ジャニス

劇場公開日:

解説

60年代を代表するロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンの姿を捉えたドキュメンタリー映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはF・R・クローリー、監督はハワード・アルクとシートン・フィンドレイが担当。作品は、ジャニスがレコード・デビューするきっかけとなったモンタレー・ポップ・フェスティヴアルから、70年のトロントでのコンサート、死の数週間前に訪れた母校であるテキサスの高校の卒業10周年の会での姿などを通して、ジャニス・ジョプリンという人間を浮き彫りにしてゆくというもの。

1974年製作/アメリカ
原題または英題:Janis
配給:アップリンク
劇場公開日:1990年3月19日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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映画レビュー

4.0ロックファンなら当然観るべき

2019年1月27日
Androidアプリから投稿

ロックが好きなら一般教養として必修の映画
希代のロック歌手ジャニス・ジョプリン、彼女の人となりがその貴重なライブ映像と共に映画となっている

決して美人ではない
化粧気の全くない顔、大して手入れも櫛を通していないロングヘア、ダサイ服装
結構小柄、太っているわけではないが、スタイルがいいとは全く言えない
だからアイドルでは絶対にない

しかし彼女は永遠のロックアイドルなのだ
ヒッピー文化の最先端、中心にいて牽引した偉大な女性ロック歌手
その姿が本作に残されている

その本質はその辺にいそうな等身大のとても可愛い女性なのだ
それでありながら、時代の空気を体現したロックの天才歌手だったのだ

永遠の名曲サマータイムはその録音スタジオでの収録光景も収められている
スタジオでスタッフやバンドメンバーと自分の求める音を追求して揉めるところまで観ることができるのだ

ジャニス・ジョプリンが在籍したビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーのメジャー・デビュー作にして名盤『チープ・スリル』(1968年)の50周年記念エディションも発売された
このアルバムは全米1位を獲得し、8週間も1位に居座り続けた名作なのだ

そして本作もブルーレイで発売となった
東京大阪のライブ会場でその記念上映会も行われるという

彼女は1970年27歳で麻薬死する
本作ではその直前の姿まで観ることができるのだ
本作で半世紀前の彼女を観れば、今もどこかでこのままの姿でライブをしているかのように思えてくるのだ

この機会に彼女を知る人が増え、再評価されることを期待したい

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あき240