サンシャイン

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解説

腫瘍のために二十歳の若さで世を去ったジャクリーン・ヘルトンがテープレコーダーに遺した日記をもとに描くラブ・ストーリー。製作はジョージ・エクスタイン、監督は「サブウェイ・パニック」のジョセフ・サージェント、脚本はキャロル・ソビエスキー、撮影はビル・バトラー、音楽はジョン・デンバー、編集はバッド・スメールが各々担当。出演はクリスティナ・レインズ、クリフ・デ・ヤング、ブレンダ・ヴァッカロ、メグ・フォスター、ビル・マミー、リンゼイ・G・ブッシュなど。

1973年製作/アメリカ
原題:Sunshine
配給:ユニヴァーサル映画=CIC

ストーリー

サム(クリフ・デ・ヤング)は想い出のロッジにたたずみ、恋人との楽しかった日々を思い出していた。サムがケイト(クリスティナ・レインズ)と最初に会ったのもこのロッジだった。ここは、自然や歌や自由を愛する若者たちが集まる広場で、ケイトはそんな若者たちとの生活を楽しんでいた。サムがケイトの従兄ウイバー(ビル・マミー)に連れられてきたときも、みんなは彼を暖かく迎えてくれたし、慣れない彼を、ケイトはいろいろと面倒みてくれた。いつしか二人は身の上話をするようになっていった。ケイトは、自分は14歳のときに家を出て、16歳で結婚したが別れて、今お腹の中にその人の子がいるといってサムを驚かせた。やがてサムの付き添いでケイトは無事女の子を産んだ。結婚式も挙げずにサムとケイト、赤ん坊のジルの3人の生活が始まった。だが、幸せな日々は長く続かなかった。ケイトが右足の痛みを訴え、診断の結果、腫瘍に犯されていることが判明したのだ。それもかなり悪化していて、足を切断しなければ命が危いという。だがケイトは足を切断するなんて我慢できなかった。サムは彼女を大病院へ連れて行くことにした。女医のギルマン先生(ブレンダ・ヴァッカロ)はケイトの願いをきき入れ、薬剤治療や放射線治療などで悪化をくいとめることにした。そんな中で、二人は改めて結婚式を挙げることにした。しかし、薬の副作用で気分のすぐれないケイトは、日増しにノイローゼ気味になっていった。そんな彼女を見て、ギルマン先生は自分の思っていることをサムやジルに言い残すためにテープレコーダーに吹き込んで日記がわりにすることを勧めた。日毎に大きくなって行く苦痛と闘いながら、ケイトは日記に自分の声を吹き込み続けた。それには、愛ということ、妻ということ、死ということなどが語られていた。その頃、サムはやっとのことで仕事を探し出した。週2回、クラブでウイバーたちと歌えることになったのだ。だが、ケイトの症状は悪化の一途をたどっていた。とうとうサムはケイトが死んでゆくのを見守るのに耐えられないと、病院から出て行ってしまう。ケイトはありったけの力で、最後の録音をした。それはギルマン先生とサム、ジルへの感謝の言葉だった。病院から飛び出したサムがアパートに帰ってくると、入口にジルとノーラが立ちすくんでいた。「死んでしまったんだね」というサムの言葉にうなずくノーラ。何も知らないで無邪気に遊ぶジルをバイクに乗せたサムは悲しみをかき消すように爆音をたてて、どこまでも走り続けるのだった。

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