史上最大の作戦

ALLTIME BEST

劇場公開日:1962年12月15日

解説・あらすじ

第2次世界大戦で連合軍の勝利を決定づけたノルマンディー上陸作戦を、壮大なスケールで描いた戦争巨編。コーネリアス・ライアンによる同名ノンフィクションを原作に、名プロデューサーのダリル・F・ザナックが巨額の製作費を投入して映画化。第2次世界大戦末期の1944年6月。ドイツ軍は連合軍のフランス上陸に備え防御を固めていたが、司令官ロンメル元帥は折からの悪天候を理由に近日中の侵攻はないと判断する。一方、イギリスで連合軍を指揮する最高司令官アイゼンハワーは、上陸作戦の決行日“D-DAY”を決定しようとしていた。キャストにはジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダら豪華俳優陣が集結。1963年・第35回アカデミー賞で撮影賞と特殊効果賞を受賞した。

1962年製作/179分/アメリカ
原題または英題:The Longest Day
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1962年12月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 アカデミー賞(1963年)

受賞

撮影賞(白黒) ジャン・ブルゴワン ワルター・ウォティッツ
特殊効果賞  

ノミネート

作品賞  
編集賞 サミュエル・E・ビートリー
美術賞(白黒)  

第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
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映画レビュー

4.5 ひたぶるに うら悲し

2025年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

驚く

第二次世界大戦における連合軍の大規模反攻作戦(オーヴァーロード作戦)を描いた戦争映画。各国軍のパートを3人の監督がそれぞれ分担して制作しているからか、この年代の映画にしてはドイツを極端な極悪集団やマヌケな軍隊として描いておらず、プロパガンダ性も薄いので純粋に史伝映画として見やすいものとなっています。

ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ショーン・コネリーなど豪華大スターが出演しており、またこの映画に出たことで名を広めたという人も数多くいます。1960年代、カラーフィルムでの撮影が主流になってきた当時ですが、あえて白黒フィルムで撮影されているのも特徴で、これが逆に戦時映像のようなリアリティを感じさせており、自然と自分が1944年の西部戦線へと引き込まれるような感覚があります。物語は米英仏・ドイツ軍双方の視点で進行し、全体を俯瞰する構成になっているため、特定のキャラクターの成長やドラマ性よりも、戦争そのものの「全体像」を描くことに重点が置かれています。登場人物の多さに圧倒される部分もあり、「人間ドラマ」という点では『戦場にかける橋』などと比べるとやや物足りなくに感じるでしょう。

正直に言うと、戦闘シーンは後年の戦争映画を知っていると見劣りする部分もありますが、それでも60年前の作品とは思えないほど迫力があってスケールが大きく、編集のテンポも優れているため、3時間の長尺でも退屈する部分はありませんでした。

エンターテインメント性よりも史実と映像美を重視した硬派な大作で、戦争映画ファンなら一度は観ておきたい名作です。

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トビー

3.0 連合のいちばん長い日

2025年9月16日
iPhoneアプリから投稿

思ったより掘り下げようがないノルマンディー
あとドイツ下げ

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mehy

4.0 様々な視点で

2025年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 冒頭からあちこちの状況を描き、登場人物が多すぎて困ってしまう。それでも英語とドイツ語、そしてフランス語を使い分けているのでどちら側かはわかりやすい。落下傘で投下されたゴム人形のルパートなんて面白い。

 熾烈を極めたオマハビーチ上陸作戦。『プライベート・ライアン』ほど悲惨には描かれてなかったけど、オマハだけが被害甚大だと何度も言うので思い出してしまった。海岸での銃撃戦より市街戦のほうが派手で、空撮も取り入れかなりのスペクタクル。個々の俳優をクローズアップすることもなく、戦争の激しさを伝えてくれる。

 連合軍、ドイツ軍も均等に描いているので、アメリカ万歳も感じられないが、欲を言えばレジスタンスやフランス市民をもう少し描いてほしいところだ。

【2008年ケーブルテレビで鑑賞】

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kossy

4.0 お金と時間と人と

2025年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

驚く

ドイツ軍とアメリカ軍の対比がよく描かれていて長時間にもかかわらず面白く感じた。
しかし、あくまで戦争が題材で劇中での死者の数は数えられないくらいで実際の景色はもっと血なまぐさいものだったに違いない。

とくに落下傘部隊で誤って町中に落ちた兵士たちの悲惨さは戦争の怖さを如実に物語っている。
史実に基づいて作っているのだろうがあえて反戦映画と思いたい。
まだ、無名のショーン・コネリーが見れるのはうれしい。
でもその年には007の主役をやっていてびっくりするなあ、もう!である

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共感した! 3件)
♪エルトン シン

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