画などでみることがあった米国の刑務所の厳しい状況が描写され、それを背景に何人かの人間の弱さ・強さ・賢さが示されている。刑務所にいてもまだ悪事を働く者、仲間と生きる者、看守側の、、、そして友情と盛りだくさんでラストは信頼しあうもの同士のすてきな関係をハッピーエンド的にみせているので後味が良い。
何人かほんとうにひどい人間がでてくるが、この人たちは本当に悪の面しか持たないのかと感じるところだけが気になるところで、役柄にぴったりな主役のルックスの良さも相まってすっきりできて人に勧められる作品であると感じている。
男の友情
何度でも観たくなる、自分に問いかけてくる名作
時代が流れても
希望は永遠の命だ
Stand by meと原作の方が同じなのですね。すごくすごくよかった…!名作と呼ばれる理由が分かる、人生観を変えられる映画。希望を信じたくなる作品。
恋人を殺した罪を着せられてショーシャンク刑務所に投獄される無実のアンディ。そこでモーガン・フリーマン演じるレッドと出会う。
冤罪で何十年も牢の中にいることを強いられたのに希望を信じ続けた男を隣で見ていると、不思議と希望を信じてみたくなるものなのかもしれない。「更正というのは国が作った言葉だ。後悔しない日などない。罪を犯したその日からだ。」
必死に生きるか、必死に死ぬか。レッドの仮釈放面接時の答えが変わったのはレッドが必死に生きることを選択した気持ちの現れだった。
「レッドもここにありき」
あの部屋で死ぬことを選択したブルックスとの対比が残酷で美しかった。
どうしても必死に死を追い続けてしまう刑務所の中で、ただ1人だけ希望を追いかけるアンディ背中は本当に光って見えたんだろうな。脱獄時、彼は泥だらけだったけど名シーンとして語り継がれるくらいには誰よりも輝いていた。
爽やかな友情、そして最後には救われる脱獄映画でした
史上最大のモンスター
ごく最近になってこの作品がスティーブンキング氏の作品だと知った。
彼はホラー以外の作品も書くのだろうか?
あの「スタンドバイミー」にさえ、時間という名の怪物が描かれていた。
枠を広げたら、まあ人間の根幹にある邪悪さを怪物として描いたとも取れるが…
この作品は20代中盤のころに見たきりだったが、最近岡田斗司夫さんがYouTubeでこの作品の最初の10分を解説していたのを見たのでもう一度見たくなった。
さて、
この作品はレッドによるクロニクルという方式で物語が紡ぎだされている。
おそらく彼は当時を振り返ってこの物語を書いたのだろう。
刑務所に入って30年 すでに彼の家になってしまっている。
レッドは最初から主人公アンディに妙な魅力を感じる。
つまりこの物語の視点はレッドだ。
レッドは収監されている身としての自分や同じ囚人、刑務官、そして仮釈放審査委員会などを通じて「現実」というものを非常によく分析している。
彼はこの時代のこの世界の一般常識に当たる。
彼は3度目にしてようやく仮釈放されるが、他の囚人同様それは非常に困難なこと。
ブルックス爺さんは50年収監されて外に出たものの、高度成長期のアメリカはまったく別世界で、ついに自殺する。
これが彼らの現実だということを、レッドは重々承知していたのだろう。
この囚人という彼らにとって、自由を管理される場所は最初こそ苦痛ではあるが、やがてそれに慣れればそこがマイホームになってしまう。
一般的な人間性というものがそこでどのように保つことができるのかは、体験しなければわからないのだろうが、少なくとも適応する以外にはないだろう。
彼らにとって生きるすべは服従しかない。
それ以外の選択は、即独房や虐待を受けることになる。
さて、、
アンディは刑務官のボスの相続に関して知恵を授けたことが原因で、服従しかなかった刑務所に新しい風を送り込んだ。
それはやがて刑務所の図書館へつながり、所長の脱税と運営資金の洗浄の補助をすることになる。
やがてトミーが入所、彼の高校卒業資格を手伝う。
彼からアンディ自身の無罪情報を得るあたりのプロットも素晴らしかった。
そのことで所長に掛け合ったアンディは、そこで初めてこの世界の現実を思い知らされる。
しかし彼はその知恵でこの状況からの大どんでん返しを画策し始めた。
アンディはレッドにそのことを「希望」というたった一言で表現した。
『希望』
これこそがこの作品の中の巨大な怪物に違いない。
これさえあれば、それがどんな方法であっても、その苦しい状況を打破できるのだ。
キングは、このことを我々に教えたかったのだと思った。
この作品はホラーではないが、ホラーに匹敵するほどの怪物が存在していた。
その予兆が屋上作業でのビールであり、図書予算200ドルと古本の寄贈だ。
普段ビールは飲まないが、このシーンを見れば不思議に飲みたくなってしまう。
アンディが毎日州議会に手紙を書いて200ドル手に入れた時、私の頭の中に浮かんだ言葉が「成功」だった。
成功という意味の真意をそこに見た。
彼は冤罪だったかもしれない。
不運というイレギュラーは必ず人生で体験する。
その苦境に適応してもなお、「生きるのに励むか、死ぬのに励むか」という課題は存在する。
絶望しながら死を持つ生き方
それが嫌なら、いったい何がいいのか?
そこを明確にビジョンに描く。
絶望の中の夢 過去のない場所 ホテルに海 船 メキシコ湾
それらが焼き鳥の串のように一直線で思い描けたとき、その心の方位磁針に従って行動せよ。
そうすれば希望という名のモンスターがお前を導くだろう。
レッドは3度目でようやく仮釈放されるが、あのブルックスの部屋に残された文字に彼もまた現実を突きつけられていた。
ショーケース越しの拳銃と方位磁針
この両者の選択
レッドは、アンディの言葉を思い出す。
『希望』
そして彼はその希望というモンスターの存在を信じてみることにしたのだろう。
いま見ても素晴らしい作品だった。
当時はなんとなく面白かったに過ぎなかったが、また別の視点を自分の中に見た。
『希望』
この心の中に住むモンスターの力を私も信じてみたくなった。
生涯で最高の映画
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